2021年マックスとルイスのワンツーフィニッシュ×14回(63.6%)、どれくらい凄い記録?

調べてみた
© planetf1.com
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タイトルを争うドライバー同士のワンツーフィニッシュ回数、こんな凄い記録を上回るシーズンはあったのか?

調べてみることにしました!

 

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今日はフジテレビNEXTで、2021年F1総集編の後編の放送です。

1歳の娘にミルクあげたり育児しながら、そしてこの記事も書きながら、なんとかリアルタイムで観てます(笑)

寝かしつけたあと、もう一回深夜にちゃんと見ないとですね(笑)

 

 

そんなこともあり、今日は年末に放送された前編を見直したり。

昨年の成績を振り返っていたのですが、ちょっと気になることが出てきました。

『2021年のマックスとルイス、ワンツーフィニッシュ×14回って多すぎない!?』

 

昨年2021年は年間22レースだったので、にすると63.6%

約3回に2回は、タイトルを争うこの両雄がワンツーフィニッシュだったということですね。

 

こんな凄いシーズン、これまであったんでしょうか?

これは気になってきたので、さっそく調べてみることにしました!

 

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タイトル争いドライバーのワンツーフィニッシュ回数

年度チャンピオン2位ワンツー
回数
ワンツー
比率
2021M.フェルスタッペンL.ハミルトン14 回63.6%
2020L.ハミルトンV.ボッタス5 回29.4%
2019L.ハミルトンV.ボッタス9 回42.9%
2018L.ハミルトンS.ベッテル5 回23.8%
2017L.ハミルトンS.ベッテル6 回30.0%
2016N.ロズベルグL.ハミルトン8 回38.1%
2015L.ハミルトンN.ロズベルグ12 回63.2%
2014L.ハミルトンN.ロズベルグ11 回57.9%
2013S.ベッテルF.アロンソ4 回21.1%
2012S.ベッテルF.アロンソ1 回5.0%
2011S.ベッテルJ.バトン6 回31.6%
2010S.ベッテルF.アロンソ1 回5.3%
2009J.バトンS.ベッテル1 回5.9%
2008L.ハミルトンF.マッサ3 回16.7%
2007K.ライコネンL.ハミルトン1 回5.9%
2006F.アロンソM.シューマッハ8 回44.4%
2005F.アロンソK.ライコネン5 回26.3%
2004M.シューマッハR.バリチェロ8 回44.4%
2003M.シューマッハK.ライコネン3 回18.8%
2002M.シューマッハR.バリチェロ9 回52.9%
2001M.シューマッハD.クルサード4 回23.5%
2000M.シューマッハM.ハッキネン6 回35.3%
1999M.ハッキネンE.アーバイン無し0%
1998M.ハッキネンM.シューマッハ3 回18.8%
1997J.ヴィルヌーヴM.シューマッハ無し0%
1996D.ヒルJ.ヴィルヌーヴ6 回37.5%
1995M.シューマッハD.ヒル3 回17.6%
1994M.シューマッハD.ヒル7 回43.8%
1993A.プロストA.セナ4 回25.0%
1992N.マンセルR.パトレーゼ6 回37.5%
1991A.セナN.マンセル4 回25.0%
1990A.セナA.プロスト2 回12.5%
1989A.プロストA.セナ4 回25.0%
1988A.セナA.プロスト10 回62.5%
1987N.ピケN.マンセル4 回25.0%

(調査条件)

  • 1987年以降のシーズンを対象に調査
  • 1997年M.シューマッハは失格ですが2位としてカウント

 

管理人がF1を見始めた1987年以降、昨年2021年までの35シーズン

 

タイトルを争ったドライバーのワンツーフィニッシュ回数と。

シーズンによって年間レース数が大きく異なるので、ワンツーフィニッシュ比率を調査してみました。

なお三つ巴のタイトル争いのシーズンもありましたが、大差ないのでポイントランキング1位と2位のドライバーを調査しています。

 

 

さて、2021年のマックスとルイスのワンツー14回・63.6%はどうだったでしょうか?

結果はやっぱり、回数・率ともにこの35シーズンで1位でした!

 

 

調べてみたら、逆にタイトル争いドライバー同士のワンツーフィニッシュが一度も無いなんてことも!

