F1ウェットレース、直近20年間で何レースくらいあった? そしてもっとも勝ってるのは誰?

調べてみた
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イモラは雨予報で、ウェットレースになるかもしれませんね。

直近20年間のF1ウェットレース数と、優勝者を調べてみることにしました!

 

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いよいよ明日から、エミリア・ロマーニャGPが始まります!

でもイタリア・イモラサーキットの天気予報、今のところレースが行われる日曜日は80%の確率で雨みたいですね。。。

 

ちなみに雨のレースって、『混戦』『荒れる展開』のイメージがありますよね?

でもよくよく思い出してみると、表彰台争いや入賞争いはともかく、少なくとも勝者についてはぜんぜん荒れていない気がしています。

確か2019年ドイツGPは荒れましたが、それ以外ってほとんどハミルトンが勝っているような?

 

F1のウェットレース一覧、勝者一覧って、有りそうで無い情報のような気もします。

なので調べてみることにします!

とりあえず今回は、現役ドライバーがデビューした、2001年以降の直近20年間を調査します。

 

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2011~2020年)ウェットレース一覧

年度GP優勝
2020ハンガリーGPL.ハミルトン
ポルトガルGPL.ハミルトン
トルコGPL.ハミルトン
2019ドイツGPM.フェルスタッペン
2018ドイツGPL.ハミルトン
2017中国GPL.ハミルトン
シンガポールGPL.ハミルトン
2016モナコGPL.ハミルトン
イギリスGPL.ハミルトン
ブラジルGPL.ハミルトン
2015イギリスGPL.ハミルトン
アメリカGPL.ハミルトン
2014ハンガリーGPD.リカルド
日本GPL.ハミルトン
2013マレーシアGPS.ベッテル
2012マレーシアGPF.アロンソ
ブラジルGPJ.バトン
2011カナダGPJ.バトン
イギリスGPF.アロンソ
ハンガリーGPJ.バトン
合計20戦

(ウェットレースの定義)

  • 『レイン』『インターミディエイト』など、雨用タイヤが使用されたレースとします。
  • 小雨が降っただけや、全ドライバーがドライのまま走ったレースは含まない

 

まず直近10年間のウェットレース一覧です。

調べてみると、合計20戦のウェットレース、年平均2戦ということですね。

年度・グランプリ別に、優勝者がわかるようにしましたが・・・圧巻ですね、強すぎますハミルトン(笑)

特に2014年以降の戦績は14戦12勝という、とんでもない成績。

落とした2戦のうち、2014年ハンガリーGPはピットスタートで3位です。

なので2014年以降で、ハミルトンが大きく崩れたウェットレースは2019年ドイツGPのみということですね。

 

次に多いのがジェンソン・バトンの3勝、そしてアロンソの2勝、ベッテル・リカルド・フェルスタッペンの1勝が続きます。

 

レッドブルで勝利したリカルドとフェルスタッペン以外は、みんなチャンピオンばかりなので、ここ10年はやっぱり勝者についてはあまり荒れていないと言っていいのではないでしょうか。

 

2001~2010年)ウェットレース一覧

年度GP優勝
2010オーストラリアGPJ.バトン
中国GPJ.バトン
ベルギーGPL.ハミルトン
韓国GPF.アロンソ
2009マレーシアGPJ.バトン
中国GPS.ベッテル
2008モナコGPL.ハミルトン
イギリスGPL.ハミルトン
ベルギーGPF.マッサ
イタリアGPS.ベッテル
ブラジルGPF.マッサ
2007ヨーロッパGPF.アロンソ
日本GPL.ハミルトン
中国GPK.ライコネン
2006ハンガリーGPJ.バトン
中国GPM.シューマッハ
2005ベルギーGPK.ライコネン
2004イタリアGPR.バリチェロ
ブラジルGPJ.P.モントーヤ
2003オーストラリアGPD.クルサード
ブラジルGPG.フィジケラ
アメリカGPM.シューマッハ
2002イギリスGPM.シューマッハ
2001マレーシアGPM.シューマッハ
ブラジルGPD.クルサード
合計25戦

(ウェットレースの定義)

  • 『レイン』『インターミディエイト』など、雨用タイヤが使用されたレースとします。
  • 小雨が降っただけや、全ドライバーがドライのまま走ったレースは含まない

 

続いて、2001~10年までのウェットレース一覧です。

合計25回のウェットレース、年平均では2.5戦と増えています。

開催レース数は今よりも少ない時代だったので、雨のレースの割合が高かったということが解りますね。

 

この10年でもっとも勝利数が多かったのは優勝4回で、ハミルトン、バトン、そしてシューマッハの3人が並んでいます。

そして次点は、優勝2回でアロンソ、ベッテル、ライコネン、クルサード、マッサの5人並びます。

ここまでで合計22勝ですが、トップチームに所属する、チャンピオンや、チャンピオン争いをしていたドライバー達ばかりです。

やっぱりこの10年も、勝者についてはそんなに荒れていない結果ですね。

 

ただしこの10年には、コンストラクターズ下位のマシンでの優勝が以下2回あります。

  • 2003年ブラジルGP:フィジケラ(ジョーダン)
  • 2006年ハンガリーGP:バトン(ホンダ)

この2回は、ウェットレースでの大番狂わせ勝者と言っていいのかもしれません。

 

直近20年45戦のウェットレース、勝利数ランク

順位勝利数ドライバー
1位16勝L.ハミルトン
2位7勝J.バトン
3位4勝F.アロンソ
M.シューマッハ
5位3勝S.ベッテル
6位2勝K.ライコネン
F.マッサ
D.クルサード
9位1勝R.バリチェロ
J.P.モントーヤ
G.フィジケラ
D.リカルド
M.フェルスタッペン

ということで、合算してドライバーごとの勝利数がわかるようにしてみました。

結果は、ハミルトンとバトンのワンツーフィニッシュでした。

2010~12年までチームメイトだった2人です。

バトンの雨のレースでの巧さをハミルトンが自分のものにし、メルセデスでドライレース以上に圧倒的な強さでウェットレースでの勝利を積み重ねたということかもしれませんね!

 

もちろん、2000年以前に目を向けるとミハエル・シューマッハは多くのウェットレースを制していますし、なんといっても雨と言えばアイルトン・セナも多く登場するはずです。

なので、いつかもう少し昔まで調べてみますね!

 

とにかく今回調べてみてわかったこと。

雨のレースでは、勝者については荒れずに、メルセデスのハミルトンが圧倒的な強さを誇っているということです。

イモラで挽回を狙うフェルスタッペンとレッドブル・ホンダ陣営にとっては嫌なデータです。

 

でも調べておいて何ですが、あくまで統計情報ですから(笑)

雨でも晴れでも、とにかく明日から始まるエミリア・ロマーニャGPでは。

メルセデスとレッドブル、ハミルトンとフェルスタッペンとの頂上対決を楽しむこととしましょう!

 

以上、直近20年間のウェットレースについての調査でした!

 


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