金曜フリー走行はいろんな席で、ぜひ60分間歩き回って観戦してみましょう!
全6回でご紹介する連載企画、第4回はウェットコンディション編です!
F1日本GP鈴鹿「フリー走行の歩き方」として。
60分間で歩いて観戦できるプランを、全6回の連載でご紹介しています!
なお2022年に限り、金曜フリー走行2回目はピレリのタイヤテストが併催され90分となる予定です。
ご紹介している歩き方は60分バージョンなので、金曜フリー走行2回目はもう少し余裕を持って観戦できると思います(笑)
今回は、ウェットコンディション時に最適な歩行観戦プランです。
ではさっそく、第4回「雨天観戦編(ヘアピン~130R)」を見ていくことにしましょう!
フリー走行の歩き方④「雨天観戦編(ヘアピン~130R) 」概要
スタート地点は、ヘアピンの「I席」から。
そこからサーキットの進行方向とは逆向きに観戦していき、ゴールは130Rの「Gエリア」まで。
3つのエリア(I席・Gエリア立体交差側・Gエリア130R側)を、60分で歩いて観戦するプランです。
回るエリアが少ないのは、雨天観戦専用プランだからです!
今回連載でご紹介する6つのプランのうち、歩く距離は2番目に短いです。
難易度はかなり低く、今回は距離や時間よりも敵は雨です(笑)
ちなみに、なぜサーキットの進行方向と逆走ルートかというと?
誰でも簡単にカッコいい写真が撮れるヘアピン指定席「I席」は、フリー走行では超人気席となるためです。
雨天であっても、フリー走行時はそれなりに混んでいます。
セッション途中からでは視界の良い席が空いていない可能性も高いので、「I席」をスタート地点としています。
90分となる金曜フリー走行2回目は、かなり余裕ができるので。
ゴールのGエリアからさらに先、シケインQ2席まで足を運んでも良いかもしれません。
でも雨だったらピレリのタイヤテストは行われないでしょうから、90分では無く60分になってしまうはずです。
なお管理人は、過去20年の鈴鹿の天気で直近の雨天セッションである2017年金曜フリー走行2回目をこのプランで計画しました。
でもあまりの荒天に、ほとんどのマシンが走りませんでした(笑)
ではさっそく、歩くルートと詳細情報を見て行きましょう。
なお所用時間については、分かりやすくするために金曜フリー走行1回目の予定時刻で表現しています。
「雨天観戦編(ヘアピン~130R)」60分間の歩き方とスケジュール
【I席】12:00-12:30
観戦スタートは、ヘアピンのI席からです。
I席の詳細レビューはこちらです。
今年は、観戦者数増加を見込んだためでしょうか。
常設席に加えて、10年ぶりくらい(?)に仮設スタンドが2つ設置されています。
大きく視界は変わりませんが、仮設スタンド側の方がヘアピンカーブにより近いので。
至近距離でヘアピンを観たい場合は、仮設スタンド側に陣取りましょう。
このI席で、まずは最初の30分間を座って観戦しましょう!
これまでの歩き方シリーズ、ほとんどの席を5分とか10分で移動していくプランばかり。
同じ席での30分の観戦時間は、極めて異例です(笑)
理由は、雨天の場合はなかなかマシンがコースインしてこない可能性が高いためです。
大雨か小雨か、翌日以降も雨天セッションが予想されるかの状況にもよりますが。
ちなみに2017年は、確か最初の50分くらいは誰も走ってこない中で、ずっと待ってて手が悴んでました(笑)
小雨程度や、翌日以降も雨のセッションが予想される場合はガンガン走ってくると思います。
その際には、ぜひ「雨のライン取りの違い」を楽しみましょう!
ウェットだと、ヘアピンイン側のクリッピングポイントには付かずに。
こんな感じで、かなり大回りに「アウト→アウト→アウト」で抜けていくドライバーが多いはずです。
でも、立ち上がり速度を重視して。
こんな感じで、「アウト→アウト→イン」で抜けていくドライバーも居たりします。
ドライバーによる走行ラインの違いが、如実に現れるのがウェットコンディションで。
ずっと意識して観ていると、とても興味深いです!
そのあたりを楽しんでいたら、30分なんてすぐに経ってしまうので。
適度に切り上げて、次は「Gエリア」方面へ移動していきましょう。
【Gエリア・立体交差側】12:35-12:45
I席 仮設スタンドから、Gエリア・立体交差側までは早足で5分程度です。
Gエリアの詳細レビューは、こちらの西エリア詳細レビューからご確認ください。
もしI席の観戦位置が、スプーンコーナー側だった場合には。
もう少し余裕を見て、早めにI席を出発した方がいいかもしれません。
Gエリア・立体交差側からは、上側と下側を走行するマシンを1周で二度楽しめます。
雨の場合は、走行するマシンの周回数が少ないことも多いので。
1周で二度観れる、ココをオススメするのも理由の一つです(笑)
ドライコンディションの場合、上側も下側もマシンがアッという間に駆け抜けていきます。
良い言い方をすると「F1の最高速や、加速の凄さが楽しめる」、悪い言い方をすると「ただ真っすぐ走っていくだけ」という感じです。
でもウェットコンディションとなると、一気に見どころが増えます!
まず上段側の130Rへの進入。
ドライだとほぼ直線で減速無しで駆け抜けていきますが、ウェットの場合それなりにしっかり減速します。
各ドライバーがどのあたりでアクセルを抜いたり、ブレーキを踏むか踏まないかなど。
ウェット路面ならではの楽しみ方ができます!
さらに、下段側のデグナー立ち上がりが見どころになってきます。
なので、できるだけデグナーコーナー側で観戦することにしましょう。
ここは、ドライでも難所として知られますが。
ウェットだと、テールスライドさせながらとか、コースをはみ出しながらとか、さらにスリリングな挙動で立ち上がっていきます!
でも多くはクラッシュせずに、ちゃんと駆け抜けていくはずなので。
さすがF1ドライバーという超人技を10分ほど満喫したら、130R側に向けて歩いていくことにしましょう。
【Gエリア・130R側】12:45-13:00
立体交差側から130R側は、オアシスを挟みほぼ地続きなので移動は1~2分程度です。
2003年の改修以降、130Rはドライだとほぼ直線となってしまいました。
なので、あっという間に目の前をF1マシンが駆け抜けていくわけですが。
これがまた、ウェットだとスリリングなコーナーに変化するんですよ!
コンディションによっては、コースをはみ出したり、思いっきりカウンターステアをあてたりしながら加速していくF1マシンの姿が観れるはずです。
クラッシュしないかとヒヤヒヤして、心臓に悪いこともたまにありますが。
でもそこはF1ドライバー、多くは見事に立て直しながらアクセルオンして加速していくという超人技を見せてくれるはずです。
そんな離れ業を15分ほど観戦したら、セッションが終了している頃です。
130Rオアシスがすぐ真裏にあるので、美味しいものや温かいものを食べて雨天観戦の疲れをすぐに癒すことができるのもポイントです(笑)
なお10月3日(月)現在、2022年F1日本GPの金曜日は雨予報が多いです(汗)
好天になることを祈ってますが、もし雨のフリー走行となった場合には。
ぜひこの雨天観戦編を採用してみてはいかがでしょうか!
以上、フリー走行の歩き方④:雨天観戦編(ヘアピン~130R)でした。
第5回「ヘアピン~スプーン編」は、10月4日記事公開予定となります。
ぜひまたチェックしてみてください!