『ハミルトンが不調の時には、ボッタスも不運に見舞われる説』を検証してみる!

調べてみた
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ハミルトンが調子悪く、せっかくポイント差を縮めることが出来るかと思いきや。

なぜかボッタスにも不運が発生してしまうこと、多すぎる気がしませんか?

 

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2021年F1第5戦モナコGPは、F1における『運』ということを。

またも考えさえられるグランプリとなりました。

 

ハミルトンが下位に沈み、ボッタスにとってはポイント差を縮める絶好のチャンス!

・・・となるはずでした。

 

しかし終わってみれば、考えられないピットでのトラブルで結局ハミルトンに差を広げられるという。

ボッタスには悪夢のような結果となりました。

 

これを観ていて、こんな説が湧いてきませんでしたか?

『ハミルトンが不調の時には、ボッタスも不運に見舞われる説』

 

2017年にハミルトンとボッタスがチームメイトになってから、こんなことが多すぎる気がしませんか?

ちょっと気になってきたので、さっそくこの説を調べてみることにしました(笑)

 

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ハミルトン不調時、ボッタスのレース戦績

年度レースハミルトン順位ボッタス順位
2017モナコGP7位4位
メキシコGP9位2位
2018オーストリアGPリタイアリタイア
2019ドイツGP9位リタイア
ブラジルGP7位リタイア
2020イタリアGP7位5位
サクヒールGP欠場8位
2021モナコGP7位リタイア

(調査条件)

  • ハミルトンが決勝で『7位以下』『リタイア』『欠場』のレース
  • 2021年第5戦モナコGP終了時点まで

 

ボッタスが、ポイント差を一気に縮めることができるチャンスということで。

『ハミルトン不調』の定義を、7位以下もしくはリタイアや欠場として調べてみました。

 

 

結果は・・・なんだこりゃ!!

ハミルトンが不調の8レース中、なんとボッタスは4レースでリタイア。

リタイア確率50%となっています。

リタイア原因のうち、運要素が3回(マシントラブル×2回、タイヤ交換トラブル×1回)です。

 

ボッタスはメルセデスに移籍した2017年以降、通算84戦してリタイアは7回です。

通算のリタイア率はたかが8.3%のはずなのに・・・。

 

ちなみに、ハミルトンが結局2位となったのでこの表には出てきませんが。

今年の第2戦エミリア・ロマーニャGP、これも本来はハミルトンがスピンし、ノーポイントになるはずだったレースです。

しかしボッタスが身代わりのようにリタイアし、結局ハミルトンが助けられる形となりました。

 

この圧倒的なリタイア率や、ハミルトンの不運の身代わりになるような事例。

これはもう、この説は正しいと言っていいのではないでしょうか(汗)

 

これは・・・心が折れますよね(涙)

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こちらがモナコGPでの、タイヤ交換時のトラブルです。

ナットがホイールガンによって削られている様子がよくわかりますよね。

これによって、ナットが外れなくなるという珍しいトラブルとなってしまいました。

 

こんなトラブル、これまで見たことないですよ(涙)

なんでよりによって、ボッタスのチャンスの時にこんなことが起きちゃうんでしょうか。

 

こちら、マシンを降りた直後のボッタスです。

© Valtteri Bottas Twitter

『なんで俺ばっかり、こんな不運が起きるんだよ・・・』

そんな声が聞こえてきそうです、心が折れておかしくないですよね。

観ているファン側も辛い・・・。

 

『2022年にシート喪失』の声も聞こえてきた?

そして、泣きっ面に蜂というか、来期からのメルセデスのシートについて。

『ボッタスが来期からシート喪失、代わりにラッセルが2年契約』

なんてニュースも流れ出しています、国内サイトにも掲載され始めましたよね。

 

上にあるのが、情報ソースのツイートです。

要約すると、こんな感じ。

  • ロシアのTV局コメンテーターさんからの情報
  • 『ある関係筋』から、ラッセルの2年契約締結済と漏れ聞こえている

この情報を元に、全世界に拡散されているようです。

 

でも、当のこのロシアのTV局はこのニュースを報道をしていません。

そしてこのツイッターのアカウントはただのウィリアムズのファンアカウントです。

 

なので、このニュースの真意はかなり眉唾ですね。

なにせボッタスは今年、『僕には契約がある』フラグ発言をしてしまったので心配していましたが。

ちょっと安心しました。

 

今年は事実上、終戦かも・・・でも応援します!

© Formula1 Twitter

こちらが、モナコGP終了時点のポイントランキングです。

 

もし今回のタイヤ交換トラブルさえ無く、そのまま2位に入って入れば。

少なくともハミルトンとは『99pt VS 65pt』くらいの、まだ挽回できるかもくらいの差になるはずでした。

 

ところが結局フェルスタッペンやハミルトンからは、2レース勝利分以上の50ポイント以上もの大差がつくこととなり。

おまけにノリスにも抜かれ4位に後退してしまいました。

 

まだ23レース中の5レースが終わったところとはいえ、さすがにこの大差はキツイ状況です。

 

メルセデスとレッドブルとの厳しいチャンピオン争いの今年。

残念ながらメルセデスチームの力は、おのずとハミルトン一人に結集して戦うことになるでしょう。

チャンピオン争いという意味では、事実上、ボッタスは終戦ではないでしょうか(涙)

 

===

今回のモナコGPを観ていて、ボッタスが本当に可哀想になってしまいました。

なので管理人としては、ボッタスを諦めずにまだまだ応援することにします!

 

かなり厳しいとはいえ、何が起こるか解らないのもF1です。

とにもかくにも運に左右されず、こんな説を吹き飛ばして、実力を発揮した良い戦いを期待したいですね。

そして来期の契約も見据えながら、残るレースでボッタスの奮起を期待することとしましょう!

 

以上、『ハミルトンが不調の時には、ボッタスも不運に見舞われる説』についてでした!

 


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