再スタートや角田裕毅選手の活躍、観ていて大興奮でしたが。
でもやっぱり安全が第一、赤旗3回のレースで全ドライバー無事だったことをまず喜びたいです!
2023年F1第3戦オーストラリアGPが終了しました。
レース結果は、皆さんもうよくご存知ですよね。
『マックス優勝、ハミルトンとアロンソのチャンピオン3人が表彰台!』
そして、我らが角田裕毅選手も今シーズン初ポイント獲得!
と、この結果だけ見ると素晴らしいレース内容だったように思えるのですが。
レースが終わって数時間、なんだかずっとモヤモヤしてました。
モヤモヤの原因を考えていたのですが。
- 角田選手が5位を失った
- 応援してたハミルトンとアロンソが勝てなかった
- レース運営側のいろんな不手際
- レース後の異議申し立て
・・・などかと思ったのですが全部違って。
管理人自身が『安全第一』を忘れて観戦していたからです。
これだけ長くF1を観ていても、レース展開に興奮するとついつい安全性を忘れがちになります。
- F1は生命の危機を伴う危険なスポーツ
- 悲しい瞬間は突然やってくる
- いかなる時もドライバーの安全が第一
最後の酷いクラッシュを見て、ようやく我に返ったような感じになりました
こういうレースを観た時こそ、F1の安全性についてあらためて考えるべきかと思ったので。
今日は安全性の観点から、オーストラリアGPを振り返ってみたいと思います。
でも日記のような内容になる予感がするので、気になる方だけこの後ご覧ください(笑)
アルボンの事故、あわやTボーンクラッシュ
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まず、最初の赤旗の原因となったアルボンのクラッシュ。
あらためて見てみると、かなり危険なクラッシュだったことが分かりますよね。
ウィリアムズが、あと1車身ほどコース側に跳ね返されていれば。
後続のガスリーやヒュルケンベルグによって、最も危険なTボーンクラッシュが引き起こされていたかもしれません。
でも運よく事なきを得たので、安全性については管理人の頭から飛んで行って。
その後のトップ集団のタイヤ交換や、赤旗後の再スタートに意識や興味が集中しちゃってました。
マグヌッセンの事故、タイヤが直撃の可能性も
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続いて、2回目の赤旗の原因となったマグヌッセンの事故。
ウォールにクラッシュして、タイヤが外れて飛んでいます。
後続の周冠宇が、たまたまうまく避けることができましたが。
これも、もし運が悪ければ。
後続マシンに直撃したり、あるいは乗り上げて宙を舞ったり。
外れたタイヤがバウンドすれば、観客席に飛び込んで大惨事になっていたかもしれません。
でもこれも運よく事なきを得たので、安全性についてはまた頭から飛んで。
ラスト2周での超スプリントレースへの興奮と、再スタートに意識が集中して。
その危険性については、完全に頭から飛んで行っちゃっていました。
目が覚めた、3度目の事故による赤旗
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そして、ラスト2周での超スプリントレースのスタート。
あらゆる場所でスピンやクラッシュの多重事故が発生し、3度目の赤旗中断。
この酷いクラッシュを目の当りにして、管理人はようやく忘れていた『安全第一』を思い出しました。
ここまでの2回の大きなクラッシュが、たまたま運よく多重事故にならなかっただけということに気付きました。
気付いた後には、もう推しの順位とか正直どうでもよくて。
『頼むから次はローリングスタートで、全員無事にゴールしてくれ』
そんな祈るような気持ちで、中継画面を観ていました。
角田選手の5位よりも大事なこと
F1の安全性について管理人が思うこと、こちら昨年書いた記事です。
管理人は常々、「ドライバーの安全第一」を考えながらF1を観ていたつもりなのですが。
やっぱり推しドライバーが活躍したり、白熱のトップ争いなんかがあると。
安全性よりも、ついついエンタメの方を重視して観戦していることに今日気付かされたんですよね。
でも、「角田選手の5位」や「ハミルトンやアロンソの優勝」なんかよりも。
絶対に圧倒的に、「ドライバー・観客・マーシャルの生命」の方が大事です。
「何を大袈裟な」「そんなこと起きるわけない」と思われるファンの方も居ると思います。
これは管理人の価値観であって、皆さんに強要するつもりはまったくありません。
でも何度も死亡事故を経験しちゃうと、あの悲しい瞬間がトラウマのように甦ってきちゃうんです。
なので『安全第一』で観ていたつもりの管理人が、『エンタメ重視』で観ていたことへの自己嫌悪がモヤモヤの理由だったんだと思います。
ようやく原因も分かって、モヤモヤも晴れてきたので。
とにかく今回のレースは、赤旗3回のレースで全ドライバー無事だったことをまず喜びたいと思いますし。
運営側へは、ドライバーの安全を第一に考えたレース運営を期待したいところです。
我を忘れるくらい興奮させてくれる、僕たちの大好きなF1。
でも、
- その悲しい日は突然やってくる
- 100%の安全神話なんて絶対無い
- ドライバーには生命の危機が常につきまとっている
このことを絶対忘れずに、F1ファンとしても「ドライバーの安全第一」を常に考えながら。
今後も全ドライバーへのリスペクトを忘れず、F1観戦を楽しんでいきたいと思います!
以上、ドライバーの安全について考えさせられたオーストラリアGPの振り返りでした!