モナコGPでのこの無念・悔しさから、ルクレールはさらに強いドライバーになるはず!

レース
© Charles Leclerc Twitter
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ルクレールには、なんとも非情な母国GPとなってしまいました。

でもモナコでのクラッシュから、さらに強く成長することは歴史が証明しています!

 

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2021年F1第5戦モナコGPが終了しました

レース自体は予想通り追い抜きが難しく、勝負のカギはスタートとタイヤ戦略のみの戦いとなりました。

 

レースの総論としては。

『この無念・悔しさから、きっとルクレールはさらに強くなるはず!』

そんなことを感じるグランプリとなりました。

 

レース前に最大の波乱が起こってしまったモナコGP

さっそく振り返っていきたいと思います。

 

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無念ルクレール、母国PPからスタートできず

© Formula1 Twitter

伝統のモナコGP、母国でポールポジションを決めたフェラーリのルクレール

そして、意気揚々とスターティンググリッドに向かうルクレール。

しかし無線から悲鳴が聞こえてきて、このように頭を抱える衝撃のシーンから始まりました。

 

昨日の記事で、普通にスタートさえすれば勝てると書いたばかりだったのですが・・・。

残念ながら予選でのクラッシュの影響があったのか、マシントラブルによりスタートできない事態となってしまいました。

 

ちなみにスタート出来ないドライバーでも、レース前のセレモニーには出席する義務があります。

© Formula1 Twitter

このようにがっくり肩を落とすルクレールに、いろんなドライバーが励ましている姿

こんな悲しいシーンが画面に映し出されるたびに、泣きそうになったファンも多かったのではないでしょうか。

 

レースは、フェルスタッペンが危なげない勝利!

© Red Bull Racing Honda Twitter

この波乱により、実質ポールポジションからのスタートとなったのがレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。

 

レース結果の詳細は、もういろんな情報サイトに出ているので簡潔に(笑)

 

スタートを見事に決め、タイヤ交換も無事に完了し、圧倒的な強さで見事に優勝!

自身にとってモナコGP初制覇、ホンダにとっては1992年のセナ以来、29年ぶりの勝利となりました。

 

そしてチャンピオン争い。

ついにフェルスタッペンがハミルトンを抜き、ポイントリーダーに躍り出ることとなりました。

 

この様子を見ていて。

過去のフェルスタッペンのモナコGPでの戦績をご存知の方は、とても感慨深かったのではないでしょうか?

 

モナコのクラッシュから成長したフェルスタッペン!

2015年

こちら2015年、新人時代のフェルスタッペンです。

このように他車に追突してクラッシュ、リタイアとなってしまいます。

 

その後も、フェルスタッペンは毎年のようにモナコでクラッシュしています。

2016年

この年は、なんと合計3回。

フリー走行とレースでは、今回ミック・シューマッハーが餌食となった場所で。

そして予選Q1では、今回のルクレールが餌食となったまったく同じ場所でクラッシュ。

燦々たる結果となってしまいました。

 

2018年

そして2018年、またも今回のルクレールと同じ場所でクラッシュ。

チームメイトのリカルドがポールポジションを獲り、優勝も飾る中で。

フリー走行でのクラッシュという失態を演じ、最後尾スタートとなってしまいました。

 

 

これらのクラッシュは確かにいただけません。

でも2018年のクラッシュをきっかけに、フェルスタッペンは大きく成長したと思いませんか?

 

それまでの『速いけど危うい』というイメージから徐々に危うさが消え、そして年々力強さを増していきました。

 

そして今回ついに同じモナコで、とても力強いレースで。

絶対王者ハミルトンを抜き、ポイントリーダーに躍り出ることとなりました。

 

なんだか見ていて、とても感慨深かったです。

 

モナコのクラッシュは、ドライバーを成長させる!?

© news.bbc.co.uk

こちら1988年モナコGP、アイルトン・セナ。

2位のプロストに1分近い差をつけていながら、残り11周時点で単独クラッシュ。

オールドファンには有名な、ポルティエコーナーでのクラッシュです。

 

しかしこのクラッシュ以降、セナは生まれ変わったような強さを発揮。

それまでは『速さ』ばかりが目立っていたセナ、このモナコでの失敗が『強さ』を手に入れるきっかけとなったレースだと思っています。

 

このセナの場合も、フェルスタッペンの場合も。

なぜかはわかりませんが、モナコGPでのクラッシュや悔しさはドライバーに精神的な強さをもたらすのかもしれません。

 

ルクレールはまだ4年目、同じく成長するはず!

© Charles Leclerc Twitter

年齢的には、ルクレールとフェルスタッペンは同じ年代です。

でも17歳でデビューした7年目のフェルスタッペンに対し、20歳でデビューしたルクレールはまだ4年目です。

 

ちょうど、2018年モナコでクラッシュした時には、フェルスタッペンが4年目でした。

1988年モナコでセナがクラッシュしたのは5年目のシーズンですね。

 

今回のルクレールの悔しさたるや、察するに余りあります。

でもまだ4年目のルクレールもこのクラッシュや悔しさからきっと成長し、今後笑って振り返れる日が来るのではないでしょうか!

 

そして強さも身に付けたルクレールが、フェルスタッペンと共に、絶対王者のハミルトンと三つ巴のチャンピオン争いを展開する。

 

そんなワクワクするようなシーズンが、近いうちにきっと来るはずです!

 

そんな日を心待ちにしながら。

今後のルクレールのさらなる成長を、見守っていきたいと思います!

 

以上、2021年F1第5戦モナコGPについて思うところでした!

 


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