F1に新規参戦するだけで200億円!? 自分たちの首を絞める結果にならないか?

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© formula1.com

F1既存の10チームが新しいコンコルド協定に合意したというニュースが、1ヵ月ほど前に出ていました。

コンコルド協定とは、F1の商業協定のようなもので、要するにお金の取り分をF1運営側と各チームとで合意するためのものです。

 

その協定内容の一つが、最近驚きのニュースとして出ていました。

  • 新規参入チームは、総額2億ドル(約210億円)支払わないと参戦できない。
  • 既存10チームに対して2000万ドルづつを支払う必要がある

という内容でした。

もちろん、チーム運営や開発にかかる費用とは別に必要、ということです。

 

これまでの新規参入費用は20億円程度だったはずです。

なので、新規参戦費用が10倍近くに跳ね上がるということを意味します。

F1運営側やチーム側に、いろんな意図があってこのような取り決めとなったのでしょう。

メリット・デメリットあると思うので、少しわかりやすく深堀りしてみたいと思います。

 

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コンコルド協定の内容は、外部漏洩禁止のはず

 

まずこちら、パリのコンコルド広場にあるFIA(国際自動車連盟)本部です。

コンコルド協定という名称の由来になっています。

もっと詳しく知りたい方は、こちらの訪問記をご覧ください。

パリ・コンコルド広場にあるFIA本部の訪問記
F1の全10チームが、新しいコンコルド協定に合意したニュースが出ていましたね。 より均衡したレースを安定的にファンに届けるために、チーム間の分配金格差を無くすなどビジネス的な取り決めに各チームが合意したということですね。 ...

 

このコンコルド協定、内容は基本的に非公開で、外部への情報漏洩についてはすごく厳しいことで有名です。

たとえば各チームに渡される文書も、チームごとに若干文言を変えているそうです。

そして万一漏洩した時には、どのチームが漏らしたかを追跡できるようになっているそうです。

 

今回の新規参入200億円の話は、マクラーレンCEOのザク・ブラウンが語った内容のようです。

しかし、上記の通りそうそう機密内容を簡単に話すとも思えないので、少し眉唾で考えた方が良いと思います。

 

でも、火の無いところに煙が立たないのもF1の世界です。

仮に今回のニュースが本当だったとして、F1にとってどういう影響があるのでしょうか。

 

既存10チームの財務が安定し、F1の規模を保つことができる

© Formula1 Twitter

 

意外に知られていないですが、F1ってレースごとの賞金がありません。

なので各チームは、F1運営側が得たテレビ放映権や広告などの収入を、チーム分配金として得る形になっています。

この状態で新チームが入ってくると、当然ながら既存チームの取り分が少なくなります。

 

なので新チームが参入する際には、各チームに等しく20億円づつお金を支払うことにしよう、

というのが今回のニュースの趣旨です。

既存10チームの財務状況を安定させて、きちんと同じ規模で継続的にF1を運営していけるメリットがあると考えられます。

 

レベルの低いチームの参入を防ぐことも

© F1 in the 2000s Twitter

 

また過去には、F1のレベルに技術的にも資金的にも及んでいないようなチームが、

F1の世界に足を踏み入れ、すぐに撤退していった事実があります。

 

直近では、2010年にUSF1というチームが、参戦エントリーを表明したものの出走することなく消えていきました。

2010年代に入ってから見てみると、ヒスパニア、ロータス、ヴァージンなどが新規参入してきました。

しかしチーム名(オーナー)をコロコロ変え、あっという間にF1の世界から消えていきました。

 

残っているのは、現在も参戦しているHaasのみです。

このように、F1レベルに相応しくないチームを振るいにかけるメリットもあります。

 

既存チームの撤退が発生した場合のリスクは?

© F1 in the 2000s Twitter

 

既存チームが財政的に守られて、きちんとレベルの高いチームだけが参入してくる、一見良い仕組みのような気もします。

 

しかし、凄いスピードで自動車メーカーを取り巻く環境は変化しています、

今後10年で、さらに予測の出来ない変化があるかもしれません。

さらにリーマンショックやコロナ影響のような社会情勢の変化も、いつ起きてもおかしくありません。

そんな状況になった場合には、F1に参戦しているメーカーが、いつ突然撤退の決断をしてもおかしくないと思います。

現に、例えばホンダは、2022年以降の参戦はいまだに正式発表されていません。

過去にトヨタが下した決断、メルセデスやルノーにも起きるかもしれません。

 

最悪のシナリオとして、もしメーカー撤退の流れが来たら。

今回の取り決めの1チームあたり20億円なんて、雀の涙程度の金額ではないでしょうか。

ゆえにメーカー撤退の決断は変わらないでしょう。

 

新規参入200億円が縛りとなってしばらく新チームの参戦は期待できないでしょう。

各メーカーともにFormula Eやそれに類する新シリーズなどにも注目しているはずです。

少し先を見据えたときに、F1自体が縮小していく道への始まりにならないと良いのですが。

 

=====

ガソリンを利用する車の方向性が今後どうなるか解らない中で、F1って今後どういう方向に向かっていくのか。

10年後を見据えて考えたときに、今回の協定はどういう影響があるのか、

珍しく真面目に考えてみました(笑)

 

でもまぁ、素人の我々ファンが考えるような内容なので、きっとプロのF1運営やチームも懸念として既に捉えてくれているはずです。

そのあたりのお金や政治的なところはプロに任せることにしましょう。

我々ファンは、あまり難しく考え過ぎず、今のF1を楽しんでいくしかないですね!

 

以上、F1新規参入費用200億円に関する考察でした!

 


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