「スポンサー」だけでなく、部品提供「サプライヤー」、機材提供「テクニカルパートナー」まで。
2024年にF1チームをサポートする日本企業、9社の紹介です!
2024年F1シーズン、まもなく開幕します!
F1チームをスポンサーする企業も、確定しているので。
2024年にF1チームをサポートする日本企業一覧をまとめておきます!
2020年以降、当サイトでは毎年恒例で一覧をまとめています。
悲しいことに年々減少傾向で、昨年の10社から今年はさらに減って9社となってしまいました(涙)
でも今年は、「コマツ」のウィリアムズへのサポートが大きな話題になりました!
今後はこの流れも変わってくることを期待しましょう!
なおF1チームへのサポートの形態や手段は様々です。
マシンにロゴが貼られるいわゆる「スポンサー」形態が一番わかりやすいです。
それ以外にも、「サプライヤー」として部品を提供したり。
ファクトリーに機材提供する「テクニカルパートナー」などがあります。
なので、『F1チームへのサポート』の定義を以下として全チーム調査することにします。
(調査条件)
- パートナー企業として、各F1チームの公式ホームページへの掲載の有無で判断する
では昨年のコンストラクター順に、サポートする日本企業をご紹介していきます!
レッドブル:2社
プレシーズンテストでも好調で、2024年も圧勝でダブルタイトル獲得を目指すレッドブル。
昨年と変わらず、日本企業2社がパートナーとして公式HPに掲載されています!
本田技研工業株式会社
(ロゴ引用元:honda.co.jp)
ご存知ホンダです、引き続きパートナーとしてホンダ技研工業株式会社「HONDA」本体ロゴが掲載されています。
2021年限りでF1エンジンサプライヤーとしては撤退しているので、とてもややこしいのですが。
子会社HRCのサポートを通じ、昨年に引き続き今年も本田技研工業がテクニカルパートナーとしてサポートします。
パワーユニット名は今年も、ネーミングライツ権で「Honda RBPTH002」となります!
DMG森精機株式会社
(ロゴ引用元:dmgmori.co.jp)
工作機械製造の最大手企業。
WRCでのトヨタ、WECでのポルシェへのサポートなど、他のモータースポーツへの関与も深いです。
マシンにロゴ掲載はありませんがサポートの歴史は古く、2004年からレッドブルのテクニカルパートナーとして関わっています。
パーツ制作のための工作機械をファクトリーに提供し、2024年もサポート継続です!
メルセデス:1社
ハミルトンの離脱が決まったものの、王者への復権を誓うメルセデス。
昨年と変わらず、日本企業1社が継続サポートです!
株式会社エンドレスアドバンス
(ロゴ引用元:mercedesamgf1.com)
自動車部品メーカー。
マシンにロゴの掲載はありませんが、ブレーキ部品のサプライヤーとしてメルセデスをサポート。
歴史は古く、2000年代初期のB.A.R時代から継続してサポートしています。
フェラーリ:1社
2024年こそ、悲願のタイトル奪取へ向けて邁進してほしいフェラーリ。
昨年と変わらず、日本企業1社が継続サポートです!
日本特殊陶業株式会社
(ロゴ引用元:ferrari.com)
スパークプラグの製造メーカー、ブランドはご存知NGKプラグ。
歴史は古く、F1ではホンダの第一期F1参戦から供給開始。
フェラーリには1996年から供給し続けていて、日本企業の中でももっとも長期間に渡るF1サプライヤーです!
今年もサイドに「NGK」のロゴが輝いてます!
マクラーレン:無し
2024年後半戦の大躍進を、2024年にも繋げたいマクラーレン。
2022年までは、日本企業のヤマザキマザック株式会社がサポートしてくれていたのですが。
残念ながら、今年もこの無数の企業ロゴの中に日本企業は見当たりませんでした(涙)
アストンマーチン:無し
昨年シーズン開幕直後の好調、2024年も再現を狙うアストンマーチン。
昨年に引き続き、残念ながらスポンサーやサプライヤーとしてサポートする日本企業はありません。
ただし今年からの新スポンサー、イギリスの経済誌『FINANCIAL TIMES』について。
日本の「日本経済新聞社」の傘下企業となります。
なので、半分だけ?日本企業がサポートしている、と言えるかもしれません(笑)
アルピーヌ:1社
プレシーズンテストでは不調が伝わるも、きっと挽回してくれるであろうアルピーヌ!
旧ベネトン時代から長年サプライヤーとして支えてきた株式会社エリジオンさん。
残念ながら、今年のサポート企業一覧から消えてしまいました(涙)
よって、今年のアルピーヌへの日本企業のサポートは1社のみとなります。
ローランド ディー.ジー.株式会社
(ロゴ引用元:rolanddg.com)
コンピュータ周辺機器の製造および販売。
同社のインクジェットプリンターやカッティングマシン、3次元切削加工機をマシングラフィックの印刷やパーツ製作に活用しています。
リンク先に掲載の導入事例や、同社のプリンター活用が描かれているこの動画も一見の価値ありです!
ウィリアムズ:1社
新車発表時に、日本の「コマツ」のサポートが大きな話題になったウィリアムズ!
2024年はマシンのあらゆる場所に、大きく「KOMATSU」のロゴが輝きます!
