最終戦の表彰台、ランキング順位通りは何年ぶり?

調べてみた
photo by Planet F1
スポンサーリンク

最終戦アブダビGPの表彰台は、マックス→ルクレール→ペレスと綺麗にランキング順に。

とても珍しい気がするので、何年ぶりの珍記録なのか調べてみることにしました!

 


2022年F1最終戦アブダビGPが終了して。

もう一度録画を見直したり、データを見たりいろいろ振り返っています。

 

ベッテルのドーナツターン後、管理人は涙腺が決壊しちゃったので(笑)

リアルタイム中継時には、まともに見れなかった表彰台もちゃんと観たのですが。

 

表彰台の様子を見ていたら、またふと頭に疑問が沸いてきました。

『最終戦の表彰台、年間ランキング順通りになるなんて珍しくないか!?』

 

今年の最終戦は、マックス・ルクレール・ペレスと綺麗に年間順位通りの結果となりました。

 

例えば昨年のマックスとハミルトンみたいに、ワンツーまではよくある気がします。

でも年間ランク3位まできっちり揃って表彰台なんてケース、有りそうで意外に無さそうな気がしませんか?

 

これはとても気になってきたので、さっそく調べてみることにしました!

 

スポンサーリンク

年間ランク3位以内ドライバーの最終戦結果一覧

年度年間ランクドライバー最終戦結果
20221位M.フェルスタッペン1位
2位C.ルクレール2位
3位S.ペレス3位
20211位M.フェルスタッペン1位
2位L.ハミルトン2位
3位V.ボッタス6位
20201位L.ハミルトン3位
2位V.ボッタス2位
3位M.フェルスタッペン1位
20191位L.ハミルトン1位
2位V.ボッタス4位
3位M.フェルスタッペン2位
20181位L.ハミルトン1位
2位S.ベッテル2位
3位K.ライコネンリタイア
20171位L.ハミルトン2位
2位S.ベッテル3位
3位V.ボッタス1位
20161位N.ロズベルグ2位
2位L.ハミルトン1位
3位D.リカルド5位
20151位L.ハミルトン2位
2位N.ロズベルグ1位
3位S.ベッテル4位
20141位L.ハミルトン1位
2位N.ロズベルグ14位
3位D.リカルド4位
20131位S.ベッテル1位
2位F.アロンソ3位
3位M.ウェバー2位
20121位S.ベッテル6位
2位F.アロンソ2位
3位K.ライコネン10位
20111位S.ベッテル2位
2位J.バトン3位
3位M.ウェバー1位
20101位S.ベッテル1位
2位F.アロンソ7位
3位M.ウェバー8位
20091位J.バトン3位
2位S.ベッテル1位
3位R.バリチェロ4位
20081位L.ハミルトン5位
2位F.マッサ1位
3位K.ライコネン3位
20071位K.ライコネン1位
2位L.ハミルトン7位
3位F.アロンソ3位
20061位F.アロンソ2位
2位M.シューマッハ4位
3位F.マッサ1位
20051位F.アロンソ1位
2位K.ライコネン2位
3位M.シューマッハリタイア
20041位M.シューマッハ7位
2位R.バリチェロ3位
3位J.バトンリタイア
20031位M.シューマッハ8位
2位K.ライコネン2位
3位J.P.モントーヤリタイア
20021位M.シューマッハ1位
2位R.バリチェロ2位
3位J.P.モントーヤ4位
20011位M.シューマッハ1位
2位D.クルサード3位
3位R.バリチェロ5位
20001位M.シューマッハ1位
2位M.ハッキネン4位
3位D.クルサード2位
19991位M.ハッキネン1位
2位E.アーバイン3位
3位H.H.フレンツェン4位
19981位M.ハッキネン1位
2位M.シューマッハリタイア
3位D.クルサード3位
19971位J.ヴィルヌーブ3位
2位H.H.フレンツェン6位
3位D.クルサード2位
19961位D.ヒル1位
2位J.ヴィルヌーブリタイア
3位M.シューマッハ2位
19951位M.シューマッハリタイア
2位D.ヒル1位
3位D.クルサードリタイア
19941位M.シューマッハリタイア
2位D.ヒルリタイア
3位G.ベルガー2位
19931位A.プロスト2位
2位A.セナ1位
3位D.ヒル3位
19921位N.マンセルリタイア
2位R.パトレーゼリタイア
3位M.シューマッハ2位
19911位A.セナ1位
2位N.マンセル2位
3位R.パトレーゼ5位
19901位A.セナリタイア
2位A.プロスト3位
3位N.ピケ1位
19891位A.プロスト棄権
2位A.セナリタイア
3位R.パトレーゼ3位
19881位A.セナ2位
2位A.プロスト1位
3位G.ベルガーリタイア
19871位N.ピケリタイア
2位N.マンセル欠場
3位A.セナ失格

