今年からついに伝統の木曜開催が無くなり、金曜から3日間の通常フォーマットとなったモナコGP。
将来現地観戦を考えている方にはデメリットも多く、なんだか淋しい限りです。
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今日は、モナコGP開催週の木曜日!
特別なモナコは今日からグランプリ開催、、、のはずだったんですが。
残念ながら今年2022年から、モナコGPは他のグランプリと同様。
金曜日からの3日間の開催スケジュールとなってしまいました。
長年親しんできたスケジュールと異なるので、多少違和感はありますが。
テレビで観る分には、特にデメリットはありませんよね。
でも、モナコGPを現地観戦するということにおいては。
これは非常に大きな、そして残念な変更だと思っています。
F1ファンの皆さんからは。
「いつか、海外観戦でモナコGPに行ってみたい!」
という声をよく聞きます。
管理人は、2018年にモナコGP現地観戦に行ってきました。
モナコGPは木曜日に始まり、休息日の金曜日があるからこそ素晴らしい体験が出来たのですが、
金曜開始となると、行動にかなり制約が出ると思っています。
果たして、現地観戦のどんなところに影響が出るのか?
皆さんがいつかモナコGP現地観戦した際の参考になるよう、一緒に見ておきましょう!
「金曜ピットウォーク」が廃止
リカルドの笑顔の力は凄い!
2018年モナコGP、ピットウォークにて。
この時も、100点満点のスマイルでサインやセルフィ―に応じてくれました😊#F1JP pic.twitter.com/mDgP0O512H— みんなでF1 (@minna_de_F1) September 13, 2021
こちらの動画は、2018年に優勝したリカルドのピットウォークでの姿です。
例年モナコGPでは、走行休息日の金曜日にピットウォークが開催されていました。
チケットを持っていれば、誰でも入場できるピットウォークです。
狭いモナコのピットなので、こんな感じで鈴鹿よりも近い距離で多くのドライバーに会えます。
そして気さくにサインに応じてくれるドライバーも、鈴鹿より多かったように思います。
でも、今年のスケジュールを確認してみたのですが。
木曜日には、F2をはじめサポートレースの走行はあるのですが。
木曜にも金曜にも、ピットウォークのスケジュールはありませんでした(涙)
パドッククラブパスのお客様向けのピットウォークは、きっと存在するとは思いますが。
一般客向けのピットウォークが無くなってしまったのはかなり痛い(涙)
ちなみにピットウォークは、メインストレート側から入場して。
このプールサイドを通って、ピットの中に入っていくんです!
かつて優勝したハミルトンが飛び込んだり、幼き日のルクレールが水泳していたこのプール。
もう今後、一般客がこんなところに入場できる機会はまず無いはずです(涙)
フェアモントホテルへの宿泊、もう叶わぬ夢?
こちら、モナコの有名なヘアピンです。
一昔前はローズヘアピンと呼ばれていて、現在はフェアモントヘアピンという名称になっています。
『バルコニーから、バスローブ着て、ワイン飲みながら、F1を観る』
という、管理人の子供の頃からの夢を叶えてきたのですが(笑)
でもこれって、木曜日の宿泊料金だったからこそ叶ったんです。
モナコのホテルはここに限らず、金曜日から値段が一気に跳ね上がるんです。
ちなみに管理人が泊った、ヘアピン側の部屋の一泊宿泊料金。
- 木曜日:約950ユーロ(約12万円)
- 金曜日:約5,000ユーロ(約67万円)
- 土曜日:約10,000ユーロ(約135万円)
木曜の宿泊料金もめちゃくちゃ高いですが、でも5年間このために貯金してなんとかなりました。
でもさすがに金曜以降のこの値段は、管理人のような庶民には絶対無理です(笑)
さらにこのフェアモント・モンテカルロというホテルに宿泊していると。
「モナコと言えば、この景色!」という、このヘアピン屋上からも観戦できるんですが。
これも難しくなったかもしれません(涙)
この屋上には宿泊客以外のスタンドも一応あるので、そこのチケットだけ買えばなんとかなるかもしれません。
でも公式チケットサイトでは販売していないので、入手方法が色々ややこしくなりそう。
とにかく、このヘアピンで観戦したい場合には。
難しくなったり、面倒になるのは間違いなさそうです(涙)
王宮の丘、日曜の混雑時に行くしかない
よくモナコGPで使われるこの眺め。
ここはモナコの王宮がある丘の上で、バスで登って行けます。
管理人は、ここには金曜と日曜の2回行ったのですが。
日曜には、この丘の上からF1のレースを観る客であらゆるところが混んでいます。
とくに眺めのいいところは、場所取りされていてかなり混みあっていますし。
バスもかなり混んで、渋滞したりしていました。
なので断然、休息日の金曜日に行くのがオススメだったのですが。
それも今年から、出来なくなったということです。
この景色を観に行ったり、写真を撮るためには。
今後は木曜日の早い時間にモナコ入りして行くか、日曜日に混雑覚悟で行くしか無さそうです(涙)
2023年以降、やっぱり木曜開催に戻って欲しい!
ということで、モナコGPが金曜開始の通常フォーマットになることの弊害を見てきました。
ことテレビ中継での観戦においては、特に困ることは無いですが。
「いつかモナコGP現地観戦に行きたい!」
と思っているファンの方には、デメリットが多そうですよね。
こちら、「なぜモナコだけ、木曜から開始だったのか?」を調べた記事です。
木曜開始の起源や理由は、ざっとこんな感じ。
- 木曜開始の起源は、『キリスト昇天祭の祝日の木曜日から始まった』
- モナコ側の観光収入増を目的とした木曜開始要求を、F1側が特例で認めていたため。
これまではこの伝統が守られてきて、木曜開始となっていたわけです。
そもそも開催権について、モナコGPの開催契約は今年2022年までなのですが。
たとえオーバーテイクが難しいコースだとしても、やっぱりモナコGPは特別なので消滅することなんて絶対無いと信じています。
なので契約延長の際には、ぜひこれまでの伝統を守り。
『2023年以降、モナコGPはやっぱり木曜開始』という形を期待したいところ。
でもとりあえず2022年第7戦モナコGPは、金曜日から始まることは間違いないので(笑)
少々違和感ありますが、史上初めて金曜日から始まる今年のモナコGPをまずは楽しむこととしましょう!
以上、木曜日に始まらないモナコGPについてでした!