チームメート比較データで、F1 2020年 序盤6戦を振り返る

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ここ1週間ほどはすっかりインディ500・佐藤琢磨祝福モードでした(笑)

そうこうしているうちに、明日からまたF1が再開です。

ドライバーからも好評な、スパ・フランコルシャンサーキットでのベルギーGPです。

 

ここからまた一気に3連戦で、幸せな週末が続きます。

ファンとしては嬉しいですが、F1関係者の皆さんは本当に大変だろうと思います。

ペレスの例もあるので、くれぐれもコロナと体調に気をつけて、また良いレースを見せてほしいですね。

 

現在6戦を終了していますから、ちょうど序盤3分の1くらいが終了したということです。

この序盤6戦、F1公式ツイッターでチームメートバトルのデータが公開されていました。

そちらを見ながら、この序盤6戦を振り返っていきたいと思います。

 

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下位チームバトル結果

コンストラクターズ順位の下位チームから見ていきたいと思います。

まずは、ウイリアムズ、ハース、アルファロメオの3チームから。

 

データは上から、こちらの項目になります。

予選勝敗、決勝勝敗、ポイント、ベスト予選順位、ベストレース順位、リタイア回数

 

ウイリアムズ:10位 0ポイント

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まず、ラッセル vs ラティフィです。

ラッセル圧勝ですね、特に予選でコンスタントにQ2進出で速いところを見せて注目されています。

でもラティフィも、荒れた開幕戦でポイント目前の最高位11位フィニッシュが光っています。

惜しむらくは、ラッセルが決勝レースで結果を残せていないこと。

ここまでF1を27戦して、ノーポイントはさすがに辛い。

戦闘力の無いマシンであることは理解するものの、荒れたレースや雨のレースなどで結果を出し、そしてのし上がっていく。

F1で勝つドライバーはみんな辿る道なので、なんとか早くポイントゲットしてほしいですね。

 

 

ハース:9位 1ポイント

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こちら、マグヌッセン vs グロージャンです。

光っているのは、第3戦ハンガリーGPでのタイヤギャンブルによるマグヌッセンの10位ポイントゲットですね。

あと第6戦スペインGPの、なぜか金曜日だけ、グロージャンが速かったこともありました(笑)

でもどうも最近は結果が出ずに、話題と言えばラフプレーだけが目立つようなイメージです。

ベッテルの移籍状況や、F2で活躍するフェラーリアカデミーの若手ドライバーなど、アルファロメオとならび狙われるシートはこちらのチームになります。

このあと中盤以降、今年のマシンでは苦しそうなサーキットが続きます。

でも表彰台経験もある実力あるドライバーたちです、奮起を期待しましょう。

 

 

アルファロメオ:8位 2ポイント

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続いて、ライコネン vs ジョビナッツィ

こちらも、ハースと同様にフェラーリPUの戦闘力低下の影響をモロに受けた結果ですね。

唯一、荒れた開幕戦でジョビナッツィが9位ポイントゲットが光っています。

ライコネンは、昨年から予選で負け越しているのが目立ちます。

淋しいですが、さすがにそろろそ・・・なのですかね。

ジョビナッツィはもっと評価されてもいいと思うのですが、どうもインパクトが弱いです。

ライコネンを予選や決勝でも圧勝し続けるくらいしないと、ハースと同様、真っ先に狙われるシートなので、チームメートを圧倒できるのか注目して見てみましょう。

 

 

中堅チームバトル結果

続いて、コンストラクター争い7位~4位までを見ていきます。

 

アルファタウリ:7位 16ポイント

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ガスリー vs クビアトです。

こちらは、ご覧の通り予選・決勝でのポイント獲得ともにガスリーの圧勝です。

連続してQ3進出したり、決勝でも7位あたりできちんとポイントを持ち帰ったりと、ガスリーは成長が感じられますよね。

一方のクビアトですが、予想通りヘルムート・マルコさんからの口撃が始まりだしてしまいました。

F2で頑張っている角田選手が、間違いなくアルファタウリのシートを脅かしてきます。

日本人ファンとしては複雑なところですが、クビアトはかつてチームメートだったリカルドを年間ポイントで上回ったこともある実力派です。

コンストラクター順位争いが激しい位置なので、クビアトにも奮起してもらってチームとしてもっと上位を狙ってほしいですね。

 

 

