マックス・フェルスタッペン、この無慈悲な強さこそ偉大なチャンピオンの証!

レース
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サインツ初優勝の夢も、アロンソのスタートも、完璧なまでに封じ込めたマックス。

この憎ったらしいくらいの圧倒的な強さこそ、偉大なチャンピオンの証です!

 

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2022年F1第9戦カナダGPが終了しました。

 

レースが終わったのが、午前5時くらいだったでしょうか。

なので今日は一日、眠気と戦っていた方も多かったと思います(笑)

 

結果はもう皆さんご存知ですよね!

 

レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。

これで今シーズン9戦で早くも6勝目、タイトル争いでも圧倒的なリードを広げることとなりました。

 

ただ勝つだけでは無くて、ファンの想いや夢を掻き消すような無慈悲な勝利。

こんな憎ったらしい勝利(誉め言葉)こそ、偉大なチャンピオンの証だと思っています(笑)

 

そんなマックスの圧倒的な強さが目立ったカナダGP。

さっそく振り返ってみましょう。

 

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アロンソ、ロケットスタートならず

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このカナダGP、予選までの主役はフェルナンド・アロンソでした。

10年ぶりとなるフロントローからのスタートに、世界中が注目していたと思います。

 

管理人も昨日の記事で書いた通り。

フェルナンド・アロンソ、「9年ぶり優勝」ならF1史上最長の優勝間隔!
これまでの最長優勝間隔は、1983年から1990年パトレーゼの約7年間。 アロンソ、2013年スペインGP以来、9年ぶり優勝で新記録なるか注目です! === 2022年F1第9戦カナダGP、予選まで終了しこのあといよいよ決勝です! 結果はも...

現実的なことは考えないで、アロンソ復活優勝の夢を見ていたんですよね(笑)

 

ちなみに管理人の妄想的には、アロンソがロケットスタートを決めて。

そしてやや出遅れたマックスがフェラーリのサインツに蓋をされ、アロンソがリードを広げていくような展開だったのですが。

 

 

そんな妄想はどこへやら、マックスが普通に見事なスタートを決めて後続を封じ込めました(笑)

 

その後アロンソはPUトラブルもありペースが伸びず、そして最終ラップでペナルティを食らったこともあり。

最終的には9位と、スタート順位を考えると物足りない結果となってしまいました。

 

 

まぁ正直、現実的には厳しいと思っていましたが。

でもせめて、スタート後の数周は夢を見たかったなぁ、と。

 

でもマックスが、無慈悲にその妄想を封じ込めてくれちゃいました(笑)

 

 

角田裕毅クラッシュによりSC

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レースはその後、マックスにとってはまったく危なげない展開に。

このまま楽勝なんだろうな、と思っていた矢先。

 

角田裕毅選手が、ピットレーン出口でまさかのクラッシュを喫してしまいます。

 

最後尾スタートからきちんとレースを組み立て、入賞圏内目前だっただけに。

このミスはちょっともったいなかったですよね(涙)

 

でも角田選手、第9戦にして今年初のミスらしいミスだったわけで。

次戦に気持ちを切り替えて、応援することとしましょう!

 

ということで、このクラッシュによってセーフティーカー導入となり。

膠着状態だったトップ争いが、一気に激アツのバトルとなっていきます。

 

 

残り15周、マックスとサインツの白熱バトル

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レースが再開されたのが、残り15周。

そこからフェラーリのカルロス・サインツが、初優勝を目指してマックスに猛プッシュを開始します。

 

マックスとの差は、常に1秒以内のDRS圏内。

単独で走行したら、おそらくサインツの方がペースが良さそうに見えました。

 

 

そんな、一つのミスも許されない極限状況の中。

先頭を走るマックスは、本当に一切のミスも犯さず(笑)

サインツの初優勝の夢を打ち砕き、結局そのままの順位でゴールを迎えます。

 

 

フェラーリを応援するファンからしても、ただただ脱帽というか。

「悔しいんだけど、負けた相手が凄すぎる」

そんな畏怖の念を抱く強さを、今回のマックスに感じました。

 

かつてのミハエル・シューマッハの黄金時代や、近年のルイス・ハミルトンの絶対王者ぶり。

そんな偉大なチャンピオン達を思わせるような走りだったのではないでしょうか。

 

 

今年のタイトル争い、もう決まり?

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ということで、そんな偉大なチャンピオンを思わせる強さを見せつけたマックス。

これでポイント差は2位のペレスとは46pt差、3位のルクレールとは49pt差と圧倒的なリードとなりました。

 

「もう今年のタイトルはマックスに決まった」

そう思われる方も多いかもしれませんよね。

 

でも、ちょっと待ってください!

 

第3戦オーストラリアGP終了時点では、マックスは逆にルクレールに46ポイント差を付けられていた状況です。

それがたった6戦で、ほぼ同じポイント差を付け返す形となったわけです。

 

フェラーリとルクレールの流れが、第4戦イモラでのスピンから大きく変わっていったように。

ほんの一つの出来事から、大きく流れが変わっていくのはF1の歴史ではよくあることです。

 

 

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これまで何度かそんなシーズンもありましたタイトル争いの行方はまだまだどうなるか分かりません!

 

カナダGPのルクレールは、ペナルティによる最後方スタートだったので5位と結果は奮いませんでしたが。

次のイギリスGPでは、また上位でマックスと戦ってくれるはずです。

 

今年は全22戦、まだ13レースも残っています。

さらに今年からポイントをより多く得られるようになった、F1スプリントもまだ2戦残っています。

 

なので、まだまだ白熱のタイトル争いが続いていくはずです!

 

 

果たして、今度の今度こそフェラーリの巻き返しなるのか?

それともマックスが、またも返り討ちにしてさらにリードを広げていくのか?

 

2週間後の次戦イギリスGP、まだまだ終わらないタイトル争いを期待して。

楽しみに待つこととしましょう!

 

以上、2022年F1第9戦カナダGPについてでした!

 


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