みなさん、F1の規則・レギュレーションってどうやって把握していますか?
おおよその方は、速報系サイトやF1雑誌やテレビ中継で概要を知る、
そんなケースがほとんどかと思います。
でも、実は簡単に日本語でぜんぶ読める方法があるんです!
JAFのホームページに、国内選手権だけではなく、F1をはじめとした世界選手権の規則がPDFでぜんぶ掲載されているんです。
しかも、全部日本語に訳してくれてますので簡単に読めます!
こんなに手軽に読めることは意外に知られていないです。
ということで、どこにどんな感じで掲載されているか、オススメの活用方法を見ていくことにしましょう。
JAFモータースポーツ専用サイトに掲載
公開されているのは、こちらの「JAFモータースポーツ」サイトです。
ロードサービスとか入会手続きを行える「JAF」のサイトとは別ドメインになっています。
モータースポーツに特化したサイトとして運営されているということですね!
国内レースのイマを伝える動画なども定期的に配信されています。
このページの中央あたりに、このようにF1規則がPDFで誰でも閲覧・ダウンロードできる状態になっています。
掲載されているPDFファイルはこの2つです。
JAF会員である必要もありません
ちなみに、F1規則は2017年まで過去分も遡って見ることもできます。
①競技規則とは
2つのファイルのうち、まず「①競技規則」の方です。
簡単に言うとこれがルールブックですね。
さすがF1です、ルールをはじめ3日間の進行や記者会見、表彰式の手順、テストに関するルールなども含めてで、すべて厳格に事細かに決められていることがわかります。
なので膨大なページ数です、なんと75ページにわたる大作です(笑)
ゆえにテレビ中継やニュースサイトで出てくるルールが、ちゃんとどこかにすべて書かれています。
例えば、エントリーフィー。
こんな風に明記されているので、去年の王者メルセデスのエントリー費用。
- 556,509ドル +(739ポイント×6,677ドル)=5,490,812ドル
- 1ドル≒110円として、メルセデスのエントリーフィーは約6億円!!
参加するだけでどんだけー、とか読んでると解かるのでとても楽しいです(笑)
②技術規則とは
続いて、もう一つの「②技術規則」の方です。
簡単に言うと、車両に関するありとあらゆるレギュレーションが書かれた技術に特化したルールブックです。
マシンだけじゃなくて、パワーユニットや燃料やオンボードカメラに至るまで、これでもかというくらい細かく書かれています。
ページ数は、なんと驚異の108ページの超大作!
これをF1マシンの開発者たちは熟読して、レギュレーションの抜け穴を探すわけですね。
我々一般人が読んでいくと、さすがに睡魔が襲ってきます(笑)
なのでこれは、何か事件があったときに辞書代わりに使うことをオススメします。
例えば、DASについて開幕戦でレッドブルが訴えたとき。
『第3.8条と第10.2.3条に違反していると訴えた』なんてニュースサイトに上がります。
その時は、こちらのPDFも見てみましょう。
こんな風に明記されています。
『このレギュレーションに対してレッドブルはメルセデスを訴えているのか、ふむふむ』
なーんて感じで、なんか解かった風になって得した気分になれます(笑)
移動時などの最高の時間つぶしになります!
あとは、ぜひご自分の目で読んでみてください(笑)
まずは以下のような使い方がオススメ。
競技規則
- あらかじめPDFをスマホにダウンロードしておく
- 電車移動時などに「ふむふむ、なるほど」と思って読む
- 読む量が多いので、あっという間に目的地に!
技術規則
- レギュレーション違反系のニュースの時など、何条の違反かを確認
- その時々に、該当箇所を読んでみる
- なんとなく、納得した気分になれる!
とにかく、2つのPDFあわせて200ページ弱にわたる大作です。
この分量を機械翻訳ではなく、丁寧にきちんとした日本語に翻訳してくれています。
せっかくJAFさんがここまで対応してくれているので、これは使うしかないですよね。
ぜひ皆さんのF1の楽しみ方の一つに加えてみてはいかがでしょうか!
以上、JAFモータースポーツHPのF1規則の紹介でした!