第9回は、お子様と安心して観戦できる「S席」。
初めて鈴鹿に来た時に「こんなに下り坂だったの!?」と驚く、最終コーナーをキレイに観れるのが特長です!
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10月に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP、チケット一般販売開始の7月24日(日)に向けて。
7月22日まで、全15回に分けて全席の詳細レビューを行っています。
レビュー内容は、全席共通です。
どんな情報をどんなスケジュールで公開するかについては、こちらの予告記事をご確認ください!
第9回は、S席(ファミリーシート・最終コーナー)についてとなります。
お子様との観戦が必須条件なので、やや特殊な観戦席です。
グランドスタンドやメインゲートからのアクセスの良さ、観覧車や遊園地アトラクションへの移動のしやすさ、専用常設トイレなど、ご家族で安心して観戦できることが特長です。
とは言っても、金曜フリー走行では誰でも自由に出入りすることができますし。
S席について、ファミリー以外の方もぜひチェックしてみてください!
S席からのF1マシン走行ビュー
まずこちらが、みんなでF1 YouTubeチャンネルに公開した動画です。
- S席からの観戦ビュー
- 収録年度:2019年F1日本GP、Ferrari Racing Days 2022デモラン
実際に観戦する視界と近くなるように、なるべく高倍率ズームで撮っていない動画を公開しました。
ただしS席は動画サンプル数が少なくて、一部やや高倍率で撮った動画もあります。
F1マシンの走行は実際どんな風に見えるのか、ぜひ動画でご確認ください!
まずは、このS席のマップを見てみましょう。
S席は複数のエリアには分かれていないので、座席位置によるチケット料金の差はありません。
ただしファミリーシートだけに、大人と子供の人数の組み合わせでいくつか料金設定されています。
例えば、「大人×1名&子ども×1名」で48,200円となります。
その他の人数の組み合わせや追加券など、鈴鹿公式HPのチケット料金をご確認ください。
では観戦席からの、走行ビューと特長を見てみましょう。
S席(最終コーナー側視界)
S席(ホームストレート側視界)
(主な特長)
- 座席位置にもよるが、マシンやコースからの距離は近い
- かなり遠目ながら、シケイン走行を観ることができる
- 最終コーナー、坂を下ってくる迫力を間近で観ることができる
- ホームストレートは、どの席からも金網で視界が悪い
- ピット作業は、看板で隠れる座席が多い
S席の観戦ビューについて、最大の特長はこちら。
「最終コーナーの下り坂を、間近で楽しむことができる」
お隣のR席からも最終コーナーは見えますが、ほぼ真横からの観戦ビューとなります。
対してこのS席は、F1マシンが観戦席側に向かって坂を下ってくるようなビューとなるため。
迫力はS席の方が楽しめるはずです。
少し古い写真で申し訳ないですが。
鈴鹿サーキットに初めて来場した際に、おそらくこの逆バンクに向かうトンネルあたりを通ると。
「鈴鹿の最終コーナーって、こんなに下り坂だったの!?」
と驚かれた方が多いと思います。
そして、このあたりから走るF1マシンを観て。
「F1ってすげーよ、何この迫力!!!」
となった方も多いかと(笑)
あの感覚を、もっと間近でもう一度楽しめるのがS席の特長だと思ってください(笑)
YouTubeに公開した動画で、ぜひこのS席でのF1マシン走行ビューをチェックしてみてください!
視界情報詳細
まずは「金網被り」について。
S席のほとんどの席は、すべての視界で金網越しでの観戦となります。
ただし上段席であれば、シケインと最終コーナー前半は金網に被らないです。
でもお子様はきっと金網は気にせず、コースやマシンからの距離が近い方が喜ぶのではと想像するのですが。
もし金網被りを避けることを重視するのであれば、上段席をオススメします!
次に「電柱」については、S席は基本的に真横からコースを見る形の観戦席となるので。
B2席・C席・D席のようなレコードライン被りするような電柱はありません!
