ポールポジションからしか勝ってないルクレール、他のドライバーは予選何位から勝ってる?

調べてみた
© formula1
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ベッテルが、予選3位以上からしか勝ってないのは有名だと思いますが。

その他のドライバーの優勝時の予選最低順位、調べてみることにしました!

 

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今日から、ゴールデンウィークに突入された方も多いと思います。

皆さん、どのようにして過ごされていますでしょうか?

 

管理人はこのような大型連休には、これまでのF1のデータを眺めるのが大好きで。

そのデータを見ながら、いろんな妄想をしたりするただの変態です(笑)

 

今日は何のデータを見ていたのかというと。

まず、先日のエミリア・ロマーニャGPの録画を見て。

『ルクレール、やっぱりポールポジション以外からは勝てないなぁ』

 

お気づきの方も多いかもですが、ルクレールがこれまで挙げた4勝って。

すべてポールポジションからのスタートでしか勝っていないですよね。

 

 

ちなみに、通算53勝も挙げているセバスチャン・ベッテルは。

予選3位以上からしか勝ったことがない、ってデータは割と有名ですよね。

 

ルクレールも、もしかして同じような先行逃げ切りタイプなのでしょうか?

各ドライバーのF1優勝時の最低予選順位を列挙してみたら、何か傾向が見えてくるのかも?

 

ということで、さっそくデータをまとめてみたんです!

 

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F1優勝時、予選最低順位一覧

優勝時
予選最低順位
ドライバー 通算勝利数
1位 C.ルクレール 4 勝
P.マルドナド 1 勝
J.トゥルーリ 1 勝
2位 F.マッサ 11 勝
M.ウェバー 9 勝
R.クビサ 1 勝
H.コバライネン 1 勝
3位 S.ベッテル 53 勝
N.ロズベルグ 23 勝
J.ヴィルヌーブ 11 勝
V.ボッタス 10 勝
J.P.モントーヤ 7 勝
R.パトレーゼ 6 勝
4位 M.フェルスタッペン 22 勝
D.ヒル 22 勝
G.ベルガー 10 勝
R.シューマッハ 6 勝
5位 A.セナ 41 勝
M.ハッキネン 20 勝
H.H.フレンツェン 3 勝
J.アレジ 1 勝
6位 E.アーバイン 4 勝
T.ブーツェン 3 勝
S.ペレス 2 勝
A.ナニーニ 1 勝
8位 N.ピケ 23 勝
G.フィジケラ 3 勝
E.オコン 1 勝
10位 D.リカルド 8 勝
P.ガスリー 1 勝
11位 D.クルサード 13 勝
12位 N.マンセル 31 勝
13位 A.プロスト 51 勝
14位 L.ハミルトン 103 勝
J.バトン 15 勝
J.ハーバート 3 勝
O.パニス 1 勝
15位 F.アロンソ 32 勝
16位 M.シューマッハ 91 勝
17位 K.ライコネン 21 勝
18位 R.バリチェロ 11 勝

赤字:現役ドライバー

(調査条件)

  • 1987年以降に優勝を挙げたドライバーを対象に調査
  • 2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP終了時点

 

管理人がF1を見始めた、1987年以降に優勝を挙げたドライバー。

優勝時における、最低予選順位を順に並べてみたんです。

 

ただし例えば、1勝しか挙げていないドライバーはそのレースが予選最低順位となるので。

ちゃんと生涯通算勝利数もあわせて、分かるようにしています。

 

まず、赤字の現役ドライバーについて見てみると。

 

ルクレール同様、ポールからのスタートでしか勝ってないドライバーは2名居ました。

でもマルドナドもトゥルーリも、通算勝利は1勝でそのレースがポールだっただけなのであまり意味は無いことが分かりますね(笑)

 

 

53勝も挙げているのに、予選3位以上からしか勝ってないベッテルのデータはやっぱり目立ってますよね!

