長いF1の歴史の中で、母国GP優勝を達成したドライバーって何人いるのか?
母国GP最多勝利ドライバーなども含めて、いろいろ調べてみました!
2024年F1第8戦モナコGPが終了しました。
結果はもう皆さんご存知の通り、フェラーリのルクレールが母国GP初優勝を達成!
これまで何度も達成できそうで出来なかっただけに、感動的なシーンでしたよね。
そんな様子を見てたら、とある疑問が頭に沸いてきたんです。
『F1で母国GP優勝って、ルクレールで何人目? これまで何人いるんだっけ??』
うーん、、、さっぱり分かりませんね(笑)
調べるの、なんかすごい大変な気もするのですが(笑)
でもこれはもう気になって仕方ないので、母国GP優勝についていろいろ調べてみることにしました!!
母国GP優勝 達成ドライバーの一覧
No. | 初制覇年度 | ドライバー | 国籍 |
---|---|---|---|
1 | 2024年 | C.ルクレール | モナコ |
2 | 2021年 | M.フェルスタッペン | オランダ |
3 | 2014年 | N.ロズベルグ | ドイツ |
4 | 2013年 | S.ベッテル | ドイツ |
5 | 2008年 | L.ハミルトン | イギリス |
6 | 2006年 | F.アロンソ | スペイン |
7 | 2006年 | F.マッサ | ブラジル |
8 | 2001年 | R.シューマッハ | ドイツ |
9 | 1999年 | D.クルサード | イギリス |
10 | 1995年 | M.シューマッハ | ドイツ |
11 | 1995年 | J.ハーバート | イギリス |
12 | 1994年 | D.ヒル | イギリス |
13 | 1991年 | A.セナ | ブラジル |
14 | 1990年 | R.パトレーゼ | イタリア |
15 | 1985年 | N.マンセル | イギリス |
16 | 1985年 | E.デ・アンジェリス | イタリア |
17 | 1984年 | N.ラウダ | オーストリア |
18 | 1983年 | N.ピケ | ブラジル |
19 | 1982年 | R.アルヌー | フランス |
20 | 1981年 | A.プロスト | フランス |
21 | 1981年 | J.ワトソン | イギリス |
22 | 1979年 | J.P.ジャブイユ | フランス |
23 | 1978年 | G.ヴィルヌーブ | カナダ |
24 | 1977年 | J.ハント | イギリス |
25 | 1977年 | M.アンドレッティ | アメリカ合衆国 |
26 | 1975年 | C.パーチェ | ブラジル |
27 | 1975年 | J.シェクター | 南アフリカ共和国 |
28 | 1973年 | E.フィッティパルディ | ブラジル |
29 | 1969年 | J.スチュワート | イギリス |
30 | 1966年 | L.スカルフィオッティ | イタリア |
31 | 1962年 | J.クラーク | イギリス |
32 | 1960年 | J.ラスマン | アメリカ合衆国 |
33 | 1959年 | R.ウォード | アメリカ合衆国 |
34 | 1958年 | J.ブライアン | アメリカ合衆国 |
35 | 1958年 | P.コリンズ | イギリス |
36 | 1957年 | S.ハンクス | アメリカ合衆国 |
37 | 1957年 | T.ブルックス | イギリス |
38 | 1956年 | P.フラハーティ | アメリカ合衆国 |
39 | 1955年 | S.モス | イギリス |
40 | 1955年 | B.スウェイカート | アメリカ合衆国 |
41 | 1954年 | J.M.ファンジオ | アルゼンチン |
42 | 1953年 | B.ヴコヴィッチ | アメリカ合衆国 |
43 | 1952年 | T.ラットマン | アメリカ合衆国 |
44 | 1951年 | A.アスカリ | イタリア |
45 | 1951年 | L.ウォラード | アメリカ合衆国 |
46 | 1950年 | G.ファリーナ | イタリア |
47 | 1950年 | J.パーソンズ | アメリカ合衆国 |
(調査条件)
- 2024年F1第8戦モナコGP終了時点
- サーキット所在国の出身ドライバーをカウント(サンマリノGP・イモラ開催でのイタリア人優勝、ヨーロッパGP・ニュルブルクリンク開催でのドイツ人優勝などを含む)
1950年から始まったF1の歴史の中で、母国GP優勝を達成したドライバーと初制覇年度の一覧です。
モナコGPで母国初制覇を飾ったルクレール選手、F1の歴史で47人目の母国GPウィナーということが分かりました!
F1ウィナーは、これまで114人存在します。
そのうち47名ですから、F1ウィナーの中で41.2%しか母国GP優勝は達成できないということですね!
でも例えばフィンランドのように、ハッキネンやライコネンなど多くのF1ウィナーを輩出しながら一度もF1開催が無い国もあるので。
一概には言えませんが、でも母国GP優勝がいかに難しいかを示しているデータですよね!
