金曜フリー走行はいろんな席で、ぜひ60分間歩き回って観戦してみましょう!
全6回でご紹介する連載企画、第5回は最難関のスプーン最果てを目指すプランです!
F1日本GP鈴鹿「フリー走行の歩き方」として。
60分間で歩いて観戦できるプランを、全6回の連載でご紹介しています!
なお2022年に限り、金曜フリー走行2回目はピレリのタイヤテストが併催され90分となる予定です。
ご紹介している歩き方は60分バージョンなので、金曜フリー走行2回目はもう少し余裕を持って観戦できると思います(笑)
今回は鈴鹿サーキットの最果ての地、スプーンカーブを目指すプランです。
ではさっそく、第5回「ヘアピン~スプーン編」を見ていくことにしましょう!
フリー走行の歩き方⑤「ヘアピン~スプーン編 」概要
スタート地点は、ヘアピンの「I席」から。
そこからサーキットの進行方向に沿って200Rを通過し、ゴールはスプーンカーブの最果て「Nエリア」までを目指すプランです。
5つのエリア(I席・200R・Lエリア・Mエリア・Nエリア)を、60分で歩いて観戦するプランです。
今回連載でご紹介する6つのプランのうち、歩く距離は最も長いです。
難易度は文句なく最難関です!
距離や時間も厳しいですが、何よりも折れない心が大事になってきます(笑)
なお90分に延長となる金曜フリー走行2回目は、急遽解放されることになった「Jエリア」に寄るのも手かもしれませんが。
このプランは60分では無く、本来は90分でじっくり見たいプランなので。
体力と精神力に自信のある勇者以外は、本プラン通りのルートを少し時間に余裕を見て観戦するのをオススメします(笑)
なお管理人は、金曜フリー走行2回目は基本的にこのプランです。
過去20年の鈴鹿の天気で、FP2で雨が降った2015年と2017年以外は、もうかれこれ10年以上このプランです。
ではさっそく、歩くルートと詳細情報を見て行きましょう。
なお所用時間については、分かりやすくするために金曜フリー走行1回目の予定時刻で表現しています。
「ヘアピン~スプーン編」60分間の歩き方とスケジュール
【I席】12:00-12:15
観戦スタートは、ヘアピンのI席からです。
I席の詳細レビューはこちらです。
前回の雨天観戦編でも書きましたが、今年は仮設席が2つ増設されています。
この写真は2011年です。
もう少し向かって左側に仮設スタンドは設置されるみたいですが、おそらくこんなイメージです。
常設席よりもマシンから近く、より迫力が増し、写真も撮りやすくなるはずです!
ただしその後に向かうスプーンカーブからは遠くなるので、仮設側に陣取る場合は少し余裕をもって出発しましょう。
I席の特長は、なんと言っても写真撮影のしやすさ。
望遠機能しか付いてないコンデジでも、こんなそれっぽい写真が誰でも撮れます。
ちなみに縁石を少しだけ構図に入れると、それっぽい写真になるのですが。
近年はヘアピンのクリッピングポイントに付かずに、一車幅くらい外側のライン取りをするドライバーが多いです。
写真を撮る座席位置は、できるだけヘアピン側の方が良いとは思うのですが。
フリー走行での人気席だけに、セッション開始の相当前からどんどん座席が埋まります。
管理人は例年、およそ1時間前には席を確保してセッション開始を待ってます。
1時間前なら1人観戦だと余裕で席確保できますので、ぜひ参考にしてみてください。
推しドライバーが連続周回してくれて、満足のいく写真が撮れたなら。
15分程度で、スプーンカーブ方向へ向かうことにしましょう。
【200R】12:20-12:25
I席から200Rには、5分弱で到着します。
F1マシンからの至近距離を味わえる、鈴鹿随一の迫力地点なのでぜひ立ち止まって観戦しましょう!
この観戦動画を見てみてください!
(再生ボタンを押せば、200Rの走行シーンから始まります)
目線の高さで、正面に近い方向からF1マシンがこっちに向かってくるようなイメージです。
真横から観る形のE-1席(ダンロップ)やI席(ヘアピン)やA1席(ホームストレート)とは、また一味違った迫力を感じることができます!
