いよいよ第15回は最終回、シケインスタンド下段に位置する「Q1席」について。
近隣の「Q2席」や「R席」の美味しいとこ取りをしたような、コスパに優れた指定席です!
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10月に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP、チケット一般販売開始の7月24日(日)に向けて。
7月22日まで、全15回に分けて全席の詳細レビューを行っています。
レビュー内容は、全席共通です。
どんな情報をどんなスケジュールで公開するかについては、こちらの予告記事をご確認ください!
いよいよ、この観戦席レビューも最終回です!
第15回はQ1席(シケイン下段)についてとなります。
すぐ後方のQ2席や、すぐ左隣のR席と視界は近く。
両スタンドの良いとこ取りをしたようなスタンドが、今回紹介するQ1席です。
コスパにも優れた観戦席なので、さっそくレビューしていきたいと思います!
Q1席からのF1マシン走行ビュー
これまでのレビューのように、まずF1マシン走行動画を公開しようと思ったのですが。
シケイン席がQ1とQ2に分かれた2009年以降について、1本も動画が残っていませんでした(涙)
写真も古いのはいくつかあったのですが、当時はシケイン席は仮設スタンドだったので。
現在のスタンドとは建付けや視界が大きく異なり、参考になりません。
なので今回は、鈴鹿公式HPの動画や写真も参考にしながらレビューしていきます。
なお、このQ1席では金曜フリー走行でよく観ています。
Q2席で観戦後に、このQ1席を通って、R席 or S席を観てから、逆バンクトンネルをダッシュでD席方向へ歩いていくルートです。
なので写真や動画が残って無いだけで、Q1席でのF1観戦経験も豊富なのでご安心を(笑)
では、まずQ1席の位置をマップでチェックしておきましょう。
「Q2席」の下段に位置するのが「Q1席」です。
スタンドの約半分程度は「Q2-1席」の前方に位置し、残り半分はホームストレート側にやや横長に伸びたスタンドとなります。
マップでは省略されていますが、ホームストレート側には「R席」があります。
なのでホームストレート側の視界は、R席に近いものとなります。
Q2席のように複数のエリアには分かれておらず、チケット料金はどの席も共通で32,000円です。
全指定席の中で4番目に安く、やや低額チケットの部類となります。
次に観戦席からの、ビューと特長を見てみましょう。
Q1席(シケイン側視界)
Q1席(最終コーナー側視界)
(主な特長)
- コースからはある程度近いが、レコードラインが奥のためマシンからは遠い
- ほぼすべての座席が、金網越しでの観戦となる
- Q2よりも、視界は悪いが、視線が低いのでやや迫力は増す
- 上段席からは、デグナー進入が観れる席もある
- 最終コーナー側スタンドからは、ホームストレート前半が観れる席もある
Q1席の特長、一言で表すとこんなところでしょうか。
「Q2席とR席の特長を、良いとこ取りした座席!」
座席位置にもよりますが、シケインや最終コーナーをしっかり楽しめる席です。
ただし、もちろんそこはチケット料金相当というか。
Q2席のような、1~2コーナーまで見渡せる絶景視界はありませんし。
R席のような、ホームストレートを一直線に見渡せる唯一無二の視界もありません。
なので、少し意地悪な言い方をすると。
「Q1席ならではの、唯一無二の視界特長は無い」です。
その分、Q2席(51,900円)やR席(47,700円)よりも。
Q1席(32,000円)は60~70%程度の料金でオトクに観戦できるので、コスト重視の座席だと思ってください!
視界情報詳細
金網二重苦ゾーン
Q1席は、ほぼすべての座席が金網越し観戦となります。
そんな中でさらに、前列は金網が「二重」になって視界を遮ります。
シケイン側だけでなく、最終コーナー側の視界も。
このように 二重の金網越しの観戦となります。
このQ1席は、最後方でも10~12列目までしかない縦の列が短いスタンドなのですが。
真ん中の7列目あたりからは、シケイン側の視界は金網×1枚の視界となります!
ただし、最終コーナー側の視界については。
残念ながら目の前の最終コーナーは、金網二重被りとなります。
ブロックによって見え方が異なるのですが。
7列目以降でも、ほとんどの席で最終コーナー側は金網二重被りです。
なので、どうしても金網二重被りが嫌な場合は。
各ブロックとも7列目以降できるだけ上段席であれば、少なくともシケイン側は金網×1枚となるので。
このあたりの座席を狙ってみて下さい!
オススメシート
「A~Bブロック 12列目(最後列)」をオススメします!
管理人がフリー走行を観るときは、いつもこのあたりで観ています!
何が良いポイントかというと、2点あります。
まず、R席の特長である「ストレートの視界が良好」というのが一点目。
そして、シケイン側の視界をチェックすると。
Q2席の特長である「シケイン入口の視界が良好」も兼ね備えていることが、二点目のオススメポイント。
迫力あるブレーキングや、オーバーテイクまで期待できます。
座席表と照らし合わせると、このあたり。
ただし、たった「18席」しかありません(汗)
「R席」と「Q2席」の特長をあわせもつ、最大公約数的なシートなので。
人気も高いはずです。
もし確保できなくても、近隣のブロックや前列でも。
やや金網が被ったり視界が異なるとは思いますが、そこまで大きく視界は変わりません。
なのでオススメシートと、その近隣の席も合わせて。
Q1席オススメポイント一帯での観戦もご検討してみてください!
総合評価
では最後に、このQ1席を5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドからの距離は、比較的近い(徒歩10分強)
- メインゲートからは、最終コーナーエントランス経由でショートカットで入場できる
- シケインオアシスが近く、やや混雑気味も食事の選択肢は豊富
- トイレは常設・仮設とも多くあり、特に困らない
などの理由で、星4つとしました。
視界
- ほぼすべての座席が、金網越しでの観戦となる
- 金網二重越しでの観戦席も多く、シケインやホームストレートは見えづらい席が多い
- Q1席ならではの、唯一無二の特長の無い視界
などの理由で、星1つとしました。
迫力
- コースからはある程度近いが、レコードラインが奥のためマシンからは遠い
- Q2と比べると、目線の高さなのでやや迫力度は増す
- 金網越しなので席により視界のレベルは様々も、シケインやストレートの攻防も楽しめる
などの理由で、星3つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、4番目に安いチケット料金
- 近隣のQ2席やR席との価格差も大きく、納得の価格設定
- 視界には欠けるものの、この快適性と迫力でチケット料金相応の価値を満たしている
などの理由で、星3つとしました。
初心者オススメ
- スクリーンがあり、レース展開を把握しやすい
- 遠目ながら、オーバーテイクシーンが期待できる座席もある
- シケインオアシスでの快適な観戦と併せて、F1を観に来てよかったと思えるはず
などの理由で、星3つとしました。
F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。
ぜひこの評価軸もご参考に、Q1席での観戦を検討してみてください!
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以上、Q1席の詳細レビューでした。
これで全15回、全観戦席のレビューが終了となります!
管理人の鈴鹿でのF1日本GP観戦のノウハウを、すべて詰め込んだつもりです。
観戦席の網羅性、詳細度共に、「日本一の鈴鹿観戦席レビュー」である自信があります(笑)
ぜひチケット発売前に、もう一度、希望席や検討席をチェックしてもらって。
7月24日からのF1日本GPチケット一般販売、頑張っていきましょう!