序盤4戦で一度もリードラップがないハミルトン、こんな異常事態は何年ぶり?

調べてみた
© eurosport.com
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今年のリードラップのデータを整理したのですが、ハミルトンが1周も先頭を走ってません。

こんな事態は一体いつ以来なのか、調べてみることにしました!

 

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ゴールデンウィークに突入し、今日は4月30日です。

 

若いファンの方は、ご存知無い方がほとんどだと思いますが。

28年前の今日、ローランド・ラッツェンバーガー選手がイモラでこの世を去った日です。

 

管理人がF1を見始めて、初めて直面した死亡事故です。

F1は常に生命の危険と隣り合わせ、どんな安全神話も存在しない、その日は突然やってくる。

そのことを絶対忘れずに、これからも毎年、この日はローランドのことを想いたいと思います。

 

 

さて、そんな中で大型連休ということで。

昨日に引き続きまたいろんなF1のデータを見てのんびりしてました。

 

今日は、2022年序盤4戦のリードラップについて。

データを整理して眺めて、またいろいろ調べたりして楽しんだり、妄想してたりしてました。

やっぱり変態ですよね(笑)

 

ということで、そのデータからなかなか面白い気付きもあったので。

今日一日、管理人が眺めてたデータや調べたデータをご紹介します!

 

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2022年第4戦まで)リードラップ一覧

 ドライバーRd1Rd2Rd3Rd4合計
C.ルクレール5530580143
M.フェルスタッペン0606369
S.ペレス0140014
C.サインツ20002
周回合計57505863228

 

まずこちらが、整理した2022年第4戦までのリードラップ一覧です。

ラップリーダーごとに、各GPでのリードラップ数と、4戦合計のリードラップ数をまとめました。

 

予想通り、フェラーリのルクレールが最多です!

4戦合計で228周のうち、143周(62.7%)もトップを快走していますよね!

 

でも実は、第3戦までだけで見るとさらに凄くて。

165周のうち143周(86.7%)もルクレールが先頭を走っていたんです。

 

第4戦イモラでのマックスのグランドスラム返しによって、レッドブルがいよいよ反撃の狼煙をあげ始めたこと。

このデータからも、はっきり分かりますよね!

 

 

昨年2021年と比較してみると?

© Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team

 

2022年のデータを、昨年2021年の同じ第4戦終了時点と比べてみました。

 

2021年)リードラップ一覧
 ドライバーRd1Rd2Rd3Rd4合計
M.フェルスタッペン2961054144
L.ハミルトン272341275
V.ボッタス0019019
S.ペレス0013013
 周回合計56636666251

4戦も終わる頃になると、シーズンの勢力図が見えてくるというか。

やっぱり上位2名は、最終戦までタイトル争いを繰り広げた両雄が圧倒的です。

 

なので今年も、ルクレール vs マックスのタイトル争いが濃厚と思えるようなデータですよね!

 

でも、少し(かなり?)違うところも。

 

昨年はこの時点でレッドブル・ホンダのマックスが、圧倒的なリードラップ(57.4%)を誇っていたにもかかわらず。

レース結果では、ここまでハミルトンが4戦で3勝・2位一回と異次元の強さを見せつけたシーズン序盤でした。

 

 

そのハミルトン、なんと2022年は序盤4戦で1周も先頭を走っていないことが分かりますよね。

こんな異常事態って、記憶に無いです。

 

一体何年ぶりなんででしょうか?

最強メルセデス時代が始まる前年の、2013年以来ですかね?

 

 

ハミルトン、序盤4戦リードラップ無しは何年ぶり?

© みんなでF1

 

ということで、いつ以来なのかを調べるために。

ハミルトンの開幕4戦における、リードラップデータをデビューイヤーまで調べてみました。

 

意外なリードラップが少ないシーズンもあったりして面白かったので、いくつかご紹介します。

 

2016年)リードラップ一覧
 ドライバーRd1Rd2Rd3Rd4合計
N.ロズベルグ23565453186
S.ベッテル3100031
K.ライコネン30003
D.リカルド00202
L.ハミルトン01001
周回合計57575653223

 

この年はハミルトンのチームメイト、ニコ・ロズベルグが開幕から怒涛の4連勝。

その後、第5戦スペインGPでハミルトンとロズベルグがまさかの接触、双方リタイア。

 

そこから流れが変わり第6戦からハミルトンが7戦で6勝、追い上げを見せますが。

最終戦で、ロズベルグが逃げ切り初タイトル、そしてまさかの引退となったシーズンでした。

 

なんとあのハミルトンが、開幕4戦でたった1周しか先頭を走っていなかったなんて。

これは意外なデータ、意外なシーズンでした。

 

 

 

2013年)リードラップ一覧
 ドライバーRd1Rd2Rd3Rd4合計
S.ベッテル62165184
F.アロンソ6031037
M.ウェバー0320032
K.ライコネン2700128
A.スーティル1100011
L.ハミルトン40408
J.バトン02608
N.ヒュルケンベルグ00808
F.マッサ30104
N.ロズベルグ11024
P.ディ・レスタ00033
周回合計58565657227

続いて、管理人の予想した2013年です。

なんとこのシーズンは、序盤4戦で11名のドライバーがリードラップを奪う混戦ぶり。

 

そんな中でメルセデス移籍初年度のハミルトンは、しっかりリードラップを奪っていました。

特に第3戦中国GPは、ポールポジションも獲得しています。

 

ということで、管理人の予想はハズレてしまいましたね(笑)

では一体、いつ以来になるんでしょうか?

 

 

 

2010年)リードラップ一覧
 ドライバーRd1Rd2Rd3Rd4合計
S.ベッテル3323540110
J.バトン03303871
F.アロンソ1600218
N.ロズベルグ0001616
M.ウェバー02204
L.ハミルトン00000
周回合計49585656219

 

答えが分かりました、正解は2010年シーズンでした。

この年、ハミルトンは序盤4戦で一度もトップを走っていません。

 

この年は前年チャンピオンのバトンが、マクラーレンに移籍してきて。

開幕4戦でそのバトンが2勝を挙げて、さすがチャンピオンと言わしめたシーズンでした。

 

でもハミルトンもその後3勝を挙げて挽回し、最終的にはバトンを上回るどころか。

数字の上では最終戦までタイトルの可能性があった、そんなシーズンでした。

 

 

2010年のような挽回、復活を期待しましょう!

© Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team

ということで、ハミルトンが序盤4戦で先頭を走っていないのは。

『2010年以来、12年ぶり』

ということが分かりましたが。

 

この2010年と今年2022年、もしかしたら少しだけ状況が似ているかも?

 

前年チャンピオンではありませんが。

  • 若手有望株のラッセルがチームメイトとして移籍
  • 序盤4戦で、ハミルトンを大きく上回っている

という状況は似ていますよね。

 

この2010年、ハミルトンは序盤苦しんだものの、最終的にはチームメイトを上回り。

ベッテル、アロンソ、ウェバーとともに、最終戦まで四つ巴のタイトル争いを繰り広げました。

 

なので2022年も、まだ序盤4戦が終わっただけです。

ここから見事に挽回して、タイトル争いを搔き乱す、あのいつもの強いハミルトンを見たいです!

 

 

果たして2010年のようにここからリードラップを奪って勝利し、見事な挽回を見せてくれるのでしょうか?

ぜひこんなデータからの観点にも注目して、次戦以降もF1を楽しんでいくこととしましょう!

 

以上、ハミルトンの序盤4戦リードラップに関する調査データについてでした!

 


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