嬉しくて思わず泣いたF1レースを振り返ってみました

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© Formula1 Twitter
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ガスリーの優勝で幕を閉じたイタリアGPの興奮がいまだ続いていますね。

SNSでもまだまだこの話題で大盛り上がりです。

 

そのガスリーにはフランス大統領から直接電話がかかってきたり、日本のフランス大使館も祝福のツイートしていたり。

とにかく世界中が新しいヒーローの出現を祝福している感じですね!

 

そんな中でふと、これまで管理人がF1を見てきた中で。

感動で涙腺が緩んだレースってそんなに多く無いよなぁと思いました。

 

推しのドライバーやチームによっても、感動ポイントなんて人それぞれ違うと思いますが、

今日は管理人が今までどんなレースで、どんなポイントに感動したのか。

そんなレースを振り返っていきたいと思います。

 

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2004年 日本GP 佐藤琢磨の予選2回目

まず、管理人が今まで一番緊張して感動して興奮したレースです。

現地観戦だったことも多分にあると思いますが、2004年日本GPの佐藤琢磨です。

レースというか、予選ですね。

 

台風で順延となり、日曜日に行われた予選。

当時は1台づつ順番にタイムアタックを行う形式で、15番手に登場した琢磨。

それまでチームメートのバトンが出したタイムを上回り、この時点で堂々のトップタイムを叩き出します。

しかし結局、どんどん路面が乾いて好転していくこともあり予選結果は4位まで落ちてしまいました。

 

こうやって書くと、何が感動ポイントなんだと思うかもしれませんよね?

とにかく現地の雰囲気が凄かったんです。

琢磨の渾身のアタック1周を、15万人の観客が固唾を飲んで見守る緊張感。

  • セクター1でトップタイムの大歓声
  • ヘアピンで少し滑った時の不安の声
  • スプーンを越え、いける、いけるぞと応援
  • セクター2でまたトップタイムで大歓声
  • 最後のシケインで大きくスライドした時の悲鳴
  • でもスピンせず立て直して、うぉぉぉぉ
  • そしてトップタイムでお祭り騒ぎ!

緊張感が緩んで、気づいたら号泣していました。

日本人が目の前でポールポジションかも、まじか、みたいな期待と興奮と、もうよく解からない状況でしたね。

でも結局、その後4番手まで落ちちゃいましたが(笑)

 

その時の現地の雰囲気がわかる動画をTwitterに公開したので。

雰囲気を味わってみてください。

 

 

2010年 アブダビGP ベッテル初チャンプ

© Aston Martin Red Bull Racing Twitter

続いては、10年前の2010年最終戦、アブダビGPですね。

この年はチャンピオン争いが大混戦。

アロンソ、ウェバー、ベッテル、ハミルトンの4人にチャンピオンの可能性を残し、最終戦を迎えます。

ポイント差ではアロンソ絶対有利な中で、迎えた決勝レース。

 

ウェバーがタイヤ交換し、それをカバーしに行ったアロンソが7位まで落ちます。

そして、ルノーのペトロフに引っかかって抜けない、どうやっても抜けない。

 

まさかのレース展開、そしてトップでチェッカーを受けたのはベッテル。

アロンソが5位以下ならベッテルがチャンピオンの状況で、結果アロンソは7位でチェッカー。

見事に、ベッテルが大逆転でワールドチャンピオンとなったレースでした。

 

予想もできない凄いレース展開と、レース後の無線で子供のように泣いているベッテル。

ベッテル初勝利の2008年モンツァを生で観戦していて思い入れがあったこともあり、このレースでも気づいたら号泣してしまいました。

 

なんとかフェラーリで、こんなミラクルな展開のレースをもう一度だけ見たいです。

 

2012年 日本GP 可夢偉表彰台

https://twitter.com/F1/status/1047607363027447808

 

こちらは、まだ記憶も新しい2012年の日本GP、小林可夢偉表彰台ですね。

これも琢磨と同じで現地観戦ならではの感動も大きかったと思います。

 

このレースはご覧になっていた方も多いと思うのでレース内容はともかく、

毎周のようにバトンに抜かれないように祈りながら鈴鹿が一体となって応援し、ゴールの瞬間には緊張感がとけて嬉しくて感動したのが涙の理由でした。

 

そして、もう一つの理由。

レース時点ではまだ正式発表はされていなかったものの、翌シーズンからのザウバーからの離脱は決定的な状況だったので、

「これがシーズン前半に、ペレスより先に達成していれば・・・」という悔しい気持ちからの涙でした。

 

なので、嬉しさと悔しさが入り混じった涙だったのを覚えています。

 

2000年 イタリアGP シューマッハ会見

 

最後は2000年イタリアGPです。

これは、レース内容というよりは、皇帝シューマッハのまさかの涙に号泣しました。

 

有名な会見なのでご存知の方も多いかもしれませんが、

このイタリアGPでの勝利で、アイルトン・セナの通算41勝に並んだシューマッハ。

かつての憧れだったセナ、そのセナの死により突然F1界全体を背負わされた若者。

その勝利記録にようやく並んだ時に、これまでの重圧や想いが溢れてきて、このようなまさかの涙の会見となりました。

 

当時フジテレビでは、ターミネーターとかサイボーグとか、人間離れしたイメージで語られていたシューマッハ。

そのシューマッハーが、こんな人間くささを出すなんて、と驚いた方も多かったと思います。

そんな人間らしいシューマッハーが見れたことが嬉しくて感動しました。

管理人も含めて、この会見以降シューマッハーをますます好きになった方も多かったのでは。

 

またライバルのハッキネンが、シューマッハーの肩を叩いていたり。

司会者に自分に振るように言っておきながら、もらい泣きして喋れなかったり。

弟ラルフ・シューマッハも驚きを隠せないながらも励ましていたり。

このメンツでの表彰台も感動を誘いました。

英語ですが、ぜひフルバージョンでこの会見を見ていただきたいです。

 

 

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思い出してみると他にも、アイルトン・セナ絡みで涙したレースがいくつかありました。

でもそれは、悲しい事故のレースが避けて通れない話題になるので、また別の機会に紹介したいと思います。

 

とにかく、イタリアGPは近年稀にみる感動的で面白いレースでした。

こういう自然に感動できるレースが見れるから、やっぱりF1観戦はやめられませんよね。

 

エキサイティングなレースって、なぜか続くことが多いです。

次のムジェロでのトスカーナGPも、イタリアGPのような感動的なレースになることを期待しましょう!

 

以上、思わず泣いてしまったF1レース紹介でした!

 


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