株式会社 小松製作所
(ロゴ引用元:komatsu.jp)
日本の建設機械・鉱山機械の大手メーカーです。
F1との関わりは古く、1980年代から90年代にかけてウィリアムズやロータスをサポート。
コマツの企業HPにも、かなり大きなトピックスとして。
ウィリアムズとのパートナーシップに関して特設ページが掲載されています!
Visa Cash App RB:1社
我らが角田裕毅選手が所属する、アルファタウリ改め新生Visa Cash App RBチーム。
昨年までサポートしていた、日本の投資会社「Buzz Asset Management Ltd」のロゴが見当たらず。
どうやら撤退してしまったようです(涙)
よって、今年の日本企業サポートは1社のみとなります。
本田技研工業株式会社
(ロゴ引用元:honda.co.jp)
ご存知ホンダです、昨年に続きパートナーとして。
レッドブルと同様に、ホンダ技研工業株式会社「HONDA」本体ロゴが掲載されています。
なおレッドブル系ドライバー4名のうち、角田裕毅選手のヘルメットバイザーにのみ同社ロゴが掲載されます!
ステークF1:2社
2023年までのアルファロメオから、ステークF1として活動することとなる2024年。
日本企業サポートに変更はなく、2社が2024年もサポート継続です!
マレリ株式会社
(ロゴ引用元:sauber-group.com)
日本の自動車関連大手サプライヤーのカルソニックカンセイ。
イタリアのマニエッティ・マレリと経営統合し、2019年から同社名に変更。
ステークF1へのサポートは、旧マニエッティ・マレリ時代からの流れとなります。
三菱電機株式会社
(ロゴ引用元:sauber-group.com)
日本の大手総合電機メーカー、三菱電機グループの中核企業。
サポートの歴史は古く、2005年から三菱電機ヨーロッパ法人が中心となりサポート。
マシンにロゴ掲載はありませんが、通信システムやファクトリーの工作機械を供給しています。
ハース:無し
小松礼雄代表率いる新体制で、2024年は最下位からの飛躍を狙うハース。
残念ながらスポンサーやサプライヤーとして、ハースF1チームをサポートする日本企業はありません。
ビジネスに国籍は関係ないとはいえ、日本人の小松さんがチーム代表として率いるだけにこれは少し淋しいですよね。
まずはスポットスポンサーでも良いので、せめて日本GPでどこかの日本企業がサポートしてくれるなど期待してみましょう!
全チーム共通ホイール:BBSジャパン
最後に、チーム単体へのサポートではありませんが。
2022年から、全チームに共通ホイールを日本企業が提供しています。
なのでF1チームをサポートするという意味では、こちらの企業も加えないわけにはいきません!
BBSジャパン株式会社
(ロゴ引用元:bbs-japan.co.jp)
世界に先駆け、自動車用アルミ鍛造ホイールの量産化を実現。
F1用マグネシウム鍛造ホイールや超ジュラルミン鍛造ホイールなど。
どこにも真似のできない技術と品質で「BBS」ブランドとして確立、F1全チームを足元からサポートしてくれています!
まとめ:日本企業9社の一覧
No. | 会社名 | F1チーム |
---|---|---|
1 | 本田技研工業株式会社 | レッドブル |
Visa Cash App RB | ||
2 | DMG森精機株式会社 | レッドブル |
3 | 株式会社エンドレスアドバンス | メルセデス |
4 | 日本特殊陶業株式会社 | フェラーリ |
5 | ローランド ディー.ジー.株式会社 | アルピーヌ |
6 | 株式会社 小松製作所 | ウィリアムズ |
7 | マレリ株式会社 | ステークF1 |
8 | 三菱電機株式会社 | ステークF1 |
9 | BBSジャパン株式会社 | 全チーム |
F1チームごとに、サポートする日本企業を見てきました。
最後にまとめとして、企業単位での表にもまとめておきます。
『2024年に、F1チームをサポートする日本企業は9社』
ということになります!
ただし冒頭にも書いた通り、今回の調査については。
- 『F1チームの公式ホームページの掲載有無』
- 『全チームへ共通ホイールの提供』
この条件に合致する対象企業をリストアップしています。
でも、例えばこの9社以外にも。
などなど。
F1チームへのサポートという形では無くても。
ドライバーを介してF1に関わる日本企業も多く存在する、そのことはぜひご承知おきください!
ということで、2024年にF1チームをサポートする日本企業をチェックしてきました。
このところ減少傾向が続いていますが、今年はウィリアムズのスポンサーとして目立つ形でコマツのサポートが発表されたので。
ぜひ今後減少傾向が断ち切られ、新たにF1チームのサポートに名乗りを上げる日本企業を期待したいですね!
F1で戦う日本企業と言うと、多くの方は「ホンダ」をまず思い浮かべると思います。
でもホンダの他にも、こんなに多くの日本企業がF1チームをサポートしてくれていますので!
F1の世界で活躍するジャパンパワーとして、この9社や該当チームをぜひ応援して。
2024年のF1も、思いっきり楽しんでいくこととしましょう!
以上、2024年F1チームをスポンサーする日本企業9社の一覧でした!
みんなでF1管理人 鈴木淳史