(調査条件)

  • 1987年以降のシーズンを調査

 

 

いつものように、管理人がF1を見始めた1987年以降の36シーズンについて。

年間ランキング3位以内のドライバーの、最終戦戦績をまとめてみました。

 

調べたデータが多すぎて、目がショボショボしてます(笑)

 

 

ということで年間ランキング3位以内ドライバーが、ランク順位通りに最終戦を終えたのは?

なんとびっくり、2022年が初めてのシーズンであることが分かりました!

 

ベッテルの引退セレモニーを見て、涙で中継を見れなくなっている時に。

まさか、こんな珍記録が生まれていたとは!

 

珍記録好きの管理人としては、達成の瞬間を見逃したのは不覚でした(笑)

 

 

チャンピオンが優勝で締め括るシーズンが少ない?

© planetf1.com

 

データをじっくり眺めてみると、なかなか面白いですね!

惜しかったシーズンなど、もう少し深堀してデータを見てみましょう。

 

 

まず、チャンピオンが最終戦を優勝で締め括るシーズンが思ったより少ないです。

36シーズンのうち16回です、確率44.4%なので半分を下回っていますよね。

 

 

そして、年間ランキング2位ドライバーとのワンツーはさらに少なくなり。

  • 2022年
  • 2021年
  • 2018年
  • 2005年
  • 2002年
  • 1991年

このたった6回、確率16.7%なので約6年に一回くらいしか無かったということです。

 

 

それが、ようやく今年2022年。

6回目にして、ランキング3位までのドライバーによる最終戦ワンツースリーが達成されたということですね!

 

 

順位違いだけど、3人揃っての表彰台は?

© formula1

 

ランキング順位通りでは無いけど、上位3人の顔ぶれが同じケースはいくつかありますね。

  • 2020年
  • 2017年
  • 2013年
  • 2011年
  • 1993年

この5回のシーズンが該当します、確率13.9%です。

なので、これもかなりのレアケースであることが分かりますね!

 

もうほんの少しだけ、順位が入れ替わっていれば。

これらのシーズンが、珍記録達成シーズンになっていてもおかしくなかったのかもしれませんね。

 

 

2022年F1シーズンは、競馬の馬券で例えると。

「3連複は何度か当たってたけど、ようやく3連単が当たった!」

そんなシーズンだったということでしょうか。

(競馬分からない方、スミマセン 笑)

 

 

もしかして、F1史上初の珍記録!?

年度年間ランクドライバー最終戦結果
19751位N.ラウダ1位
2位E.フィッティパルディ2位
3位C.ロイテマンリタイア
19671位D.ハルム3位
2位J.ブラバム2位
3位J.クラーク1位

(調査条件)

  • 1950~86年以降のシーズンが対象
  • 「年間ランク1位&2位のワンツー」「年間ランク上位3人の順位違い」のみ抜粋

 

 

ここまで調べたら、これはもうF1史上初の珍記録かどうかも調べないとなので。

目がショボショボしますが、1986年以前のデータも調べてみました(笑)

 

 

データが莫大になるので、結果だけ書きますが。

1950年から1986年についても、該当ケースはありませんでした!

 

惜しかったケースでさえ、この1975年と1967年の2回だけです。

近年よりもリタイア率が遥かに高く、ランク順通りに最終戦を終えるのがますます難しくなっている傾向でした。

 

 

ということで調べてみた結果、2022年については。

『年間ランキング3位以内が、順位通りに最終戦を表彰台で終えた』

そんな、F1史上初の珍記録が生まれたシーズンだったことが分かりましたね!

 

 

ふう、相変わらず、労力の割には「だから何なんだ」ってデータですが。

でもまぁ、珍記録を調べるとはそういうことです(笑)

 

 

今年は、マックスが史上初の年間15勝を飾る歴史的な圧勝シーズンとなったわけですが。

 

その陰で、こんな地味なF1史上初の珍記録が達成されたことも、ぜひ少しだけ頭の片隅に覚えておいていただければと思います(笑)

 

以上、年間ランキング順位通りの最終戦表彰台の調査でした!

 

 


F1ランキング