2022年シーズン前半戦、イギリス国歌・ドイツ国歌ともに一度も流れていません。
かなり珍しいはずなので、そんなシーズンが過去にあったのか調べてみました!
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長かったF1のサマーブレイク、ようやくあと1週間と少しです。
そろそろ、禁断症状が出てきたF1ファンの方も居るのではないでしょうか(笑)
管理人は今日も、2022年シーズン前半戦のデータを眺めていたのですが。
また、どうでもいいデータに気付いてしまいした(笑)
『2022年シーズン前半、表彰台で一度もイギリス国歌とドイツ国歌が演奏されてない!』
優勝したドライバーとチーム、それぞれの国歌が表彰台で流れるわけですが。
両国の国歌が一度も流れないなんて、F1の歴史で相当珍しいことのはずだと思いませんか?
どうでもいいと思いつつも(笑)
少し気になってきたので、さっそく調べてみることにしました!
イギリス国歌・ドイツ国歌 演奏回数
年度 | イギリス国歌 | ドイツ国歌 |
---|---|---|
2022 | 無し | 無し |
2021 | 9 回 | 9 回 |
2020 | 12 回 | 13 回 |
2019 | 11 回 | 16 回 |
2018 | 11 回 | 16 回 |
2017 | 9 回 | 17 回 |
2016 | 10 回 | 29 回 |
2015 | 10 回 | 25 回 |
2014 | 11 回 | 21 回 |
2013 | 2 回 | 18 回 |
2012 | 16 回 | 7 回 |
2011 | 12 回 | 11 回 |
2010 | 10 回 | 5 回 |
2009 | 18 回 | 4 回 |
2008 | 11 回 | 2 回 |
2007 | 12 回 | 無し |
2006 | 1 回 | 7 回 |
2005 | 10 回 | 1 回 |
2004 | 2 回 | 13 回 |
2003 | 8 回 | 8 回 |
2002 | 3 回 | 12 回 |
2001 | 10 回 | 12 回 |
2000 | 10 回 | 9 回 |
1999 | 17 回 | 4 回 |
1998 | 12 回 | 6 回 |
1997 | 14 回 | 6 回 |
1996 | 12 回 | 3 回 |
1995 | 23 回 | 9 回 |
1994 | 22 回 | 8 回 |
1993 | 19 回 | 1 回 |
1992 | 25 回 | 1 回 |
1991 | 21 回 | 無し |
1990 | 11 回 | 無し |
1989 | 15 回 | 無し |
1988 | 15 回 | 無し |
1987 | 20 回 | 無し |
(調査条件)
- 1987年以降のシーズンを調査
- 2022年F1第13戦ハンガリーGP終了時点のデータ
- ドライバーとチームが同一国の場合に国歌は1回しか演奏されませんが、ダブルカウントしています
いつものように、管理人がF1を見始めた1987年からの表彰台データを調べてみました。
イギリス国歌については、表彰台で演奏されなかったシーズンは無いことが分かりましたね!
ドイツ国歌についても、15年ぶりの珍事であることがわかります!
