ソフトタイヤスタートを強みに変え、秀逸なタイヤマネジメント。
そして歴戦の王者との一歩も引かないバトル、こんなレースが観たかったんです!
===
先日のアメリカGP、まだまだ興奮が続いています。
マックスとルイスの歴史に残るタイトル争いのハイレベルなバトルも凄かったですが。
今回のアメリカGP、角田裕毅選手にも触れない訳にはいきません!
管理人個人的には、レース内容的にはこれまでのF1でベストだったと思っています!
もう結果はいろんな情報サイトに、角田選手のアメリカGPでの活躍ぶりが掲載されていると思うので。
少し管理人の思うところも含めて、角田選手のアメリカGPを振り返ってみましょう!
予選、連続Q3進出で自信回復!
まずは土曜日の予選から。
前戦トルコGPに続き、またも見事にQ3進出を決めてくれました!
ただきっとこの結果には、色んなご意見があると思います。
- レースで不利になるソフトタイヤでQ3進出ってどうなの?
- ガスリーとのタイム差が大きすぎるのはどうなの?
おそらく、こんなご意見を持たれた方も多く居るのではないでしょうか?
でも管理人としては、とにかく角田選手に今必要なものは『自信回復』だと思っています。
なので、狙った通りにQ3進出の結果を出せたことは、素直に喜んでいいと考えています。
ガスリーとのタイム差について、今回の差は『0.8秒差』です。
たしかに大きいですが、でももうこれはガスリーが異常なのだと思うことにしています(笑)
いまチームからはガスリーのタイムを上回ることを求められていないでしょうし。
求められたQ3進出という結果が出せたという意味で、角田選手にとっても自信が回復する良い予選だったと思ってます。
ソフトタイヤのメリットを生かし、ボッタスとのバトル!
スタート前は、管理人も含めて誰もが『ソフトタイヤスタートは不利だ』と思ってましたよね。
ところが、角田選手だけはそうは思ってなかったんですよね!
蹴り出しの良いソフトタイヤのメリットを生かして、スタートで果敢に1コーナーに飛び込み。
10番手スタートから、二つ順位を上げて8番手に躍り出ます。
抜いたのが、チームメイトのガスリーと、メルセデスのボッタス。
第1スティントはタイヤを持たせながら、この2人を見事に抑え続けたのが素晴らしい。
タイヤ交換後の第2スティントで、ガスリーはリタイアしてしまいますが。
ボッタスとは、アツいバトルを再び魅せてくれます。
結果的には抜かれてしまいますが、2戦連続でメルセデスを苦しめた角田選手の雄姿。
きっと、角田選手の存在を世界中にアピールできたのではと思います。
秀逸なタイヤマネジメントで、歴戦の王者を封印!
その後、2度目のタイヤ交換を終えた第3スティント。
タイヤ交換直後にはライコネン、その後ろからはアロンソが虎視眈々と角田選手のポジションを狙い。
そして最後は、角田選手よりもタイヤが6周もフレッシュなベッテルが猛追してきます。
しかし見事なタイヤマネジメント、一貫したペースでこれらの元王者たちの追撃を振り切り。
見事に9位入賞でゴールとなります。
開幕戦バーレーンGPと同じような相手、同じ順位の結果ではありますが。
でも内容は全然今回のアメリカGPの方が上だと思っています。
正直、アルファタウリのマシンの方が開幕戦は戦闘力がはるかに高かったはずだからです。
今回のアメリカGPでのアルファタウリは、追い上げてくるチャンピオン達とほぼ同等の戦力だったのではないかと思います。
そういう意味では、決して派手なバトルでは無かったものの。
この第3スティントこそ、角田選手最大の見せ場だったと管理人は思っています。
残り5レース、ずっと応援し続けます!
この投稿をInstagramで見る
ということで、角田選手のアメリカGPを簡単に振り返ってみましたが。
『こういう角田選手のレースが観たかった!』
そう思ったファンの方もきっと多いですよね!
角田選手本人も、手ごたえや満足感を感じているのでしょう。
レース直後の、この嬉しそうな動画からも伝わってきますよね(笑)
F1って、最先端の技術を駆使した戦いでありながら。
最後は人間の戦い、精神力の戦いであるのが面白いところです。
今回のレースで、角田選手は精神的にもまた一歩階段を昇れたのではないでしょうか。
この経験と自信から、きっとさらに飛躍し成長してくれるはずです。
今シーズン、ここからのネオ角田裕毅となった残り5レースが楽しみで仕方ありません(笑)
次は、一体どんな走りを魅せてくれるのか?
まずは次戦メキシコGPを、期待して楽しみに待つこととしましょう!
以上、角田裕毅選手のアメリカGPについてでした!