『白が多いフェラーリ』は、本当に遅くて弱いのか? 過去のデータを検証してみました!

調べてみた
© みんなでF1

思った以上に戦績は悪くなかったですし・・・。

そもそも白が多いフェラーリは少ないし、都市伝説!?

 

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いよいよ2021年F1マシンの新車発表時期が近づいてきています。

新しいスポンサーや体制など、新車のデザインを予想しながらワクワクが止まらない時期です。

 

そんな中、今年のフェラーリのデザイン予想がツイッターに投稿されていました。

https://twitter.com/Motorsport/status/1359442698449653763

もちろんあくまで予想なのですが、赤と白がうまく調和していて個人的にはカッコいいと思ったのですが。

でもツイッターの意見を見てると、『アルファロメオみたいでなんか嫌だ』とか『白が多いので、フェラーリは今年も遅そそうだ』なんて意見も多く目にしました。

 

確かに、昔から『白が多いデザインの年、フェラーリは遅い』なんて都市伝説のように言われています。

しかし、データで検証したことはないので、、、これは気になってきました。

さっそく調べてみることにしましょう。

 

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『白』デザインを含むフェラーリ一覧

年度型式白色勝利数勝率順位
2020SF1000×00.0%6位
2019SF90×3勝14.3%2位
2018SF71H6勝28.6%2位
2017SF70H5勝25.0%2位
2016SF16-H00.0%3位
2015SF15-T3勝15.8%2位
2014F14T00.0%4位
2013F1382勝10.5%3位
2012F20123勝15.0%2位
2011150° Italia1勝5.3%3位
2010F105勝26.3%3位
2009F60×1勝5.9%4位
2008F2008×8勝44.4%1位
2007F2007×9勝52.9%1位
2006248F19勝50.0%2位
2005F20051勝5.3%3位
2004F200415勝83.3%1位
2003F2003-GA8勝50.0%1位
2002F200215勝88.2%1位
2001F20019勝52.9%1位
2000F1-200010勝58.8%1位
1999F399×6勝37.5%1位
1998F300×6勝37.5%2位
1997F310B×5勝29.4%2位
1996F310×3勝18.8%2位
1995412T2×1勝5.9%3位
1994412T1×1勝6.3%3位
1993F93A00.0%4位
1992F92A×00.0%4位
1991642/643×00.0%3位
1990641/2×6勝37.5%2位
1989640×3勝18.8%3位
1988F187/88C×1勝6.3%2位
1987F187×2勝12.5%4位
総合計34シーズン147勝24.5%平均 2.44位
白色含 の合計17シーズン92勝29.2%平均 2.24位

(調査条件)

  • 1987年以降のフェラーリマシンを調査
  • Marlboro、Shellのロゴ背景の白は除く
  • Santanderのロゴ背景の白はカウントする

 

近代F1の1987~2020年までのフェラーリ34台、白デザインを含むか否かを調査しました。

加えて、勝利数、勝率、コンストラクターズ順位の戦績も解るようにしています。

 

あれれ!?

まず半数の17シーズンで白を含むデザインが採用されていることが解ります、意外に多いぞ!?

そして白を含むシーズンの戦績は、総合計よりも勝率・順位とも上回っていることが解りますね。

 

どういうこっちゃ。。。

白を含むフェラーリが弱いというのは、やっぱり都市伝説だったんでしょうか(笑)

 

ウィングだけ『白』、を除外してみるべき?

© みんなでF1

シューマッハ黄金期の2000年代は、このようにフロントウィングとバージボードのみが白です。

マシンのボディ自体はすべてレッドなので、『白を含む』ではありますが、『白が多い』というイメージではないですよね。

 

© みんなでF1

同様に2010年代も、このようにフロントウィングとバージボードに加え、リアウィングのみが白であることが多いです。

これもボディ自体はレッドなので、白が多いイメージでは無いですよね。

 

うーん。

きっと『白が多いフェラーリ』とは、ボディに白デザインが施されていることを差しているのかもしれません。

 

ということで、フロントウィング・リアウィング・バージボードのみが『白』の場合を取り除いて、再集計してみることにします。

 

ボディに『白』デザインを含むフェラーリ一覧

年度型式白色勝利数勝率順位
2018SF71Hボディ6勝28.6%2位
2017SF70Hボディ5勝25.0%2位
2016SF16-Hボディ00.0%3位
2013F138ボディ2勝10.5%3位
1993F93Aボディ00.0%4位
ボディに白色含の合計5シーズン13勝13.4%平均 2.80位
総合計34シーズン147勝24.5%平均 2.44位

 

マシンのボディ部分に白を含むマシンの一覧です、5シーズン分と一気に減りましたね!

あらためて1987~2020年の総合計と比較してみると、確かに数字は悪いですね!

 

しかし、、、あれ!?

よく見ると・・・2017年や2018年は、むしろ近年ではフェラーリとしては成績が良かった年です(笑)

© Sky Sports F1 Twitter

この2年のマシンを見てみると、確かにマシンボディ部分に白があるとはいえ。

マシン後部のシャークフィンあたりのみが白であまり目立っていません、

これも『白が多い』というイメージではないです。。。

 

ちなみに2勝を挙げた、2013年のマシンはこちら。

© みんなでF1

ボディの下部に白ラインがさりげなく入っているだけで、これも『白が多い』というほどではないです。。。

 

結局、この2台のイメージが悪いだけ!?

2016年 SF16-H

© みんなでF1

1993年 F93A

© F1 Images Twitter

結局、『白が多い』『成績がイマイチ』だったマシンはこの2台しか残りませんでした(笑)

 

1993年以降のみに絞ると、フェラーリの未勝利シーズンは4回しかありません。

そのうち2回がこの『白が多い』フェラーリだったので、人々の印象に残っているのかもしれませんね。

 

もしかしたら管理人がF1を見る前の時代の、悪いイメージなのかとも思いましたが、

ちなみにフェラーリF1史上最悪の、コンストラクター10位だった1980年のマシンはこちら。

© F1 Images Twitter

このように、このマシンも『白が多い』イメージではないです。

 

ということで、この調査の結論まとめ。

  • 『白』が多かった1993年・2016年の成績は確かに悪い
  • しかし、それ以外のシーズンでも悪い戦績はよく存在する
  • よって、白が多いことを気にする必要はない!

 

こんな感じじゃないでしょうか、白色のことはあまり気にしなくても良さそうです(笑)

そもそも速いマシンだったら、どんなデザインでもカッコよく見えてきちゃうものです。

 

なのでフェラーリの新車発表ではデザインも気になるところですが、

そんなことよりも今年のフェラーリには、何よりもコース上で速いマシンを期待することとしましょう!

 

以上、白が多いフェラーリマシンの調査でした!

 


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