「1999年」と「1997年」の2シーズンもあったなんて、ちょっとビックリですよね(笑)

 

 

2番目に回数が多かった2015年や、率の高かった1988年など。

やっぱり1チームが圧倒的に強かったシーズンが上位に来ています。

 

ちょっと一覧表では分かりにくいので、ランキング表にしてみましょう。

 

 

トップ5 ランキング

年度チーム該当ドライバーワンツー
回数
ワンツー
比率
2021レッドブルM.フェルスタッペン14 回63.6%
メルセデスL.ハミルトン
2015メルセデスL.ハミルトン12 回63.2%
N.ロズベルグ
1988マクラーレンA.セナ10 回62.5%
A.プロスト
2014メルセデスL.ハミルトン11 回57.9%
N.ロズベルグ
2002フェラーリM.シューマッハ9 回52.9%
R.バリチェロ

(調査条件)

  • 1987年以降のシーズンを対象に調査

 

 

タイトル争いドライバー同士のワンツーフィニッシュ、トップ5まで比率の方でランキングにしてみました。

2021年だけが別チームで、その他のシーズンは同一チーム内での戦いだったことが分かりますね。

 

そして年度を見てみると、2015年、1988年、2014年、2002年と。

それぞれメルセデス・マクラーレン・フェラーリの一強、無敵のシーズンでした。

 

つまりこれまでのケースでは、ある1チームだけが飛び抜けて強く。

そのチーム内のドライバーでのワンツーフィニッシュが多くなるという傾向でした。

 

 

ちなみに次点の6位が、2006年シーズンのアロンソvsシューマッハ。

ルノーとフェラーリの、別チーム間のエース同士の戦いとなっています。

でもワンツーフィニッシュ率は44.4%なので、2021年には遠く及ばない数字となっています。

 

 

なので、2021年はやっぱり特殊で凄いシーズンだったということ。

2チームのエースドライバーによる、総力戦の究極のハイレベルな戦いだったことが良く分かりましたね!

 

 

1997年は、なんと表彰台もゼロ!

© Formula1

 

そして逆に、一度もワンツーが無かったシーズンが1999年と1997年。

 

1999年の方は、シーズン序盤にタイトルを争っていたのはハッキネンとシューマッハ。

ワンツーフィニッシュも序盤に一度ありましたが、シューマッハが骨折で休養となった結果です。

 

結果、シーズン中盤からアーバインがタイトル争いをすることになり。

ハッキネンとはワンツーは無かったものの、表彰台は6回一緒に登壇しているし、まぁノーカンでいいような気もしています(笑)

 

 

しかし、とんでもない珍記録となったのが1997年です。

おそらくF1珍記録マニアの間だけで有名だと思うのですが(笑)

 

この年タイトルを争った、ヴィルヌーヴとシューマッハ。

ワンツーフィニッシュどころか、なんと一度もこのシーズン一緒に表彰台に登壇していないです。

 

そんなこと、今では考えられないですよね(笑)

でも起きそうにもないことが起きるのがF1ですから、これもまたF1の歴史に残る記録ということなのかもしれません。

 

 

2021年、やっぱり素晴らしいシーズンでした!

© redbull.com

 

そうこうしているうちに、記事を書きながら観ていたフジテレビNEXTの総集編が終わったのですが。

やっぱり最後には高桐唯詩さんの詩が語られて、ウルウルしながらこの記事書いてます(笑)

 

 

今日調べてみたデータでは。

異なる2チームのタイトルを争うドライバーが、こんなにワンツーフィニッシュを繰り返したのは2021年が初めてであり、極めて異例であることが分かりました。

 

なんというかやっぱり、僕たちは何年も語り継がれるであろう歴史的なシーズンの目撃者になったんですよ(笑)

 

そんなシーズンを観れて本当に幸せでしたし、やっぱりF1大好きです!

来る2022年シーズンも、昨年以上にエキサイティングなシーズンになることを期待して。

今年も思いっきり、F1を楽しむこととしましょう!

 

総集編を見終わった直後なので、変なテンションでの終わり方ですみません(笑)

 

以上、マックスとルイスのワンツーフィニッシュ回数についての調査でした!

 


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