角田裕毅、自己最高位の6位で締めくくった前半戦。F1ではツキに見放されないことも重要!

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ハンガリーGPは、心の底からは喜べなかったであろう6位。

でも運に見放されていないのは大きいです、真の笑顔は後半戦に期待しましょう!

 

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2021年F1第11戦ハンガリーGP。

これまでアルピーヌ勢の活躍と、ラッセルの男泣きについて記事で取り上げました。

 

でも他にも、語りたいことが山ほどあります。

なので今日は、角田裕毅選手の自己最高位6位(暫定ですが)について書きたいと思います!

 

フリー走行1回目で実にもったいないクラッシュをしてしまった角田選手。

スタート順も悪く抜きにくいコースなので、正直入賞は難しそうな気配でした。

 

ところがまさかの自己最高位の6位フィニッシュという素晴らしいリザルトとなりました!

でも半面、やっぱりフリー走行でのクラッシュが悔やまれるレースにもなりました。

 

そんな角田選手のハンガリーGP、さっそく振り返ってみることにしましょう!

 

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スタートで超ジャンプアップ、5番手に浮上!

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まずびっくりしたのがスタートですよね。

先頭集団で多重玉突き事故が発生して、カオス状態となった1コーナー。

 

角田選手は、後方スタートだったことが幸いします。

きちんと状況を見てインベタで難を逃れ、16位から一気に5位まで浮上します!

 

 

ちなみに、ファンの皆さんの中には角田選手はクラッシュが多いイメージがあるかもしれません。

でも今年、これまでレース中のクラッシュは一度もありません。

 

このスタートやレースでの落ち着いた走りを、フリー走行や予選で見せてくれるようになれば。

一皮剥けるのも時間の問題ではないかと思っています。

 

再スタートでラティフィに先行される

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レースに話を戻しましょう。

続いて、再スタート後のレース展開についてです。

 

まず再スタートでハミルトン以外が全員ピットインした際。

後方に居たはずのラティフィに先行されてしまいます。

ここが、このレースにおけるポイントとなりました。

 

このラッセルの車載カメラを見る限り、ピット出口にもっとも近いウィリアムズが位置的に有利だったのでしょう。

ラティフィが斜めにマシンを止めて、角田選手の前に出ようとしていることが分かります。

 

もしウィリアムズがピット出口でなく、アンセーフリリースを取られるようなピット位置だったら?

もしかしたらピットイン順通り、角田選手が前に出れていたかもしれませんね。

 

とにかくここで、ラティフィに前に出られてしまったこと。

その後のレース展開に大きく影響したことは間違いありません。

 

アンダーカット成功後、レースペースは悪くなかった

© Pirelli Motorsport Twitter

抜きにくいコースで、予想通りコース上でラティフィを抜けないと判断したのか。

角田選手は、早めの22周目にタイヤ交換でピットに飛び込みます。

 

続いて23周目にラティフィもピットインしますが、見事に角田選手がアンダーカットに成功。

タイヤ戦略で、ラティフィをオーバーテイクします。

 

しかし角田選手の後続に居たサインツが32周目、アロンソが39周目までタイヤ交換を引っ張り。

逆にこの2台にオーバーカットで抜かれてしまいます。

 

さらに後続から鬼神の走りで追い上げるハミルトンに抜かれたり。

30周目までタイヤ交換を引っ張ったチームメイトのガスリーとも順位を入れ替えたり。

 

その結果、7位でフィニッシュとなります。

(レース後、ベッテルの失格により6位に。ただし控訴中なので暫定結果)

 

ちなみにレース中、画面とラップタイミングを確認しながら見ていましたが。

8周タイヤの新しいチームメイトのガスリーとのラップタイム差は、1周につき0.3~0.5秒程度。

初日に走れていない割には、それほど悪くないペースでした。

 

なので、やはり初日クラッシュで更なるレースペース改善をトライできなかったことが悔やまれる結果です。

 

ラティフィに先行されたことも含めて、すべてがうまくかみ合っていれば。

表彰台は難しかったと思いますが、もう少し上の順位の可能もあったかもしれませんね。

 

ツキに見放されていないのは大きい!

Rd. GP セッション 決勝結果
2 エミリア・ロマーニャGP 予選Q1 12位
5 モナコGP FP2 16位
6 アゼルバイジャンGP 予選Q3 7位
7 フランスGP 予選Q1 13位
11 ハンガリーGP FP1 6位

角田選手が今年クラッシュしたグランプリと決勝結果です。

クラッシュを喫したグランプリで、最高位の6位と7位を記録していることが分かりますよね。

 

もしこれらが荒れないレースとなっていたり、レース中のクラッシュでノーポイントだったとしたら?

他の入賞は9位と10位×2回なので、わずか4ポイントしか獲得できない前半戦となっていたはず。

 

そうなると例えばシート争いなど、もっとプレッシャーのかかる状況になっていたかもしれません。

そういう意味では、角田選手は強運の持ち主なのは間違いありません(笑)

 

F1において、運やツキって大きいんです。

実力はありながらも、運やツキが無かったためにF1を去っていったドライバー、これまで多く見てきましたから。

 

前半戦をリタイアわずか1回、入賞5回、18ポイント獲得という成績で終えたこと。

新人としては上々です、なのでツキに見放されなかったことは大きかったはずです。

 

後半戦、真の笑顔に期待しましょう!

こちらが角田選手の最新のツイートです。

6位という順位は良かったとは思っているでしょうが、なんだかあまり嬉しそうでは無いですよね。

むしろきっと、本人のはらわたは煮えくり返っているんじゃないかと思います(笑)

 

良い意味でも悪い意味でも、角田選手にとってはF1でいろんな経験ができた前半戦だったのではないかと思います。

ファンの皆さんにとっても、気持ちの浮き沈みの激しい前半戦だったのではないでしょうか(笑)

 

角田選手は前半戦での悔しい経験を、必ず後半戦に生かしてきてくれるはずです。

経験を積んでミスが無くなったら、天性の速さはあるので伸び代も大きいはずですから!

 

そんな一皮も二皮も剥けた角田選手が、シーズン後半戦には見れることを期待して。

そして角田選手本人もファンも、みんなが明るい笑顔になれるような結果を期待して!

 

後半戦も、引き続き角田裕毅選手を応援することとしましょう!

 

以上、角田選手のハンガリーGPについてでした!

 


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