なので、マシンからの近さを取るのか、金網を少しでも避けるのか。
ご自身やお子様のお好みと鑑みて、チケット購入時の参考情報としてください!
オススメシート
お子様に飽きの来ない観戦にピッタリな場所は?
オススメは「A~Cブロック 上段席」です!
S席は目の前でオーバーテイクがあるわけではないし、お子様からすれば単調にF1マシンが走行しているだけに見えるかもしれません。
なのでいろんなものが目に入って、お子様に飽きの来ないようにすることが重要かと(笑)
先日Ferrari Racing Days 2022に行ってきた際に、詳細を見てきました。
この写真は、「Cブロック20列12番」で立って撮りました。
特長としては。
まず、ほんの一部ですが「逆バンク」を走行しているF1マシンも見えます。
さらに観戦席のすぐ左には、遊園地の新アトラクション「GPレーサーズ」の乗り物がひっきりなしに飛び出してきます。
(YouTube動画にも少し映っています、ココから再生すると該当箇所が見れます)
そしてレースやセッション終了時、チェッカーフラッグや表彰台も観れます。
もしお子様が、観戦席から他の場所へ遊びに行きたいなんて言い出したとしても。
「もうすぐあそこで旗が振られるから、それ見てからね、もう少しガマンしようね」
なんて言いやすいはずです(笑)
座席表と照らし合わせると。
このあたりがオススメシートです!
なお、このオススメシートの後方には。
すぐ後ろに専用常設トイレがあるので。
お子様が「トイレいきたい~」とグズりだしても、すぐに行けることもメリットです!
管理人の娘はまだ1歳半で、一緒に観戦したことはないので想像になってしまいますが。
ファミリー向けのS席の中でも、よりお子様連れのご家族向けの席だと思いますので。
ぜひこのオススメシート近辺での観戦もご検討してみてください!
総合評価
では最後に、このS席を5つの軸で評価したいと思います。
とは言ってもファミリーシートなので、通常観戦の評価軸と混合して考えのは難しいです(笑)
快適性
- グランドスタンドやメインゲートからは至近距離
- シケインオアシスがとても近く、食事の選択肢は豊富、だがやや混雑気味
- S席専用常設や近隣にも多くのトイレがあり、トイレはまったく困らない
- 観覧車やメジャーなアトラクションからも近く、マシン走行時以外を遊園地で過ごすには最適
などの理由で、星5つとしました。
視界
- どの席からも、シケインから最終コーナーは良く見える
- 上段席を除き、基本的には金網被りでの観戦となる
- ホームストレートも視界範囲内だが、金網越しとなるためやや視界は悪い
などの理由で、星3つとしました。
迫力
- シケインでのオーバーテイクは期待できるが、しっかり観れる座席位置は少ない
- ホームストレートでのバトルは期待できるが、金網越しなのでほぼ見えない
- 最終コーナーの坂を、F1マシンが駆け下りて向かってくる迫力を間近で体感できる
などの理由で、星2つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、6番目に高いチケット料金
- 料金の割には、視界・迫力ともやや欠ける
- 特に乳幼児のお子様の場合の、周囲のお客様への気遣いが緩和される価値は唯一無二
- 「キッズF1表彰式ツアー」の開催が、今年は開催に向けてまだ調整中
などの理由で、星2つとしました。
初心者オススメ
- スクリーンがあり、レース展開を把握しやすい
- 快適性は、鈴鹿の指定席の中でも最高クラス
- 視界、迫力ともやや欠けて、目の前でのオーバーテイクも期待できない
などの理由で、星2つとしました。
なかなか難しかったですが、とりあえずいつもの評価をしてみました。
とにかくS席は、ご家族でお子様と安心して観戦できる価値の高い観戦席となります。
F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれ。
ぜひこの評価軸をご参考に、S席での観戦を検討してみてください!
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以上、S席の詳細レビューでした。
第9回は7月17日(日)、V1席のレビューとなります。
ぜひまたチェックしてみてください!