場所はこのあたり。
超迫力スポットを堪能したら、引き続きスプーンカーブへ向かって歩き出しましょう。
なおこの先のスプーンへ向かう小道が、F1マシンとの超最接近エリアです。
すぐそこをF1マシンが走っているのですが、残念ながら幕が張られ観れずに立ち止まり禁止なのでご注意くださいね!
音だけ楽しみながら、スプーンカーブを目指しましょう!
【Lエリア 移動観戦】12:30-12:40
200Rからスプーン入口のNエリアまで、早足で5分程度です。
詳細はこちらの西エリア詳細レビューからご確認ください。
初めて辿り着いた方は、このスプーンカーブの視界を見て。
「大変だって聞いてたけど、意外にすぐ着いた!」
って、もしかしたら思うかもしれません。
でも、ルートマップをもう一度見てみましょう。
残念ながら、まだ半分も来ていません。
ここから長く大回りしないといけないのが、スプーン最果ての地までの苦行なんです(笑)
まずLエリアからは、スプーン一つ目の高速コーナーへの進入が楽しめます。
F1マシンのブレーキングと旋回能力を存分に楽しめるので、本当はじっくり観たいところですが。
60分のフリー走行だと時間が無いので。
歩き観戦しながらLエリアを抜けていくことにしましょう。
【Mエリア 移動観戦】12:45-12:50
LエリアからMエリアの間には、カメラマンエリアがあり進入禁止です。
なので大きく外側を歩いて迂回することになるので、移動に2~3分かかります。
あと、小山に登るくらいの気合いも必要です(笑)
きっと多くの方が。
「まぁ一応スプーンまで来れたし、このままここで観戦しようかな」
という誘惑に揺れ始めるはずです(笑)
でもこのMエリアからは、スプーン一つ目と二つ目を金網被り無く観戦できるので。
西コース版のB2席視界みたいなイメージでしょうか。
広い視界で、各ドライバーのライントレースの違いを堪能できる面白い場所なので。
誘惑に打ち勝って、ぜひじっくり観戦したいところですが。
でも時間が無いので、ここも歩きながら観戦していきましょう。
【Nエリア】12:50-13:00
そしていよいよ、最果ての地に到着です!
MエリアからNエリアは、ほぼ地続きなので移動時間はほとんど無いです。
ここに辿り着くまでは、一切見えなかった西ストレート。
でもここからは、ストレートもかなりの部分まで観ることができるようになります。
スプーンカーブ全景に加え、ストレートまでじっくり見れるので。
【F1日本GP鈴鹿 観戦席情報】
西エリアチケット、もっとも長時間マシンを見るなら?
オススメは『Nエリア』です!スプーンカーブに加え、バックストレートの半分くらいまで見えます。
ドライで約14秒、ウェットで約17秒くらい目視できます!#f1 #F1jp #鈴鹿サーキット pic.twitter.com/kIlSiHdBsC— みんなでF1 (@minna_de_F1) June 16, 2022
管理人測定では、およそ14秒間くらいは推しドライバーを追い続けられます(笑)
なので残り10分間は、この最果ての地でじっくりと観戦しましょう。
推しドライバーを、ひたすら追い続ける観戦も良いですし。
スプーンカーブ全景も見渡せるので、ドライバーごとの走行ラインの違いをチェックするなどの楽しみ方もできます。
そうこうしていると、セッション終了時刻となります。
この最果て地まで歩いて来た勇者だけが感じられる、なんとも言えない達成感に包まれることでしょう(笑)
ちなみにここからグランドスタンドまで戻るには、およそ1時間程度かかります。
金曜フリー走行1回目だと、2回目に間に合うように別の席に移動するのは結構大変です。
でも金曜フリー走行2回目の場合は、のんびりと金曜の余韻を楽しみながらグランドスタンド方面へ歩いて帰れます。
今年は晴れなら90分に延長されますので、もう少しゆっくり余裕を持って観戦できるはずですし。
ぜひ今年の金曜フリー走行2回目は、この観戦プランを採用してみてはいかがでしょうか!
以上、フリー走行の歩き方⑤:「ヘアピン~スプーン編」でした。
次回はいよいよ最終回「土曜 FP3対応編」は、10月5日記事公開予定となります。
ぜひチェックしてみてください!