マックス開幕3戦で『優勝・2位・優勝』、実はこれ昨年のルクレールや2021年ハミルトンと同じ。
結局タイトルを獲れなかったので、実は縁起が悪いデータなのか検証してみました！
F1開催もしばらく無いので、開幕3戦のデータをいろいろ振り返っています。
今年は、マックスがここまで2勝・2位×1回の準パーフェクト。
凄い戦績だなとあらためてデータを眺めていたら、あることに気付きました。
『開幕3戦で「優勝・2位・優勝」、これ縁起悪くないか！？』
よく考えたら、昨年ルクレールも開幕3戦は同じ「優勝・2位・優勝」。
そして一昨年ハミルトンも、同じく開幕3戦は「優勝・2位・優勝」。
準パーフェクトの完璧な戦績なのに、両者ともタイトルを取り逃がしています。
実はこれ、とんでもなく縁起が悪いデータなのでは！？
これは気になってきたので。
過去のシーズンも含めて、この説さっそく調べてみることにしました！
開幕3戦「優勝・2位・優勝」の一覧
| 年度 | ドライバー | Rd.1 | Rd.2 | Rd.3 | タイトル |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | M.フェルスタッペン | 優勝 | 2位 | 優勝 | ？ |
| 2022 | C.ルクレール | 優勝 | 2位 | 優勝 | × |
| 2021 | L.ハミルトン | 優勝 | 2位 | 優勝 | × |
| 2017 | S.ベッテル | 優勝 | 2位 | 優勝 | × |
| 2015 | L.ハミルトン | 優勝 | 2位 | 優勝 | 〇 |
| 2006 | F.アロンソ | 優勝 | 2位 | 優勝 | 〇 |
| 1988 | A.プロスト | 優勝 | 2位 | 優勝 | × |
（調査条件）
- 1987年以降のシーズンを調査
管理人がF1を見始めた、1987年から2023年までの37シーズン。
開幕3戦で「優勝・2位・優勝」を達成したドライバーと、タイトル獲得状況を一覧にしました。
結果はなんと。
『過去6回中、4回もタイトルを獲り逃している』
ことが分かりました！
昨年のルクレールや、一昨年のハミルトンの他に。
2017年ベッテルと1988年プロスト、あわせて4回もタイトルを獲り逃してます。
開幕3戦を、準パーフェクトの戦績でリードしたにも関わらず。
タイトル獲得率がたったの33.3％です、これは少し異常に感じますよね。
準パーフェクト、その他のパターンは？
| 年度 | ドライバー | Rd.1 | Rd.2 | Rd.3 | タイトル |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | L.ハミルトン | 2位 | 優勝 | 優勝 | 〇 |
| 2011 | S.ベッテル | 優勝 | 優勝 | 2位 | 〇 |
| 2001 | M.シューマッハ | 優勝 | 優勝 | 2位 | 〇 |
| 1998 | M.ハッキネン | 優勝 | 優勝 | 2位 | 〇 |
| 1993 | A.セナ | 2位 | 優勝 | 優勝 | × |
（調査条件）
- 1987年以降のシーズンを調査
「優勝・2位・優勝」の順だけではなく、その他の「優勝×2回、2位×1回」パターンもすべて調べてみました。
結果は『過去5回中、タイトルを獲り逃したのは1回だけ』でした。
タイトル獲得率は80％ですから、「優勝・2位・優勝」パターンより2.5倍ほど高いです。
逃した1回についても、1993年マクラーレン・フォードのアイルトン・セナです。
明らかにウィリアムズ・ルノーのマシンより劣る中で、開幕3戦は雨絡みのミラクルなレースが続いた結果でした。
なのでこのシーズンを除外すると、すべてのケースでタイトル獲得となっている訳で。
やっぱり「優勝・2位・優勝」パターン、タイトル獲得への縁起悪さが浮き彫りになった気がします（笑）
マックス、これは油断大敵です！
© Oracle Red Bull Racing
ということで、過去のデータで検証してみましたが。
『開幕3戦「優勝・2位・優勝」は縁起が悪い説』
母数が少ないデータとはいえ、この説は立証されたと言って良いのではないでしょうか（笑）
思えば昨年の今頃、フェラーリファンにとっては夢のような時期でした。
『こんな大差、もう今年こそ絶対にフェラーリがチャンピオンだ！』
しかしながら、その後の結果はもうあまり振り返りたくありませんよね（涙）
同じことが今年のレッドブルやマックスに起きないとも限らないと、今回調べた説が物語っています。
マックスにもマックスファンにとっても、これは油断大敵ですし。
他チームやドライバーのファンにとっても、まだまだ諦めるのは早そうですね！
果たして統計データ通り、開幕3戦での「優勝・2位・優勝」は縁起の悪いシーズンスタートとなるのか？
それとも若き絶対王者が、そんなジンクスやデータを吹き飛ばしてくれるのか？
ぜひ、こんな統計データも頭の片隅に起きながら。
今シーズン第4戦目以降も楽しんでいくこととしましょう！
以上、『開幕3戦「優勝・2位・優勝」は縁起が悪い説』についての検証でした！