この35シーズンで、優勝して両国の国歌を演奏させてきたドライバーやチームがこちら。
国 | ドライバ― | チーム |
---|---|---|
イギリス | L.ハミルトン | マクラーレン |
J.バトン | レーシングポイント | |
D.クルサード | ロータス | |
J.ハーバート | ウィリアムズ | |
E.アーバイン | ジョーダン | |
D.ヒル | スチュワート | |
N.マンセル | ベネトン | |
ドイツ | S.ベッテル | メルセデス |
N.ロズベルグ | BMW | |
R.シューマッハ | ||
H.H.フレンツェン | ||
M.シューマッハ |
イギリスは、ハミルトンがデビュー以降毎年国歌を流してますし、拠点とするチームも多いです。
その結果が、この連続国歌演奏記録なんでしょう。
ドイツは、イギリスに比べるとドライバーやチームは少ないものの。
ミハエル・シューマッハー、セバスチャン・ベッテル、メルセデスなどここ30年ほどのF1を支配してきたドライバーやチームが多いので。
ミハエルが初優勝した1992年以降は、そのミハエルが一度目の引退をした翌年の2007年のみ国歌未演奏ということがわかりました。
シーズン後半、メルセデス優勝で両国国歌同時演奏
この珍記録が生まれるどうかは、シーズン後半のメルセデスの活躍にかかってそうですね。
メルセデス(ドイツ)に所属する、ハミルトン(イギリス)かラッセル(イギリス)がもし優勝すれば。
表彰台でイギリス国歌・ドイツ国歌が同時に演奏されますから。
メルセデスが優勝さえすれば、この珍記録は無かったことになります。
珍記録マニアの管理人としては。
「F1を見始めて、初めてイギリス国歌が演奏されないシーズン」
なんていう、珍記録達成を見てみたい気もしますが。
でも、そんなどうでもいい珍記録よりも(笑)
現在「デビューイヤーから15年連続優勝」を達成している、このハミルトンの偉大な記録をぜひ「16年連続」に伸ばして欲しいので。
この国歌未演奏の珍記録、達成されないことを祈ります(笑)
ノリス初優勝でも、「イギリス国歌」演奏!
イギリス国歌については、ノリスの初優勝でも期待できるかもしれませんね。
フェラーリのサインツが初勝利を達成したので、現在未勝利のドライバーの中ではノリスが一番初勝利に近い位置にいます。
ちなみに、所属するマクラーレンもイギリスのチームなので。
チームメイトのリカルド(オーストラリア)が優勝した場合も、イギリス国歌が演奏されることになります。
でもリカルドとマクラーレンは契約関連のゴタゴタで、とても優勝を狙えるような状況でもないような気がしますし。
なのでここはやっぱりノリスが、シーズン後半のどこかで待望の初勝利を飾り。
イギリス国歌を轟かせてくれることを期待したいですね。
ベッテルの「ドイツ国歌」、最後に聴きたい!
メルセデス以外による、ドイツ国歌演奏の可能性としては。
今シーズンで引退する、セバスチャン・ベッテルの優勝しか可能性はありません。
2010年代前半、飽きるほど聴いてきたはずのベッテル優勝によるドイツ国歌。
でももうF1の表彰台で聴けないとなると、淋しい限りです。
マシン戦闘力を考えると、表彰台ですら厳しい状況だとは思いますが。
もし雨による波乱のレースなどがあれば、可能性はゼロではありませんよね!
思えば、ベッテル初勝利も大雨の2008年モンツァでした。
例えば今年もイタリアGP・モンツァが、仮に大雨なんて状況になれば。
昨年のリカルド、一昨年のガスリーなど番狂わせが起きているだけに。
ベッテルが、最後の勝利でモンツァに「ドイツ国歌」を轟かせてくれるかもしれませんよね!
そうなったら、間違いなく泣きます(笑)
まぁモンツァでなくても全然いいですが、ぜひそんな奇跡の展開も期待したいところです。
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ということで、イギリス国歌・ドイツ国歌演奏にまつわるデータを見てきました。
また、どうでもいいF1雑学知識が一つ増えましたね(笑)
珍記録マニアとしては、初のイギリス国歌未演奏や、15年ぶりのドイツ国歌未演奏も見たいところではありますが。
でもやっぱり、メルセデスやノリス、ベッテルの優勝の方が見てみたいかなぁ、と。
でもまぁ、こんなどうでもいい珍記録があることも分かりましたので。
表彰台で両国国歌が演奏されるのか否かにも、ちょっとだけ注目して(笑)
いよいよ1週間後に迫った、シーズン後半戦。
思いっきり楽しんでいくことにしましょう!
以上、2022年シーズン前半戦、イギリス国歌・ドイツ国歌未演奏についてでした!