後方に沈むとオーバーテイクに苦しむ、なんて批判も当時ありましたが。

でも予選が滅法速かったので、このような先行逃げ切りタイプになるということだと思ってます。

 

 

フェルスタッペンが、予選4位以上からしか勝ってないのは意外な気がしましたが。

でもよく考えたら通算勝利数の半分以上は、昨年と今年に挙げたものなので。

今後勝利を積み重ねていけば、ハミルトンやアロンソのようなもっと後方からの優勝なんていうのも増えていくのかもしれません。

 

 

ベッテルも、最初の4勝はすべてポールから!

 

データを見てて、面白かった点をいくつかご紹介します。

 

まずベッテルについて、初優勝はこの管理人が現地観戦した2008年イタリアGPです。

そこから4勝目までは、ルクレールと同じくすべてポールからのスタートでした!

 

予選でとんでもなく速いところと、先行逃げ切りのレーススタイルは。

初勝利のころから、確立していくものだということかもしれませんね!

 

 

マッサ、11勝中8勝がポールスタート!

© Formula1 Twitter

 

今回調べてみて、もっとも先行逃げ切りタイプかな?

と思ったのが、こちらフェリペ・マッサです。

 

マッサはなんとベッテルやルクレールを上回る、初勝利から5勝目までがポールからのスタート!

その後11勝まで通算勝利を積み重ねますが、ポールスタート×8回、2位スタート×3回と。

 

10勝以上も挙げたのに、フロントローからしか勝ってないんです。

 

そういえばマッサって以前調べましたが、左回りサーキットにも強かったです。

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「左回り」「フロントロースタート」という特定条件で、滅法速かったドライバーと言えるかもしれませんね!

 

 

セナ、4位以下からの勝利は生涯2回だけ

1990年アメリカGP:予選5位

© formula1

1993年ヨーロッパGP:予選4位

© formula1

 

オールドファンにとっては、ポールからの先行逃げ切りと言えば。

アイルトン・セナを思い出される方も多いのではないでしょうか。

 

セナ優勝時の、最低予選順位を詳しく見てみると。

4位以下からのスタートはたった2戦のみでした。

アレジと死闘を繰り広げた1990年アメリカGPと、あの伝説のオープニングラップごぼう抜き1993年ヨーロッパGPです。

 

それ以外は、ベッテル達と同じようにすべて3位以上からのスタートで。

その多くは、ポールポジションから勝利しています。

 

やっぱり予選が滅法速いドライバーだと、このデータでは上位に来る傾向にあることが分かりましたね!

 

 

やっぱり光る、ライコネンの2005年日本GP

 

そして最後に、後方からの優勝について。

 

今回調べた1987年以降では、バリチェロの「予選18位からの優勝」が最も後方からのスタートでした。

でもこれはレース途中で、なんと人がコースに進入してくるという異例の事態があった2000年ドイツGPです(笑)

なので、ちょっとイレギュラーかなと思います。

 

ほか後方からの優勝は、ほとんど雨絡みだったり。

アロンソの15位からの優勝も、悪名高き2008年シンガポールGPのクラッシュゲートによるものなので。

 

次点の「予選17位からの優勝」を遂げた、キミ・ライコネンの2005年日本GP鈴鹿はやっぱり輝いていますよね!

 

こんな歴史に残るレース、最終ラップでの劇的オーバーテイクを生で観れたなんで。

やっぱり一生の宝物だと、このデータを見てあらためてニヤけてました(笑)

 

 

===

ということで、1987年以降のF1優勝時の最低順位データを振り返ってみましたが。

いかがだったでしょうか。

 

一部、管理人が気になったところをご紹介しましたが。

こういう調べたデータを眺めていると、いろんな妄想や思い出で半日くらい潰せちゃうんですよね。

やっぱり変態ですよね(笑)

 

ゴールデンウィークは、F1開催もありませんし。

ぜひ皆さんも、いろんなF1にまつわるデータを調べてみることで。

 

ちょっとマニアックだけど有意義な、長期休暇を楽しんでみてはいかがでしょうか(笑)

 

以上、ドライバーごとのF1優勝時・予選最低順位の調査データについてでした!

 


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