実は決勝での雨は、もう10年以上も前の2010年が最後です。
ベルギーGPよりも雨が多いGPも多いし、なぜこんなに雨の印象が強いのかも調べてみました!
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2021年F1第12戦ベルギーGP、いよいよ本日まもなく開幕です!
いやー、ほんと4週間のサマーブレイク、長かったですよね。
もういろんな見どころいっぱいで、書ききれないです(笑)
でもとりあえず、ベルギーGPと言えば読めない天気、雨のスパウェザーで有名です。
今のところ、金曜から日曜まで3日間とも雨絡みの予報ですよね。
でもまぁ、このサーキットほど天気予報がアテにならないところは無いので、あまり気にしなくていいです(笑)
そんなことを思っていたら、あることを思い出しました。
『もう10年以上、ベルギーGP決勝はウェットレースになっていない!』
管理人も含めて、雨のイメージが強い方も多いと思うので、意外ですよね?
どういうことか、ちょっと状況を見てみましょう!
直近20年間のベルギーGP ウェットレース
年度 | GP | 勝者 |
---|---|---|
2010 | ベルギーGP | L.ハミルトン |
2008 | ベルギーGP | F.マッサ |
2005 | ベルギーGP | K.ライコネン |
(ウェットレースの定義)
- 『レイン』『インターミディエイト』など、雨用タイヤが使用されたレースとします。
- 小雨が降っただけや、全ドライバーがドライタイヤのまま走ったレースは含まない
以前の記事で、直近20年間のウェットレースと勝者をすべて調べてみました。
そこから、ベルギーGPだけを抜粋してました。
その時に気付いたのですが、実は2001年から2020年までの直近20年で。
ベルギーGPのウェットレースってたったの3回しか無いんですよね。
直近のウェットレースは2010年なので、なんともう11年も前なんです。
なのでベルギーGP=雨というのは、かなりイメージ先行なのかもしれませんね。
直近20年間、ウェットレースがもっとも多いGPは?
順位 | GP | 回数 | 年度 |
---|---|---|---|
1位 | ブラジルGP | 6回 | 2016/12/08/04/03/01 |
2位 | ハンガリーGP | 5回 | 2021/20/14/11/06 |
中国GP | 2017/10/09/07/06 | ||
イギリスGP | 2016/15/11/08/02 | ||
5位 | マレーシアGP | 4回 | 2013/12/09/01 |
6位 | ベルギーGP | 3回 | 2010/08/05 |
(ウェットレースの定義)
- 『レイン』『インターミディエイト』など、雨用タイヤが使用されたレースとします。
- 小雨が降っただけや、全ドライバーがドライタイヤのまま走ったレースは含まない。
- 2001年から、2021年第11戦ハンガリーGP終了時点まで。
ついでなので、直近20年間で最もウェットレースが多いグランプリを調べてみました。
結果は、ブラジルGPが6回で1位でした。
なんとベルギーGPよりも2倍多く、約3年に1回近くがウェットレースということですね(笑)
たしかに、ブラジルGPもレースでは雨で波乱のイメージが強いですし。
他にもハンガリーや中国など、雨が多い印象です。
にもかかわらず、なぜこんなにベルギーGPって雨の印象が強いんですかね?
2000年以前に、衝撃的な雨のレースが多かったから?
年度 | GP | 勝者 |
---|---|---|
2000 | ベルギーGP | M.ハッキネン |
1998 | ベルギーGP | D.ヒル |
1997 | ベルギーGP | M.シューマッハ |
1995 | ベルギーGP | M.シューマッハ |
1992 | ベルギーGP | M.シューマッハ |
1989 | ベルギーGP | A.セナ |
その理由を探るべく。
さらに遡って、1987~2000年までの14年間のベルギーGPでのウェットレースを調べてみました。
結果は、なんと14年間で6回もウェットレースになっています!
半数に近いレースが雨のレースだったということです。
さらに、よくよく年度を見てレースを思い返してみると。
なんだか、ミハエル・シューマッハ絡みの衝撃的なレースが並んでます!
2000年
ハッキネン vs シューマッハ。20世紀最高のオーバーテイクのレースですし。
1998年
スタートで、こんなカオスな多重クラッシュもありましたし。
そして、こんな激しいクラッシュをしたシューマッハが。
追突したクルサードに、『殺す気か!』とピットに怒鳴り込み事件もありました。
1995年
雨の中をスリックタイヤで、D.ヒルに鬼ブロック。16位からの優勝もありました。
1992年
シューマッハ初優勝、雨のレースで最強ウィリアムズ勢に大差なんてのもありました。
なるほど、『雨のベルギーGP』の印象の理由が分かってきた気がします。
ここ20年は確かに少ないですが、2000年以前は圧倒的に雨が多かったことがまず一つ。
そしてそのレースでは、F1の主役だった皇帝ミハエル・シューマッハの衝撃的なレースが多かったからなのかもしれないですね!
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ということで、近年のベルギーGPは意外に雨のレースが少ないことと。
雨の印象が強い理由を探ってみました。
決勝でこそ10年以上ウェットレースはありませんが。
とは言ってもフリー走行や予選では、やっぱりベルギーGPは普通に雨が多いです(笑)
スパウェザーって言うくらいですから、たまたまレースで降ってないだけなのでしょう(笑)
とりあえず、金曜フリー走行開始の2時間30分前の現地はこんな感じ。
いつものように、いつ雨が降り出してもおかしくなさそうな天気ですね(笑)
果たして今年は、11年ぶりのウェットレースになるのか?
それともレースではやっぱり降らずに、予選やフリー走行が雨に見舞われるのか?
ぜひスパウェザーも楽しみながら、まもなく開幕するベルギーGPを満喫することにしましょう!
以上、ベルギーGPのウェットレースに関する調査でした!