SNSなどを眺めていても、ホンダF1撤退の衝撃がまだまだ続いています。
管理人も同じ気持ちですが、でももう受け入れて前向きになっていくしかないですよね。
F1への参戦となると、どうしてもドライバーやエンジンメーカーばかりに目が行きがちですが、
それ以外にも様々な分野で日本企業がF1チームをスポンサードし、戦っています。
マシンにロゴを貼る形の広告宣伝形態だけではなく、部品提供を行うサプライヤー形態や、機材提供のテクニカルパートナー形態など様々な形でF1に関わっています。
ホンダ無きあと、一体どれくらいの数の日本企業がF1で戦っているのか?
数えたことが無かったので調べてみたら、その数なんと13社もありました!
目立つ位置に大きなロゴを貼っている場合もあれば、知る人ぞ知るようなケースまで。
意外に知られていない企業もあると思うので、現在のコンストラクター順に、各チームごとに紹介していきたいと思います。
- 企業ロゴから、各F1チームや企業のホームページへリンクしています。
- 調査方法は、各F1チームの公式HPにスポンサーもしくはサプライヤー等として掲載の有無にて判断しています。
(2021年4月11日追記)
2021年版を、以下の記事で更新しています!
メルセデス
最強チーム、メルセデスをスポンサーする日本企業はこの2社です。
セイコーエプソン株式会社
(ロゴ引用元:mercedesamgf1.com)
精密機器メーカー。古くは中嶋悟さんのスポンサー、ここ数年はリアウィングにロゴを掲載。
プリンターやプロジェクターなどの機材もチームに供給しています。
株式会社エンドレスアドバンス
(ロゴ引用元:mercedesamgf1.com)
自動車部品メーカー。ブレーキ部品のサプライヤーとして、2000年代初期のB.A.R時代からメルセデスチームをサポートし続けています。
マクラーレン
続いて、マクラーレンをスポンサーする日本企業、今回最多の5企業です。
曙ブレーキ工業株式会社
(ロゴ引用元:mclaren.com)
自動車部品メーカー。マクラーレンにはサプライヤーとして、2006年からブレーキ部品の供給を開始しています。
エンケイ株式会社
(ロゴ引用元:mclaren.com)
自動車部品メーカー。F1には古くはミナルディのスポンサーや、マクラーレンにはサプライヤーとしてホイールを供給しています。
ヤマザキマザック株式会社
(ロゴ引用元:mclaren.com)
工作機械メーカー。1999年からサプライヤーとなり、マクラーレンの主にファクトリーに工作機械を大量に供給しています。
Buzz Asset Management Ltd
(ロゴ引用元:mclaren.com)
日本の投資会社。松下信治やトロ・ロッソへのサポートを経て、2020年からマクラーレンのスポンサーを開始しています。
マレリ株式会社
(ロゴ引用元:mclaren.com)
自動車関連大手サプライヤーのカルソニックカンセイが、イタリアのマニエッティ・マレリと経営統合し、2019年から同社名に変更。
マクラーレンへのサポートは2016年から開始しています。
ルノー
つづいてルノーF1チームです、こちらは以下1企業のみとなります。
なおINFINITIは日産と言えなくもないですが、海外ブランドですしややこしいので外しました(笑)
株式会社エリジオン
(ロゴ引用元:elysium-global.com)
3Dデータ変換処理を得意とする独立系ベンチャー企業。ルノーの前身ベネトンチーム時代の2002年から、同社のCAD技術を供給。
リンク先のルノーチームへの導入事例は一見の価値あり。
フェラーリ
続いて、フェラーリ。
こちらは常時サポートする企業と、スポットでのサポートと合計2企業です。
日本特殊陶業株式会社
(ロゴ引用元:ferrari.com)
スパークプラグの製造メーカー。ブランドはNGKプラグ。歴史は古く、ホンダの第一期F1参戦から供給開始。
フェラーリには1996年から供給を開始、日本企業の中でも、もっとも長いサプライヤーパートナーと言えます。
レディオブック株式会社
(ロゴ引用元:radiobook.co.jp)
日本のベンチャー企業。2020年日本GPへのスポットでのパートナーシップを発表、しかし日本GP中止に伴いオーストリアGP、イタリアGPをスポットでサポートしてくれました。
アルファタウリ
つづいてアルファタウリ、こちらは以下の2企業です。
カシオ計算機株式会社
(ロゴ引用元:edifice-watches.com)
時計・電卓などを扱う電機メーカー。腕時計ブランド「EDIFICE」としてサポート。
古くはレッドブル、その後はトロロッソ、アルファタウリまで継続サポート、F1コラボ腕時計なども発売。
株式会社RDS
(ロゴ引用元:rds-design.jp)
新しいモノ作りのカタチを発信する研究開発型企業。2019年からトロロッソのスポンサーを開始。
2020年もアルファタウリとスポンサー契約更新し、フロントウィング先端に誇らしげに同社ロゴが掲載されています。
ウィリアムズ
そして、最後にウィリアムズです、こちらは以下1企業。
ポノス株式会社
(ロゴ引用元:ponos.jp)
「にゃんこ大戦争」などのゲーム事業展開する企業。2020年からスポンサー開始。
通常はサイドディフレクターにあるPONOS企業ロゴが、ロシアGPではBattle Catsに変身していました、遊び心もある面白い企業です。
欲張りを言うなら、角田選手のサポートも!
いかがだったでしょうか、意外と知らなかった企業もあったのではないかと思います。
残念ながら、レッドブル、レーシングポイント*、アルファロメオ、ハースの4チームには日本企業のサポートはありません。
それでも半数を越える6チームに、何らかの日本企業のサポートがあることが解りました。
*レーシングポイントはBBSホイールを使用していますが、公式HPに掲載が無いためカウントしていません。
我々ファンはどうしても、ドライバー、エンジン、タイヤなど目立つ部分に目が行きます。
しかし、F1を支えてくれている日本企業がこんなにもたくさん居るのは、本当に有難いし嬉しいことですよね。
とは言っても、やはり日本人にとって、日本人F1ドライバーが一番注目されることは事実でしょう。
贅沢な望みですが、ぜひこれらの企業の皆さんには角田裕毅選手のスポンサーにもなって欲しい。
それが、日本のF1の未来を左右するかもしれないので、サポートしてもらえるとファンとしては嬉しい限りですよね。
って、最後にちょっと欲張りすぎましたね(笑)
以上、ホンダは居なくなりますが、F1で頑張っている日本企業の紹介でした!