メルセデス、2014年以降の勝率なんと74%!フェラーリやレッドブルなどの黄金期と比較してみました

調べてみた
© F1 in the 2000s Twitter

最近SNSなどで、メルセデスの長きにわたる圧倒的な強さについてのコメントを目にします。

でも過去にも、最強チームが長きにわたりF1の世界を支配することはよくあったことで、その時はこんなに批判が出ていなかったような気がしています。

 

そこで過去の同じようなケースを調べて、いまのメルセデス一強状態と何が違うのか、どこまで凄いのかを数字で見てみることにしました。

といっても、メルセデスのような6年連続ダブルタイトルなんて記録はこれまで無いので、

ある1チームが3年以上連続でドライバー&コンストラクターのダブルタイトルを獲得したケースを見てみようと思います。

 

F1の70年の歴史を調べてみたら、そんな長期一強のケースは過去4回ありました。

  1. メルセデス:2014~2019年
  2. レッドブル:2010~2013年
  3. フェラーリ:2000~2004年
  4. マクラーレン:1988~1991年

意外だったのは、1980~90年代のウィリアムズ最強時代が入っていないです。

近いケースはあるのですが、ドライバーズタイトルの取りこぼしがあったため、このケースには当てはまりませんでした。

 

まずは現在の最強メルセデスの数字データを確認して、順に過去を見ていきたいと思います。

 

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メルセデス:2014~2020年

年毎に、年間レース数と勝利数・勝率を算出しています。

年度年間レース勝利数勝率
2014年191684%
2015年191684%
2016年211990%
2017年201260%
2018年211152%
2019年211571%
2020年*9778%
合計1309674%

*2020年は第9戦終了まで

 

まずは現在の最強チーム・メルセデスから。

ご覧の通り、なんとびっくり、この6年半の勝率は驚異の74%であることが解かりました。

およそ4レース中3回は勝ち続けている、ということです。

それは、強すぎるという意見が出てくるのも納得(笑)

 

2014~16年は84~90%と、昨年や今年よりもさらにメルセデスが強かった結果となっています。

  • 2014年 ハミルトン:11勝、ロズベルグ:5勝
  • 2015年 ハミルトン:10勝、ロズベルグ:6勝
  • 2016年 ハミルトン:10勝、ロズベルグ:9勝

このように勝利数はややハミルトン優勢ですが、チャンピオンはハミルトン2回、ロズベルグ1回と激しい争いがあったので、今のような批判はそれほど大きくなかったのかもしれません。

 

2017年以降はボッタスにチームメートが変わり勝率が下がっています。

  • 2017年 ハミルトン:9勝、ボッタス:3勝
  • 2018年 ハミルトン:11勝、ボッタス:0勝
  • 2019年 ハミルトン:11勝、ボッタス:4勝
  • 2020年 ハミルトン:6勝、ボッタス:1勝

内訳みるとこんな感じなので、残念ながらボッタスの奮起が待たれるところですね。

 

このメルセデスの数字をベースに、過去の最強チームの例を見ていきましょう。

 

レッドブル:2010~2013年

年度年間レース勝利数勝率
2010年19947%
2011年191158%
2012年20735%
2013年191368%
合計774052%

 

ベッテル+レッドブルの黄金期4年間の勝率は52%でした。

この期間は、ドライバーはすべてベッテル、ウェバーの組み合わせです。

  • 2010年 ベッテル:5勝、ウェバー:4勝
  • 2011年 ベッテル:11勝、ウェバー:0勝
  • 2012年 ベッテル:5勝、ウェバー:2勝
  • 2013年 ベッテル:13勝、ウェバー:0勝

もっと圧勝しているイメージだったのですが、意外に勝率はチームとして50%程度だったことが解かります。

特に2010年や2012年など、アロンソを始めとする他チームと最終戦までチャンピオン争いもありました。

なので、今ほど1チームが圧勝している印象では無かったのかもしれません。

 

またこの2010~12年までは、小林可夢偉が単身でF1を上位で戦っていたことも大きいと思います。

トップ争いが決着しても、可夢偉の応援という側面もあり現在のメルセデス一強のような批判は特に無かったのではないかと思います。

 

フェラーリ:2000~2004年

年度年間レース勝利数勝率
2000年171059%
2001年17953%
2002年171588%
2003年16850%
2004年181583%
合計855767%

 

続いて、シューマッハー+フェラーリの黄金期5年間の勝率は67%。

約3回に2回は勝利していたということです。

今のメルセデスほどではないにしても、こちらも相当高い勝率ですね。

 

しかし振り返ってみると、2000年にはマクラーレンのハッキネンと、2003年には同じくマクラーレンのライコネンと最終戦まで激しいチャンピオン争いを繰り広げています。

 

また圧倒的に勝率の高い2002年と2004年は、我らが日本の佐藤琢磨選手がデビューしたり、フロントローや表彰台をかけてトップチームと争っていた時期です。

当時「シューマッハ空気読め~」なんて某掲示板でよく書き込まれていましたが、それでも日本人としては佐藤琢磨の雄姿など見どころも多く、毎戦ハラハラして見れていたのかもしれません。

 

マクラーレン:1988~1991年

年度年間レース勝利数勝率
1988年161594%
1989年161063%
1990年16638%
1991年16850%
合計643961%

 

最後に、ご存知マクラーレン・ホンダ時代の黄金期です。

4年間トータルで61%の勝率です、そこそこ高い結果ですね。

 

最初の2年は、セナ・プロストの伝説の組み合わせです。

  • 1988年 セナ:8勝、プロスト:7勝
  • 1989年 セナ:6勝、プロスト:4勝

と勝利数も拮抗しており、チャンピオンも1回づつ分け合いました。

今回調べた中で1988年の勝率94%は最も高いですが、異次元のチャンピオン争いに日本中が熱狂していました。

 

次の2年は、セナ・ベルガーの組み合わせとなり勝率は落ちます。

  • 1990年 セナ:6勝、ベルガー:0勝
  • 1991年 セナ:7勝、ベルガー:1勝

1990年はフェラーリのプロスト1991年はウィリアムズのマンセルと激しいチャンピオン争いが繰り広げられたので、もちろん一強に対する批判なんてありませんでした。

 

 

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以上、過去の最強チームのデータを振り返ってきました。

メルセデス74%の勝率は異常に高かったことが数字でもよく解りましたね。

 

「メルセデスが強すぎてF1つまらないなぁ」なんて意見を打破するためには、

  • チームメート同士のチャンピオン争い
  • 他チームとのチャンピオン争い
  • 日本人ドライバーの活躍

こんな要素があれば、さらに魅力的なF1になることも過去の結果から解りました。

 

 

今年はもうメルセデスがチャンピオンになるのは間違いないでしょう。

しかし、ボッタスにはまだチャンスはあると思います。

次の得意のロシアGPで、今度こそ、今度こそ、意地を見せてもらいましょう。

 

また来年以降になると思いますが、レギュレーションの隙をついてでも競争力の高いマシンを用意してくるチームが出ることも期待したいです。

 

それから日本人ドライバー、角田選手がF2で頑張っています。

連続ノーポイントで現在苦しんでいますが、なんとかF1に昇格できるよう今年これからも応援したいと思います。

 

以上、過去の最強チーム数字データと、F1がもっと面白くなるための要素分析でした!

 


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