ピエール・ガスリー選手、あの日イモラでアイルトン・セナが果たせなかった勝利を、そして何より安全に無事にゴールを!

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F1 第13戦 エミリア・ロマーニャGPの予選が終わりました。

結果は、メルセデスの1-2位独占と、3位はレッドブルのフェルスタッペンと、ここまではいつもの結果(笑)

しかし、4位になんとアルファタウリのピエール・ガスリーが飛び込んできました。

 

このイモラサーキットで亡くなったアイルトン・セナをトリビュートするヘルメットでこのレースに挑んだガスリー。

実際に走っている姿を見ると、想像以上に感動してしまいました。

 

オールドファンには、セナのこのヘルメットに思い入れのある方も多いと思います。

今日はこのセナのヘルメットにまつわる話をしたいと思います。

 

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思った以上にセナっぽかったガスリーのヘルメット

© Formula1 Twitter

見てください!

この雄姿、まるで現代にセナが甦ってきたかのような再現っぷりです。

一番のポイントは、やはりバイザーの「HONDA」ステッカーでしょうか。

通常のガスリーのヘルメットは赤いHONDAステッカーですが、今回はこのバイザーステッカーまで当時のものを再現してくれています。

セナが最後にこのサーキットを走った時はルノーでしたが、やはり日本人にとっては、黄色いヘルメットにこの紺のHONDAステッカーこそが、セナのヘルメットの象徴だったのではないでしょうか。

 

そしてヘルメットデザインだけ目立った訳ではなく、このイモラで自己最高位タイの予選4位を獲得したガスリー選手。

どこまで本気だったのか解かりませんが、アイルトン・セナはいつもパスタをご馳走してくれるお礼に、現役の最終年には『最弱チームのミナルディで走って恩返しする』と言っていました。

アルファタウリチームの前身は、そのミナルディです。

こういうところにも何かドラマ性を感じます、これはもう、決勝レースにも期待せざるを得ませんね!

 

ハミルトンのセナヘのリスペクト

© autosport Twitter

こちらは、2017年カナダGPで、セナの通算65回のポールポジション記録に並んだ際。

記念にセナのヘルメットを贈呈された時のハミルトンです。

あのハミルトンが、子供のように目を輝かせて喜んでいる姿がとても印象的でしたよね。

 

 

© espn Twitter

そんなセナへのリスペクトが強いハミルトンもやはり、過去にはブラジルGPで何度かセナをオマージュするヘルメットを被っています、こちらは2016年ですね。

 

ちなみにハミルトンやライコネンは、事前にコースウォークをしないことで有名なドライバーです。

ところが今回のイモラは、ハミルトンがなんとコースウォークを実施したことが伝えられています(いつものキックボードで、ですが)。

これは想像ですが、尊敬するセナの眠るイモラサーキット・タンブレロコーナーを肌で感じたかったために、このような珍しい行動を取ったのではないかと推測しています。

 

セナと同じように、今のF1界を背負う立場となっているハミルトン

このイモラでどんなレースを見せてくれるのか、こちらも楽しみに見たいと思います。

 

過去のセナ・オマージュヘルメット

© F1 in the 1990s Twitter

セナと同じブラジル人のドライバーも、過去に何度かセナをオマージュするヘルメットでF1を戦っています。

こちらはルーベンス・バリチェロ、1995年のジョーダンでのものです。

通常レッドのデザイン部分を、セナのヘルメットデザインにしてくれました。

同郷であることや、1994年イモラでの金曜日の事故の際には、真っ先に見舞いに駆けつけてくれたセナに尊敬の念を抱いていたはずです。

 

 

© planet Twitter

そしてアイルトン・セナの甥、F1にも参戦していたブルーノ・セナです。

F1を戦っている時からアイルトンのデザインをベースにしたカラーでした。

こちらは昨年2019年ブラジルGPの際に、アイルトンのマシンでデモランした写真です。

この赤と白のマルボロカラーのマシンに、黄色いヘルメットが当時を思い起こさせてくれて、とても感動的なデモランとなりました。

 

いつの時代も人々を魅了するセナの黄色いヘルメット

© Rubens Custodio Twitter

こちらはセナが亡くなった1994年のF1日本GP鈴鹿での追悼式典です。

セナのヘルメットデザインを模したヘリコプターが、亡きセナに代わり鈴鹿サーキットを一周飛行してくれました。

管理人は、当時現地でこのデザインを見ただけで亡きセナを偲んで号泣していました。

 

© Haas F1 Team Twitter

こちらは昨年2019年のブラジルGPでのアイルトン・セナを偲ぶ式典でのヘリコプターです。

同じようにヘルメットデザインが施されていて、地元ブラジルだけではなく世界中にニュースで配信されて話題を呼んでいました。

このデザインが、世界中の人たちから愛されていた証拠であることが解りますね。

 

 

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ちなみに管理人のスマホの壁紙もこのセナヘルメットのデザインです(笑)

 

そんな大好きで今も世界中の人々を魅了するセナのヘルメットが、26年の時を経て、イモラサーキットをホンダエンジンで走っている訳です。

これはもう、ピエール・ガスリー選手を応援しない訳にはいきません。

表彰台とは言わず、セナがあの日に成し遂げれなかった勝利を目指して。

そして何より、安全に無事にゴールできるよう、応援することにしたいと思います!

 

以上、アイルトン・セナのヘルメットデザインについてでした!

 


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