2022年開幕戦の段階で、約2年半、45レース未勝利となるフェラーリ。
この未勝利スランプ期間、これまでの歴史でどれくらい長いのか調べてみました!
===
お正月、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
管理人は家族とお餅を食べたり娘と遊びつつ、一人の時間には今年のF1に想いをはせています(笑)
昨日の2022年への想いを綴った記事でも取り上げたのですが。
F1といえばやっぱりフェラーリ、今年こそはフェラーリの優勝が見たい!
なにせフェラーリ最後の優勝は、2019年9月のシンガポールGPです。
もう2年以上も、フェラーリは優勝から遠ざかっていることになりますからね。
そんなことを思っていたら、ふと疑問がわいてきました。
『2年半も勝ってないって、フェラーリの長い歴史の中でどれくらい酷い?』
ぱっと思いつくのは、管理人がF1を見始めてすぐの1990年代初頭。
今よりも長い期間スランプの時期がありましたが、それ以外はどうだったんでしょうか?
これは気になってきましたので。
2022年新年一発目の「調べてみた」シリーズ、フェラーリの不調期間を調べてみることにします!
フェラーリ「未勝利期間」一覧
順位 | 期間 | 未勝利期間 |
---|---|---|
1 | 1400日 | 1990年第14戦スペインGP ~ 1994年第9戦ドイツGP |
2 | 910日 | 2019年第15戦シンガポールGP ~ 2022年開幕戦バーレーンGP(仮) |
3 | 819日 | 1985年第9戦ドイツGP ~ 1987年第15戦日本GP |
4 | 770日 | 1968年第6戦フランスGP ~ 1970年第9戦オーストリアGP |
5 | 700日 | 1956年第7戦ドイツGP ~ 1958年第6戦フランスGP |
6 | 693日 | 1961年第7戦イタリアGP ~ 1963年第6戦ドイツGP |
7 | 686日 | 2013年第5戦スペインGP ~ 2015年第2戦マレーシアGP |
8 | 672日 | 1966年第7戦イタリアGP ~ 1968年第6戦フランスGP |
9 | 644日 | 1964年第8戦イタリアGP ~ 1966年第2戦ベルギーGP |
10 | 637日 | 1972年第8戦ドイツGP ~ 1974年第4戦スペインGP |
11 | 602日 | 1979年第15戦アメリカ東GP ~ 1981年第6戦モナコGP |
12 | 553日 | 2015年第13戦シンガポールGP ~ 2017年開幕戦オーストラリアGP |
13 | 413日 | 1984年第3戦ベルギーGP ~ 1985年第5戦カナダGP |
14 | 406日 | 1971年第4戦オランダGP ~ 1972年第8戦ドイツGP |
15 | 399日 | 1959年第6戦ドイツGP ~ 1960年第9戦イタリアGP |
(調査条件)
- 1年間以上、未勝利だった期間をリストアップ
フェラーリの長い歴史の中で、「1年以上勝てなかった」期間を調べてみました。
こちらの表のとおり、これまで15回あったことが分かりましたね。
その中でワースト1位は、やっぱり1990年代初頭の「1,400日」の未勝利期間でした。
実に3年10ヶ月も勝利から遠ざかっていたんです。
このワースト1位とワースト3位の記録、ともに終わらせた男がゲルハルト・ベルガーでしたよね。
フェラーリ復活請負人という感じでめちゃくちゃカッコ良かったです。
そんな思い出に残る記録に挟まれた、ワースト2位となる記録が現在の未勝利期間です。
2022年開幕戦でもし仮にフェラーリが勝ったとしても、910日間のブランクとなりワースト2位の記録となります。
でも勝てなかったら、どんどん記録は伸びていくわけですが。
1年は365日なので、とりあえず2022年中にはまだワースト1位には届きませんね(笑)
計算してみると、2023年7月23日までに勝てない場合。
ついに、このワースト記録の1,400日に並んでしまうようです。
なので来年の夏休み前までに勝てないと。
フェラーリ史上もっとも長いスランプ期間、ということがわかりました。
・・・でも、よく考えたら。
1年間のレース開催数が昔と今では全然違うわけで・・・。
現在の未勝利期間が長く感じるのも、レース数が多いからかも?
「未勝利レース数」も調べないと、本当のスランプ期間が分からないですよね。。。
ということで、「未勝利レース数」も数えてみることにします(笑)
フェラーリ「未勝利レース数」一覧
順位 | レース数 | 未勝利期間 |
---|---|---|
1 | 58 | 1990年第14戦スペインGP ~ 1994年第9戦ドイツGP |
2 | 45 | 2019年第15戦シンガポールGP ~ 2022年開幕戦バーレーンGP(仮) |
3 | 37 | 1985年第9戦ドイツGP ~ 1987年第15戦日本GP |
4 | 34 | 2013年第5戦スペインGP ~ 2015年第2戦マレーシアGP |
5 | 27 | 2015年第13戦シンガポールGP ~ 2017年開幕戦オーストラリアGP |
6 | 24 | 1968年第6戦フランスGP ~ 1970年第9戦オーストリアGP |
7 | 20 | 1972年第8戦ドイツGP ~ 1974年第4戦スペインGP |
(調査条件)
- 20レース以上、未勝利だった期間をリストアップ
ということで、「20レース以上勝てなかった」期間も調べてみました。
こちらの表のとおり、これまでたった7回しか無かったことが分かります。
70年以上の歴史を考えると、およそ10年に一度のスランプ期間、というところでしょうか。
ワースト上位3位までの順位は変わりませんが、差は縮まっていることが分かります。
2013年や2015年から始まるスランプも、期間では下位でしたが、レース数ではワースト上位に食い込んできています。
年間レース数が増えている昨今の状況を良く表していますね。
2022年は年間23レースが予定されているので、このままもし勝てなかったら?
今年中に、この不名誉な記録を更新してしまう可能性が出てきました。
2022年第13戦ハンガリーGPまで勝てない場合、このワースト記録に並び。
そして第14戦ベルギーGPで勝てなかった場合、ついにこのワースト記録を抜いてしまいます(汗)
この珍記録は、見たくない(笑)
良くも悪くも、F1と言えばやっぱりフェラーリです。
レッドブルとメルセデスの戦いに、フェラーリが加わればさらに世界中が盛り上がること間違いなしですよね!
今回調べた、フェラーリ連続未勝利に関する記録をまとめると。
- ワースト期間は、2023年夏休み前までは更新されない。
- ワーストレース数は、2022年第14戦ベルギーGPで更新される可能性がある。
うーん、管理人は珍記録を調べたりするのは大好きなのですが。
でも今回調べた珍記録は、達成されるのを見たくはないですね(笑)
今年はレギュレーションも大きく変わりるので。
チーム間の勢力図が、大きく変化する可能性があります。
こうなったら、ベルギーGPまでなんて考えないで、期待は高く持ちましょう!
開幕戦でのフェラーリ勝利を期待して、2022年シーズンの開幕を楽しみに待ちたいと思います!
以上、フェラーリ未勝利期間の調査でした!