FIAやF1からも声明が出る騒動に。
でもずっと粘着し続けるのも、どうなんでしょうか?
マゼピンのセクハラ動画炎上騒動。
ハースF1チームからの声明まで出て、大事になっていることを昨日の記事で書きました。
これが犯罪だったとしたら許せない行為でした。
でもその後、動画の女性から「ただ、ふざけていただけ」とコメントが出たので、犯罪ではなく、ただの若気の至りだったとホッと一安心です。
でもその後も、ツイッターを始めSNSでは、マゼピンに対する誹謗中傷が続いています。
少し思うところを書いていきたいと思います。
動画の女性は、古くからの友人だった
問題の動画に映っていた女性、どうやらモデルさんのようです。
この騒動後に投稿したインスタグラムのメッセージがこちらです。
要約すると、
- ニキータとは古くからの友人関係です。
- 動画の内容は、まったくシリアスなものではありません。
- 私達はお互いちゃんと信頼関係があり、ジョークのつもりだった。
- ジョークでこの動画を投稿したこと、本当に申し訳ございません。
- ニキータは良い人、私を傷つけたりするような人では決してありません。
被害女性だと思われたご本人から、このような擁護コメントが出たので一安心でした。
でももしかしたら、お金の力で無理やり言わされているとか、2流ドラマにありそうな展開も少し想像したのですが(笑)
このモデルの女性、注目されているのを機に、このメッセージの後にもいろんな写真を普通に投稿している様子でした。
なので特に精神的に追い込まれているような様子もありませんでしたし、きっと事実なのだろうと思います。
F1・FIAからも公式声明が
そしてなんとFIAやF1からも、共同で公式声明が出る事態となりました。
詳細はこちらのリンクです。
要約すると、
- ニキータ・マゼピンの最近の不適切な行動について、ハースF1チームを強く支持する
- マゼピンは謝罪を発表しているため、この問題はハースF1チームによって対処される。
- FIAとF1にとっても、倫理感と多様性・包括性な文化が最重要問題である。
つまり良いように解釈すると、
- F1やFIAからは、注意はするけど、お咎め無し
- あとは、ハースF1チームに任せた
というところでしょう。
少なくとも犯罪では無いことが解ったので、あとはSNSへの不用意な投稿や、ハースF1チームからの指導に従って、今後行動を修正していけば良いだけなのではないでしょうか。
ハースF1チームへの粘着は、少し気分が悪い
The Schumacher name is back on an F1 car 😍#HaasF1 #Haas100 #AbuDhabiGP pic.twitter.com/won16LKTn2
— MoneyGram Haas F1 Team (@HaasF1Team) December 10, 2020
ということで、もうこの騒動は忘れて、いよいよ最終戦のアブダビGPへと気持ちを切り替えてたのですが・・・。
残念ながら、世界中でマゼピンへの誹謗中傷が止まらない状況を目の当たりにしています。
例えばですが、こちらのハースF1チームのツイッター。
このミック・シューマッハのフリー走行出場という、全然マゼピンと関係ないツイートにまで。「#WeSayNoToMazepin」というハッシュタグで、マゼピン不要のリプライが多発しているような状況です。
考え方や発言は人それぞれ自由なので否定することはできませんが、残念ながら見ていてあまり気持ち良いものではありません。
特に今回、ハースは記念すべき100戦目。
そしてミック・シューマッハのF1公式セッションデビュー、マグヌッセンのF1ラストランなど、ハースに注目する機会も多いので残念でなりません。
マゼピンはまだ21歳の若者です。
F2ドライバーではなくF1ドライバーとなることで、不必要な行動が大きくクローズアップされ問題になることは、今回の件でマゼピン本人も十分理解できたのではないでしょうか。
何度かの過ちによって、今後正しい道へ行くかもしれない若者の未来や夢を潰す権利は誰にも無いのではないかと管理人は考えています。
なので正しいかどうかは解かりませんが、少なくとも管理人はここは寛容な精神で、今後の活躍を見守っていきたいと思っています。
でもしつこいですが、考え方は人それぞれなので、どう考えるかはファンそれぞれに自由で良いと思います(笑)
大ブーイングを受けながら優勝、そんなダークヒーローに!
それにしても、かつてデビュー前にここまで騒動を起こし、ここまで嫌われながらF1に出場するドライバーが居たでしょうか。
逆に言うと、もの凄い注目度だし、下がり切った評判はあとは上がっていくだけというか(笑)
まず走りで結果を出すこと、そして他人を危険に陥れるような行為や、今回のような若気の至りの行動が無くなってさえいけば。
優等生発言が増えた近代のF1ドライバーの中において、非常に魅力的なキャラクターになる可能性があるのではないかと思っています。
かつてジェームス・ハントやネルソン・ピケ、ゲルハルト・ベルガーなど、速いけどヤンチャなドライバーが好きだったようなファンは、マゼピンのこともきっと好きになっていく可能性があるのではないでしょうか。
例えばF1でこんなシーン、見たくないですか?
- 善玉キャラに、ことごとく速さで打ち勝つ
- 観客からは大ブーイングを受けながらも優勝する
- 表彰台でブーイングを浴びながらもニヤっとほくそ笑む
マゼピンには、そんな未だかつてない魅力的なダークヒーローキャラの誕生を期待しています。
これからのF1での走りや、行動での挽回に期待しつつ、応援していきたいと思います。
以上、マゼピン騒動のその後について思うところでした!