マックスがデビューした2015年以降は、この二人しかウェットレースを勝っていません。
雨予報のシュタイアーマルクGP、またも激しい頂上争いとなりそうですね!
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2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP、早くも明日から開幕です。
連戦開催はすぐに次のレースが始まるので、観ているファンにはとても嬉しいですよね。
カナダGPと、代替開催予定だったトルコGPの中止に伴い。
第8戦シュタイアーマルクGPは、第9戦オーストリアGPと同じレッドブルリンクサーキットでの連戦となります。
そんなシュタイアーマルクGP、天気が荒れそうな予報が出ています。
そうなると、雨のレースと言えばルイス・ハミルトンのはずです!
・・・って、ハミルトンが雨に強いイメージを持ってない方も居るかもしれません。
雨に限らずいつも強すぎますからね(笑)
いつも速くて強いハミルトンですが、特にウェットレースはさらに滅法強いんです。
レッドブルに流れが傾きつつある今シーズン、流れを変える雨となるかも!?
なので今日はハミルトンのウェットレース戦績と、レースの展望を見ていきたいと思います。
2014年以降のウェットレース一覧
年度 | GP | 優勝 |
---|---|---|
2021 | エミリア・ロマーニャGP | M.フェルスタッペン |
2020 | ハンガリーGP | L.ハミルトン |
ポルトガルGP | L.ハミルトン | |
トルコGP | L.ハミルトン | |
2019 | ドイツGP | M.フェルスタッペン |
2018 | ドイツGP | L.ハミルトン |
2017 | 中国GP | L.ハミルトン |
シンガポールGP | L.ハミルトン | |
2016 | モナコGP | L.ハミルトン |
イギリスGP | L.ハミルトン | |
ブラジルGP | L.ハミルトン | |
2015 | イギリスGP | L.ハミルトン |
アメリカGP | L.ハミルトン | |
2014 | ハンガリーGP | D.リカルド |
日本GP | L.ハミルトン |
(調査条件)
- 『レイン』『インターミディエイト』など、雨用タイヤが使用されたレース
- 小雨が降っただけや、全ドライバーがドライのまま走ったレースは含まない
- 2021年第7戦フランスGP終了時点
以前の記事で、直近20年間のウェットレース一覧と勝者を調べました。
そこから2014年以降のウェットレースを抜粋し、最新データに更新しました。
ハミルトン、2014年以降のウェットレース(15戦)での勝率が凄まじいです。
- ウェットレース:15戦12勝(勝率80%)
2014年以降の参加全レースと、ドライレースでの勝率と比べると凄さがよくわかります。
2014年以降 | 戦績 | 勝率 |
---|---|---|
ウェットレース | 15戦 12勝 | 80.0% |
ドライレース | 128戦 64勝 | 50.0% |
全レース | 143戦 76勝 | 53.1% |
ウェットレースでの勝率がズバ抜けてますよね。
ウェットレースの母数が、15戦と少ないとはいえ。
これはただ単にメルセデスが強かったという訳ではなく。
ハミルトンがウェットレース、ウェットコンディションをとても得意としていると言っていいデータではないでしょうか。
なので、もし第8戦シュタイアーマルクGPが雨になったら。
レッドブル・フェルスタッペンに傾きかけているシーズンの流れを、再びメルセデス・ハミルトンに流れを取り戻すチャンスになるはずです!
週末3日間とも、荒れ模様の天気予報
シュタイアーマルクGPの3日間の天気予報を見てみましょう。
3日間を通じ、とても不安定な天気予報が出ています。
このサーキットは標高700m弱の高地で、なおかつ山岳地帯に位置しています。
なので良い天気予報に変わってもあまりアテにはできないですし、悪い天気予報は当たる可能性が高そうです。
そういえば、昨年の第2戦シュタイアーマルクGP。
土曜日に大雨に見舞われ、フリー走行3回目が中止となり、予選もとんでもない雨の中で行われましたよね。
ハミルトン、昨年は1.2秒差で驚異のPP
昨年の第2戦シュタイアーマルクGP予選。
このハミルトンの驚異のアタックラップ、覚えていますか?
2番手をなんと1.2秒も突き放す、驚異のポールポジションを獲得。
このとんでもないタイム差、もちろん昨年2020年で最大タイム差でのポールポジションです。
近年のF1では、記憶にないタイム差です。
この時、2番手がレッドブルのフェルスタッペン。
最終アタックでスピンした結果での大差とはいえ、その前のアタックも0.7~0.8秒の大差をつけられていました。
もし今年予選でも雨が降ったとしたら。
レッドブルやフェルスタッペンにとっては、昨年のこの嫌な思い出が甦ってくるかもしれませんね。
ウェットレースの流れ、断ち切ったマックス!
しかし、今年の第2戦エミリア・ロマーニャGP。
この直近のウェットレースを制したのは、レッドブルのフェルスタッペンです!
もう一度、2014年以降のウェットレース表を見てみてください。
フェルスタッペンがデビューした2015年以降、ウェットレースで勝ったのはハミルトンとフェルスタッペンの2人のみ、ということがわかりますね!
チームとしても、メルセデスとレッドブルの2チームしか勝っていません。
これも面白いデータですよね!
ウェットレースで無敵の強さを発揮していたハミルトンか、イモラでその流れを断ち切ったフェルスタッペンか。
これはもう第8戦シュタイアーマルクGP、雨になったらまた激しい頂上対決が見れそうです!
新旧レインマスターの頂上対決にも注目して。
第8戦シュタイアーマルクGPの3日間を楽しむこととしましょう!
以上、2014年以降のウェットレースとハミルトンの勝率でした!