第105回インディ500、ひさびさに大観衆の熱気を感じる感動のレースとなりました!

レース
© nbcsports.com
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佐藤琢磨、最後までドキドキさせてくれるレースでした。また来年に期待です!

そして何より、やっぱり大勢のお客さんがいるレースは素晴らしい!

 

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第105回インディ500マイルレース。

F1ファンの方も、佐藤琢磨の連覇・3度目の制覇を期待して観ていた方も多いと思います。

結果は、最後までワクワク・ドキドキさせてくれるレースでした。

 

そして、大勢の観客がいるレースを久しぶりに観た気がします。

何より、これが一番嬉しかったです。

 

日本時間の日曜深夜から朝方にかけてのレース。

生中継を観戦して、今日は眠い方も多いですよね(笑)

なのでサクッと、第105回インディ500マイルレースを振り返ってみましょう!

 

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琢磨、終盤まさかのギャンブル戦略!

© Rahal Letterman Lanigan Racing

まずは佐藤琢磨選手のレース展開から。

 

15番手スタートからジリジリと順位をあげつつ、燃費走行に終始した序盤。

そしてその後もさらに我慢の燃費走行に終始し、中盤の100周前後では2番手にまで浮上します。

そして終盤、151周目にはついにトップに浮上しリードラップを刻みます。

 

200周で行われるインディ500は、ここからが本番です。

157周目にピットに入ったあとは、

『さぁ、いよいよ燃費節約から解放され、全開走行だ!』

と期待して観ていたのですが。

 

なんと、ここから残り43周をピットインしないという戦略。

まさかのギャンブルに!

 

琢磨の全開走行は、来年に期待ですね!

© Rahal Letterman Lanigan Racing

しかしこのギャンブルは、結果的にうまくいかず。

残り6周でトップを走りながらも、燃費が持たずに無念のピットイン。

結果は、14位完走ということになりました。

 

残念ながらうまくいかなかったものの、インディ500は勝利してこそ価値のあるレース。

モヤモヤしたファンの方もいると思いますが、これは仕方ないのではないでしょうか。

 

ただ終始燃費走行で我慢の走りだっただけに、レース後の琢磨選手のインタビューがとても悔しそうだったのが印象的でした。

全開走行をしている琢磨選手を見たかったですが、それは来年の楽しみに取っておきましょう!

 

とにかく最後までワクワクさせてくれる順位で、レースをしてくれた琢磨選手に拍手ですね!

 

エリオの勝利、観客との一体化に感動!

そして見事に勝利したのは、46歳のエリオ・カストロネベス。

これで通算4度目のインディ500制覇となります、凄すぎますよね。

 

エリオと言えば、勝利の際にはフェンスをよじ登る『スパイダーマン』のパフォーマンスです。

今回もこのようにやってくれました。

 

昨年は無観客レースだったので、観客にとっても2年ぶりのインディ500となります。

なので観客もこれまでのコロナ禍の鬱憤を晴らすかのように、一体となって喜んでいました。

 

なんだか本当に感動的でしたよね。

この光景はきっと、エリオでないと生み出せなかったはずです。

レース展開も見事でしたが、何よりコロナ禍から回復しつつあるアメリカ、そんな今年のインディ500を象徴するシーンとして。

 

今年のインディ500勝者は、エリオが最も相応しかったと言えるのではないでしょうか。

 

13万5000人、大観衆のいる光景!

今回、なんと13万5000人の大観衆がインディアナポリスに詰めかけたそうです。

これでも収容人数の40%ということで、通常は40万人近い観客が集まるイベントです。

あらためて、そのスケールの大きさを感じます。

 

テレビで観ているファン側も、そしておそらく走っているドライバーも。

大勢の観客がいる光景、やっぱり最高ですよね!

 

中継で観客席が映ると、マスクをしていない観客の方も目立ちました。

今回、この会場でもワクチンを打てるような状況だったそうです。

 

日本とのワクチン接種状況の違いも感じました。

 

F1日本GP鈴鹿でも、早くこんな光景を!

© みんなでF1

こちら、2006年F1日本GPです。

この年が、16万人と最も観客数が多かった年です。

どのスタンドも人でギッシリ、そしてこのようにホンダ応援席も真っ赤な一体感で盛り上がっていました。

 

今回のインディ500を観戦して、大勢の観客が居るレースの熱気や感動をあらためて知りました。

早く日本でも、このような『普通の光景』が戻ってくると信じたいですよね。

ワクチン接種状況もあるので、それが今年なのか来年なのかはまだわかりませんが。

 

でも、日本にもきっともうすぐそんな日が来ます!

大観衆が普通にレース観戦ができ、仲間やドライバーと感動を共有する。

そんな日が必ず来ると信じて、その日を楽しみに待つこととしましょう!

 

以上、第105回インディ500マイルレースについてでした!

 


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