まだまだ、佐藤琢磨選手の2度目のインディ500制覇の余韻に浸っています。
でもF1の方でもビッグニュースが飛び込んで来ましたね。
2011年以来のトルコGP復活が決まりました、他にバーレーンで2戦、アブダビで1戦でこれで今年17戦の全日程が確定です。
コロナ禍の中で、開催に尽力してくれた関係者には本当に頭が下がります。
トルコGPが2011年以来の復活ということで、復活と言えば!
佐藤琢磨選手が大活躍の今こそ、インディジャパンも復活してほしいですよね!
若いファンの方はご存知ないかもしれませんが、2011年まではインディカーシリーズが日本で行われていました。
佐藤琢磨選手が出場した2010年と2011年は、管理人も観戦しに行っていました。
インディジャパン復活を期待しつつ、今回はその時の様子を振り返りたいと思います。
2010年:オーバルコースに佐藤琢磨初参戦
遡ること約10年前の2010年9月です、サーキットは栃木県のツインリンクもてぎ。
この年から、インディカーシリーズに中堅チームのKVレーシングから参戦していた佐藤琢磨選手。
こちらのオーバルコースに、その雄姿を見せてくれることになります。
この写真は土曜の練習走行なのでまだ人もまばらですが、決勝当日は琢磨参戦効果もあり超満員の人で溢れかえりました。
2010年当時の琢磨選手
やっぱり、ちょっと若いですかね、でもあまり今と変わらないかも?
とにかく、常に佐藤琢磨選手の周りには人だかり。
佐藤琢磨応援席も準備されており、管理人も琢磨応援席からの観戦となりました。
2010年の琢磨マシン
やっぱり管理人はマシンの写真が下手です、すみません(笑)
雰囲気だけ、グリーンとイエローのロータスカラーで、実車で見る方がもっとカッコいいです。
2010年レース終了後には金網スパイダーマン
その琢磨選手、レースに関しては残念ながら12位でのゴールとなりました。
しかし、それでもこの年のオーバルコースでの最上位でのゴールでした。
なのでレース後には、琢磨応援席の方に来てくれて、ご覧のように金網によじ登って「スパイダーマン」を披露してくれました!
グランドスタンドからは少し離れた1コーナー寄りだったので、琢磨応援席で観てて良かったと思えた瞬間でした(笑)
この2010年のインディジャパン、優勝したのはエリオ・カストロネベスでした。
この「スパイダーマン」は、エリオが優勝した際に金網によじ登って観客の声援に答えるパフォーマンスです、もてぎでもやってくれました。
このもてぎでスパイダーマンを披露してくれた琢磨とエリオ。
くしくもこの2人が、7年後の2017年のインディ500で、最後まで優勝を争ったわけです。
今なら互角以上の戦いができると思うと、なんだか感慨深いものがありますね。
インディジャパンが復活して、次は勝ってこのスパイダーマンを披露してほしいです!
2011年:震災の影響でロードコースでの開催
そして翌年の2011年は、東日本大震災の影響でオーバルコースの地盤が沈下したり隆起したりレース実施が不可能な状態に。
そのため、初めてロードコースで行われることになりました。
写真の奥の方、前年までアツい戦いが繰り広げられていたオーバルコース。
残念ながら、駐車場と化していまいました(笑)
2011年の琢磨マシン
この年のマシンも、前年と同じくグリーンとイエローのロータスカラー。
それに、パナソニックロゴを際立たせるホワイトラインが入ったカラーです。
琢磨のレース結果は、見せ場たっぷりでしたが接触等もあり10位完走という結果でした。
このレース勝者はスコット・ディクソンです。
なんと今回の勝者も、今年2020年のインディ500で、最後のデッドヒートをした二人ですね。
2010年のエリオといい、何か因縁なのでしょうか(笑)
今なら負けないですよね!
2017年:デモランでオーバル復活!
2010年のインディ・ジャパン以来、長らく使われていなかったオーバルコース。
それが、2017年に1日限りの復活しました、ホンダ・サンクスデー2017のイベントです。
この年にインディ500初制覇を達成した佐藤琢磨選手のそのマシンで、もてぎオーバルコースをデモランするという夢のようなイベントがありました。
オーバルコースを疾走するインディ500制覇マシンと日本のヒーローを生で観れたのは感動的でした。
しかも、長年使っていなかったオーバルの路面状態はデコボコしているでしょうから、デモらしくゆっくり走るのかと思いきや。
かなりのハイスピードでオーバルコースを駆け抜けてくれました。
こんなところまで、ノーアタック・ノーチャンスなのかと(笑)
さらに、アメリカ国外に門外不出だった、歴代優勝者の彫刻入りのボルグワーナートロフィーまで見れて、最高のイベントでした。
ボルグワーナートロフィー
インディジャパン、オーバルコース復活は課題あり
このように、とても素晴らしいイベントだったインディジャパンと、もてぎのオーバルコース。
インディジャパンが復活されれば、ファンとしてはとても嬉しいです。
でも、そこにはいろいろ課題があるのも事実。
震災で影響を受ける前から、インディジャパンは採算性の問題で2011年限りで終了する予定でした。
年一回のインディ開催のために、その修復・維持費用と採算性のバランスが合わないのは理解できます。
また、インディ運営側との開催時期の考え方の課題もあります。
運営側は、アメリカ国外での開催はシーズン序盤が好ましいという考えを持っています。
しかし2月の日本の寒い気候ではレース実施不可能なため、この課題もクリアしないといけません。
なかなか現実的には厳しいとは思います。
でも、佐藤琢磨選手の2度のインディ500制覇。
それに、インディはNTTが冠スポンサーになっています。
ホンダ、ファイアストン(ブリヂストン)など、関連の日本企業も多いです。
復活するのは、むしろ佐藤琢磨選手が現役の今しかないとも思えます。
ぜひ今回の佐藤琢磨選手の偉業が、インディジャパン復活検討への足掛かりとなってほしいですね。
課題があることも解っているので、ファンとしては静かに見守っていきたいと思います。
以上、インディジャパン、ならびにもてぎオーバルコース紹介記事でした!