F1デビュー以来、初の未勝利シーズンとなってしまったハミルトン。
でも240ポイントも獲得したのは流石です、これってもしかしたら年間未勝利ドライバーの最多ポイントなのでは？
2022年F1最終戦アブダビGPが終了して、いろんなデータを振り返っています。
今年、ついにハミルトンのこの偉大な記録が途絶えてしまいましたよね。
『デビュー以降、15年連続で優勝とポールポジションを達成』
デビューイヤーの2007年から続いてきた、もう2度と破られないであろうこの大記録。
ついに15年連続で途切れてしまいました（涙）
そのハミルトン、年間ランキングについても。
© formula1
2009年・2011年の5位を下回り、自身ワーストの6位となってしまいました。
でもこの年間ランキングを見ていて、思ったのですが。
『年間未勝利だったのに、240ポイント獲得って凄くない！？』
上位5人は、少なくとも1勝を挙げています。
もしかしたら、未勝利での最多獲得ポイントだったりするのかも！？
これは気になってきたので。
さっそく調べてみることにしました！
年間未勝利ドライバーのポイント獲得ランキング
| 順位 | 年度 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 2018 | V.ボッタス | メルセデス | 247 pt |
| 2 | 2022 | L.ハミルトン | メルセデス | 240 pt |
| 3 | 2016 | S.ベッテル | フェラーリ | 212 pt |
| 4 | 2017 | K.ライコネン | フェラーリ | 205 pt |
| 5 | 2013 | M.ウェバー | レッドブル | 199 pt |
| 6 | 2016 | K.ライコネン | フェラーリ | 186 pt |
| 2014 | V.ボッタス | ウィリアムズ | 186 pt | |
| 8 | 2014 | S.ベッテル | レッドブル | 167 pt |
| 9 | 2021 | C.サインツ | フェラーリ | 164.5 pt |
| 10 | 2014 | F.アロンソ | フェラーリ | 161 pt |
（調査条件）
- 2022年シーズン終了時点
年間未勝利だったドライバーの獲得ポイントが多かった順にランキングしてみました。
今年2022年のハミルトン、てっきり歴代1位かと思ったのですが。
結果はなんと、2018年バルテリ・ボッタスが247ポイント獲得で歴代1位でした！
その差、7ポイントでしたね。
ちなみに、あまりタラレバを言っても仕方ないですが。
最終戦アブダビGP、ハミルトンは残り数周で4位からリタイアしたわけで。
あと数周マシンが壊れず、完走できていれば12ポイント加算して歴代1位だったということですね。
でもこんな不名誉な珍記録、ハミルトンはいらないですよね（笑）
なかなか面白いデータなので、もう少し深堀して見てみましょう！
チャンピオンチームで勝てなかったパターン
1位 2018年ボッタス
© formula1
5位 2013年ウェバー
© gptoday.net
まず、チャンピオンチームで年間未勝利で終わったケースですね。
2018年ボッタスと、2013年ウェバーです。
両ケースとも、チームメイトがタイトルを獲得する中で。
表彰台は多く獲得するも、残念ながら未勝利に終わり結果的にポイントは多く稼げたケースですね。
ただ、両ドライバーの名誉のために。
ボッタスは、ロシアGPでチームオーダーで泣く泣くハミルトンに優勝を譲った結果ですし。
ウェバーは、マレーシアGPでチームオーダーを無視したベッテルに優勝を奪われたマルチ21事件の結果なので。
なのでこの2シーズンについては、ちょっと例外と言って良いかもしれませんよね！
チャンピオン、思わぬ苦戦で未勝利のパターン
4位 2017年ライコネン
© formula1
8位 2014年ベッテル
© formula1
続いて、チームメイトが勝利を挙げる中でチャンピオンが年間未勝利で終わったケース。
それが2017年ライコネンと、2014年ベッテルです。
今年のハミルトンと似たケースということでは。
この2回のケースが近いのかもしれませんね！
2017年ライコネンは、チームメイトがチャンピオンのベッテルだったのに対して。
2014年ベッテルは、チームメイトが当時まだ未勝利の若手リカルドでした。
また2014年は、レッドブルが前年までの圧勝シーズンから一転。
メルセデスに圧倒的な差をつけられて、コンストラクターズタイトルを失ったシーズンです。
そういう意味では、今年2022年のハミルトン、ラッセル、メルセデスと。
この2014年ベッテル、リカルド、レッドブルの関係はとても良く似ているのかもしれませんね！
2023年、ハミルトンの復活を期待しましょう！
© Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team
ということで、未勝利ドライバーの年間獲得ポイントについていろいろデータを見てきました。
ハミルトン本人は、まったく気にしていないと言っていましたが。
F1ファンとしては、とにかく偉大な15年連続優勝記録が途切れたのが本当に残念ですよね。
でも決して、力が衰えてきたわけではなくて。
セーフティーカーのタイミングの不運や、レース展開のアヤで優勝できなかっただけだと管理人は思ってます。
きっと来年は普通に、優勝したりポールを獲ってるはずです。
やっぱりタイトル争いに、ハミルトンが絡んできてくれないと面白くない！
もう来年は、こんなハミルトンの珍記録なんて紹介しなくても良いシーズンになるはず（笑）
2023年はメルセデスとハミルトンの大逆襲を期待して、楽しみに待つこととしましょう！
以上、年間未勝利ドライバーの獲得最多ポイントについてでした！