ルノー:6位 36ポイント

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リカルド vs オコンです。

予選はリカルド圧勝、ポイントは五分五分といったところでしょうか。

リカルドはイギリスGPでの4位が光ります。

現役ドライバーの中でも最強クラスのリカルドですから、1年ブランクのオコンはよくやっているとは思います。

ただし、最近オコンはちょっと空気になりかけているのが気になります。

ベルギーGPからはエンジン交換を実施して、これで少しは差が縮まるかと思います。

来年は、いろんな意味でもっと手ごわいアロンソが来ますから、リカルドとの差が縮まるかに今後注目して見てみましょう。

 

 

フェラーリ:5位 61ポイント

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続いて、フェラーリ、ルクレール vs ベッテルです。

残念ながら、予選も決勝もベッテルは惨敗です。

でもスペインGPでのタイヤマネジメントで、意地は見せてくれました。

チャンピオンらしい走りが嬉しかったですよね。

対してルクレールは、2度の表彰台など結果をきちんと出せています。

特にタイヤマネジメントに苦しんでいた昨年から成長を感じられて、今後も楽しみですね。

ベッテルは4度のワールドチャンピオンです、これからもスペインGPのようにたとえどんな逆境でもきちんと結果を出して、フェラーリの本来の位置に戻ってきて欲しいですね。

 

 

 マクラーレン:4位 62ポイント

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つづいて、サインツ vs ノリス

ややノリス優勢といったところでしょうか、開幕戦表彰台が目立ったこともありますし。

ただしサインツも劣勢とまではいかず、きちんと結果を出せています。

チームとしてうまく回っていて、良い雰囲気が感じられますよね。

でもサインツは、このまま負けたままでフェラーリに行くわけにいきません。

これからも良い関係でチームメート同士で切磋琢磨しながら、激しいコンストラクター順位争いで3位を目指して欲しいですね。

 

上位チームバトル結果

最後に、コンストラクター上位3チームを見ていきます。

 

レーシング・ポイント:3位 63ポイント

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ペレス vs ストロールですね。

ペレスが新型コロナ感染で2戦欠場のため4レース分での比較になりますが、ほぼ互角の結果です。

昨年は、ペレスが予選は全勝に近かったので、ストロールが成長しているのかもしれません。

ストロールは、下位カテゴリーでチャンピオンやF1に来てからも表彰台などちゃんと結果は出しています。

ただのペイドライバーだと思っていないので、それを証明するためにも、今後のレースでもペレスに対等以上に戦うところを見せてほしいですね。

逆にペレスも、とにかくF1に残るためには結果を出すしかないです。

さっそく病み上がりの復帰初戦のスペインGPで流石の走りでしたよね。

チームとしては、これから開発力がトップチームに比べて弱くなっていくはずです。

なので、今後もできるだけ早いうちに大量ポイントを稼いでおきたいところです。

 

 

レッドブル:2位 135ポイント

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フェルスタッペン vs アルボンです。

ご覧の通りマックスの圧勝ですね、特に70周年記念GPで勝ったのはさすがと言うしかない。

一方のアルボン、やはり開幕戦で表彰台を逃したのが痛かった。

とにかく結果がすべての世界なので、あそこで表彰台を取っていたら外野も少しは黙っていたでしょう。

ガスリーと交代説が出るなど、予想通りの展開になってきちゃっています。

とにかく、これからのレースは予選6位以内、決勝では順位を落とさない走り。

これを続けて、運よく表彰台のチャンスがあれば今度こそ確実に掴んで欲しいところです。

 

 

メルセデス:1位 221ポイント

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最後に、ハミルトン vs ボッタス

ご覧のとおり、レースはハミルトン圧勝予選はそこまで離されてない、というイメージ通りの結果。

ハミルトンに対しては、もう特に言うことはありません(笑)

ボッタスは、良いドライバーなのですが、良い結果が続かないというか、ハミルトンにプレッシャーを与えるところまではいかない。

現実的に今年ハミルトンに対抗できる最右翼はボッタスしかいません。

本人が一番どうしたらよいのか解らないのではないかと思いますが、例えば絶対負けんというハングリー精神を見せたり、ハミルトンに対して精神戦を仕掛けるとか、とにかく今までと違うボッタスじゃないと絶対勝てないですよね。

そんなまさかの変身を、今後のレースでは期待して見てみましょう。

 

 

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各チーム序盤戦の戦いをチームメートバトルを軸に振り返って、中盤以降の見どころを考えてきました。

さすがF1、やっぱり楽しいポイントがてんこ盛りですね。

 

とにかく全チーム全ドライバー、それぞれに見どころがたくさんあります。

まもなく始まるベルギーGPの開幕が待ちきれません。

 

また3週間連続でF1が開催される週末を、楽しんでいきましょう!

 


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