母国GP優勝 達成国の一覧
順位 | 国 | 達成人数 |
---|---|---|
1位 | イギリス | 12人 |
2位 | アメリカ合衆国 | 11人 |
3位 | ブラジル | 5人 |
イタリア | 5人 | |
5位 | ドイツ | 4人 |
6位 | フランス | 3人 |
7位 | モナコ | 1人 |
オランダ | 1人 | |
スペイン | 1人 | |
オーストリア | 1人 | |
カナダ | 1人 | |
南アフリカ共和国 | 1人 | |
アルゼンチン | 1人 |
(調査条件)
- 2024年F1第8戦モナコGP終了時点
- サーキット所在国の出身ドライバーをカウント(サンマリノGP・イモラ開催でのイタリア人優勝、ヨーロッパGP・ニュルブルクリンク開催でのドイツ人優勝などを含む)
つづいて、達成国別にドライバー人数を一覧にしてみました。
母国GP優勝を最多達成しているのはイギリスであることが分かりますね!
その数なんと12名、やっぱりさすがの歴史と伝統を感じますね!
2位は、意外なことにアメリカです。
ただしこれは1960年以前の、F1シリーズに組み込まれたインディ500を制覇したアメリカ人が多かった影響で、それ以降はマリオ・アンドレッティただ一人です。
その他上位には、ヨーロッパ各国が並ぶ中で。
セナやピケなど、ブラジルからは錚々たるドライバーが5名も誕生しているのはやっぱりすごいですよね!
母国GP優勝 ドライバー勝利数ランキング
順位 | 母国勝利数 | ドライバー | 国籍 |
---|---|---|---|
1位 | 9勝 | M.シューマッハ | ドイツ |
2位 | 8勝 | L.ハミルトン | イギリス |
3位 | 6勝 | A.プロスト | フランス |
4位 | 5勝 | N.マンセル | イギリス |
5勝 | J.クラーク | イギリス | |
6位 | 4勝 | J.M.ファンジオ | アルゼンチン |
7位 | 3勝 | M.フェルスタッペン | オランダ |
3勝 | F.アロンソ | スペイン | |
9位 | 2勝 | F.マッサ | ブラジル |
2勝 | R.シューマッハ | ドイツ | |
2勝 | A.セナ | ブラジル | |
2勝 | N.ピケ | ブラジル | |
2勝 | E.フィッティパルディ | ブラジル | |
2勝 | J.スチュワート | イギリス | |
2勝 | S.モス | イギリス | |
2勝 | B.ヴコヴィッチ | アメリカ合衆国 | |
2勝 | A.アスカリ | イタリア |
(調査条件)
- 2024年F1第8戦モナコGP終了時点
- サーキット所在国の出身ドライバーをカウント(サンマリノGP・イモラ開催でのイタリア人優勝、ヨーロッパGP・ニュルブルクリンク開催でのドイツ人優勝などを含む)
最後に、母国GP最多勝ドライバーも調べてみました。
2勝以上達成したドライバーをピックアップして一覧にしています。
結果は、ドイツの皇帝、ミハエル・シューマッハの9勝が最多でした!
9勝の内訳は、ドイツGP×4勝・ヨーロッパGP×5勝です。
この当時は実質1年に2回ドイツ開催だったので、色褪せはしませんがその影響もあるかもですね!
そう考えると、2位で8勝すべてがイギリスGPであるハミルトンってやっぱり凄いです!
ほかに現役ドライバーでは、マックスやアロンソがランクインしています。
来年以降モナコGPを連勝して、ルクレールがここにランクインしてくるかも楽しみになりましたね!
近い将来、日本GP鈴鹿でも!
2012年日本GP鈴鹿、小林可夢偉の母国初表彰台ゴール。
こんな大興奮状態でした😅モナコのルクレール母国初優勝を見て、観客もどんなけ興奮したんだろなとか想像しちゃいました😊
きっと近い将来、鈴鹿でも角田選手が実現してくれますよね🇯🇵😊#f1jp pic.twitter.com/LnMx2P5RdE
— みんなでF1 (@minna_de_F1) May 28, 2024
ということで、母国GP優勝に関するデータをいろいろ調べてみました。
なかなか面白いデータでしたね!
でも調べてるうちに、「うらやましいいいい!!」って気分になってきて。
2012年日本GP鈴鹿、小林可夢偉選手の動画を見返したりしてました(笑)
母国GP優勝どころか、残念ながらいまだ日本人ドライバーでF1ウィナーは存在しません。
でもきっと近い将来、角田裕毅選手が日本人初のF1ウィナーになると信じてます!
そしてさらに、日本GP鈴鹿できっと母国GPウィナーにもなってくれて!
今回調べたデータにも、いつかランクインしてきてくれるはず!!!!
そんな日が来ることを、楽しみに期待しながら。
ぜひ今後こんなデータの観点からも、F1を楽しんでいくことにしましょう!
以上、『母国GP優勝』に関する調査データについてでした!
みんなでF1管理人 鈴木 淳史