ベルギーGP、もしマックスが15番手グリッドから優勝したらどれくらい珍しいことなのか?
何年振りで、これまでのF1の歴史で何回くらいあったのか、調べてみました!
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2022年F1第14戦ベルギーGP予選まで終了し、このあといよいよ決勝レースです!
予選では、マックスが圧倒的なタイムでトップタイムを叩き出したものの。
6名ものドライバーがPU交換のためペナルティで降格となり、その中の一人がマックスで。
結局マックスは15番手から、圧倒的に速いマシンで追い上げることとなります。
タイム的には優勝も狙えそうなほど圧倒的だったので、レースはとても面白い展開となりそうですね!
もし15番手という後方スタートからの優勝となると、これは相当珍しい記録なはすです。
数年に一度見れるかどうかのレースになるかもしれません。
一体どれくらい珍しくて、何年ぶりとなるのか?
レース前に、確認しておくことにしましょう!
F1優勝時、予選最低順位一覧
| 優勝時 予選最低順位 |
ドライバー | 通算勝利数 |
|---|---|---|
| 1位 | P.マルドナド | 1 勝 |
| J.トゥルーリ | 1 勝 | |
| C.サインツ | 1 勝 | |
| 2位 | F.マッサ | 11 勝 |
| M.ウェバー | 9 勝 | |
| C.ルクレール | 5 勝 | |
| R.クビサ | 1 勝 | |
| H.コバライネン | 1 勝 | |
| 3位 | S.ベッテル | 53 勝 |
| N.ロズベルグ | 23 勝 | |
| J.ヴィルヌーブ | 11 勝 | |
| V.ボッタス | 10 勝 | |
| J.P.モントーヤ | 7 勝 | |
| R.パトレーゼ | 6 勝 | |
| 4位 | D.ヒル | 22 勝 |
| G.ベルガー | 10 勝 | |
| R.シューマッハ | 6 勝 | |
| 5位 | A.セナ | 41 勝 |
| M.ハッキネン | 20 勝 | |
| H.H.フレンツェン | 3 勝 | |
| J.アレジ | 1 勝 | |
| 6位 | E.アーバイン | 4 勝 |
| T.ブーツェン | 3 勝 | |
| S.ペレス | 3 勝 | |
| A.ナニーニ | 1 勝 | |
| 8位 | N.ピケ | 23 勝 |
| G.フィジケラ | 3 勝 | |
| E.オコン | 1 勝 | |
| 10位 | M.フェルスタッペン | 28 勝 |
| D.リカルド | 8 勝 | |
| P.ガスリー | 1 勝 | |
| 11位 | D.クルサード | 13 勝 |
| 12位 | N.マンセル | 31 勝 |
| 13位 | A.プロスト | 51 勝 |
| 14位 | L.ハミルトン | 103 勝 |
| J.バトン | 15 勝 | |
| J.ハーバート | 3 勝 | |
| O.パニス | 1 勝 | |
| 15位 | F.アロンソ | 32 勝 |
| 16位 | M.シューマッハ | 91 勝 |
| 17位 | K.ライコネン | 21 勝 |
| 18位 | R.バリチェロ | 11 勝 |
(調査条件)
- 1987年以降に優勝を挙げたドライバーを対象に調査
- 2022年F1第13戦ハンガリーGP終了時点
まずは、管理人がF1を見始めた1987年以降について。

以前、優勝レースにおける予選最低順位を調べたことがあります。
そのデータを最新にアップデートしました。
1987年以降では、予選15位以下からの優勝はこの4名しか記録していないことが分かります。
- F.アロンソ
- M.シューマッハ
- K.ライコネン
- R.バリチェロ
単純計算で、約9年に一度くらいしか達成されていません。
相当珍しい記録であることが分かりますね!
103回も優勝しているハミルトンですら、優勝時の最低予選順位は14位からなので。
これはもしかしら、今日のベルギーGPは相当珍しいレースを観れるのかもしれませんね!
印象に残るレースばかり!
| 年度 | GP | ドライバ― | 予選順位 |
|---|---|---|---|
| 2008 | シンガポール | F.アロンソ | 15位 |
| 1995 | ベルギー | M.シューマッハ | 16位 |
| 2005 | 日本 | K.ライコネン | 17位 |
| 2000 | ドイツ | R.バリチェロ | 18位 |
この4名のドライバーが、15位以下から優勝したレースの一覧です。
もしフェルスタッペンが、今日のベルギーGPで勝てば。
15番手以下からの優勝は、2008年シンガポールGP以来14年ぶりであることが分かりますね。
でもこの4レース、よく見てみると。
当サイトで一度は記事で取り上げたことがある、とても印象に残るレースばかりです!
2008年シンガポールGP
チームメイトが故意にクラッシュし、絶妙のタイミングでセーフティーカー導入。
いわゆるクラッシュゲート事件が発生したレースです。

詳しくはこちらの記事ご覧になってみて下さい。
1995年ベルギーGP
雨が降る中で、スリックタイヤでレインタイヤのデイモン・ヒルを抑えるミハエル・シューマッハ。
鬼ブロックというか、ジグザグ走行というか(笑)
今の時代だったら間違いなくペナルティでしょうが、ミハエルの執念を感じる鬼神の走りでした。

詳しくはこちらの記事ご覧になってみて下さい。
2005年日本GP
これは日本のファンにはお馴染み、キミ・ライコネンのファイナルラップでのオーバーテイク。
実際に現地でこのオーバーテイクを観れたのは、一生の宝物です。

詳しくはこちらの記事ご覧になってみて下さい。
2000年ドイツGP
人がコースに乱入してくるという、とんでもない事件が発生したのがこのグランプリ。
おかげでレース結果は大混乱となってしまいました。
コースへの乱入事件は、以前こちらでまとめました。

詳しくはこちらの記事ご覧になってみて下さい。
F1の歴史では、15位以下からの優勝は通算8回!
| 年度 | GP | ドライバ― | 予選順位 |
|---|---|---|---|
| 1983 | アメリカ西 | J.ワトソン | 22位 |
| 1982 | アメリカ東 | J.ワトソン | 17位 |
| 1973 | 南アフリカ | J.スチュワート | 16位 |
| 1954 | インディ500 | B.ブコビッチ | 19位 |
1986年以前の、予選15位以下からの優勝も調べてみました。
管理人が生まれてもいない時期なので1950年代のインディ500を入れていいのかどうか良く分かりませんが、とりあえず含めてみました。
15番手以下からの優勝は、1986年以前でもたった4回しかありませんでした。
ということは、15番手以下からの通算優勝回数としては。
F1の1950年からの72年の歴史で、たった8回しか無いということですね!
単純計算で、やっぱり9年に一回です。
そんな珍しいレースが、本日のベルギーGPで観れることになるのかもしれません!
フェラーリ推しの管理人としては、非常に辛いところではありますが。
でもマックスとレッドブルの勢いは、もう止めれそうにありません(笑)
F1の歴史では9回目、14年ぶりとなる予選15番手以下からの優勝。
果たしてマックスは実現してくれるでしょうか?
まもなく始まる2022年F1第14戦ベルギーGP、この大記録が達成されるかにも注目して楽しむこととしましょう!
以上、予選15番手以下からの優勝に関する調査でした!





