その昔はモナコと並び、超低速で抜けないサーキットとして有名でしたが。
振り返ってみると、とても印象深いオーバーテイクが溢れているハンガリーGPです!
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ソフトボール、金メダルおめでとうございます!
って、F1ブログサイトの出だし文じゃないですよね(笑)
というくらい、東京オリンピックが盛り上がっています。
でも、今週はハンガリーGPです、頭をF1に切り替えていきましょう!
管理人がF1を見始めた1987年頃は、ハンガリーGPと言えば。
モナコと並んで、『超低速』『抜けない』サーキットの代名詞でした。
なので特にオールドファンの方は、『抜けないサーキット』ってイメージが強いのではないでしょうか。
でもよくよく振り返ってみると。
F1の歴史に残るような素晴らしいオーバーテイクが、これまで何度も繰り広げられています。
そこで、今週のハンガリーGPを迎えるにあたって。
管理人が独断で選んだ、『ハンガリーGP 記憶に残るオーバーテイク10選』で振り返ってみたいと思います!
記憶に残るオーバーテイク10選
年度 | バトル |
---|---|
2019年 | L.ハミルトン vs M.フェルスタッペン |
2014年 | D.リカルド vs L.ハミルトン/F.アロンソ |
2010年 | R.バリチェロ vs M.シューマッハ |
2006年 | J.バトン無双 |
2003年 | F.アロンソ vs M.シューマッハ |
1998年 | M.シューマッハ vs D.クルサード/M.ハッキネン |
1997年 | D.ヒル vs J.ヴィルヌーブ |
1989年 | N.マンセル vs A.セナ |
1988年 | A.セナ vs A.プロスト |
1986年 | N.ピケ vs A.セナ |
管理人の独断と偏見で、10レース選んでみました!
あくまで個人の感想なので、『あのレースやドライバーが無いじゃないか!』っていう場合はご勘弁を(笑)
こうやって並べて見ると。
やっぱり印象深いオーバーテイクってチャンピオンが絡んでいるバトルが多いですね!
って文字で見ても分からないので、一つづつ動画で見ていきましょう!
(すみません、一部Youtubeサイトからでないと動画再生されません)
2019年)L.ハミルトン vs M.フェルスタッペン
まだ2年前ですし、覚えている方も多いのではないでしょうか。
ハミルトンが1回多いピットストップの奇襲戦略で、残り4周で見事にフェルスタッペンをオーバーテイクするシーンです。
今年のスペインGPが同じ展開でしたよね。
オーバーテイクもさることながら、メルセデスとハミルトンの恐ろしいまでの強さを実感したシーンで印象に残っています。
2014年)D.リカルド vs L.ハミルトン/F.アロンソ
若手時代のダニエル・リカルド。
残り4周から、ハミルトンとアロンソの2人のチャンピオンをぶち抜いて優勝したシーンです。
リカルドが、まだチャンピオンになれていないのが信じられないくらい。
未来の王者を感じさせるような、圧巻のオーバーテイクシーンでした。
2010年)R.バリチェロ vs M.シューマッハ
フェラーリで6年間チームメイトだったこの二人。
一度引退し復帰したミハエルが、このようにバリチェロをウォールに幅寄せします。
これは本当に危なかった!
このあたりが、良くも悪くもミハエル・シューマッハですよね(笑)
しかしバリチェロ、脅しに屈することなくアクセルを踏み続け見事にオーバーテイク!
バリチェロに男気を感じた瞬間でした。
2006年)J.バトン無双
ジェンソン・バトンの初優勝となったレース。
ホンダがコンストラクターとして参戦していたので、表彰台の君が代にはジーンと来ました。
こちらは特定のオーバーテイクシーンというよりは。
14番手スタートから、たった数周で何台もゴボウ抜きにしたことが印象に残っています。
ここから数年間で、雨のレースで何度も見せてくれる『バトン無双』の始まりとして。
とても印象に残っているレースです。
2003年)F.アロンソ vs M.シューマッハ
アロンソの初優勝となったこのレース。
このオーバーテイクは、バトルというよりは、アロンソが王者シューマッハを屈辱の周回遅れにするシーンです。
初優勝ということもあり、どえらい若手が出てきたなという印象と。
そろそろミハエルからの世代交代の足跡が聞こえ始めたレースとして、とても印象に残っていますあ。
1998年)M.シューマッハ vs D.クルサード/M.ハッキネン
個人的にはシューマッハ91勝の中でベスト5に入る勝利だと思っています。
このレースだけ、コース上でのオーバーテイクではなくピットストップ戦略でのオーバーテイクです。
コース上で抜けないとなると、まさかの3ストップ戦略を取り。
予選並のアタックを続けて、マクラーレン製を見事に戦略でオーバーテイクします。
ピット戦略と、それを忠実に実践できるドライバー。
F1のレース戦略の歴史に残る勝利として、とても印象深いレースでした。
1997年)D.ヒル vs J.ヴィルヌーブ
『戦闘力の劣るマシンでの、チャンピオンの激走』
というと、このレースを思い浮かべる方も多いはず。
デイモン・ヒルが、戦力の劣るアロウズのマシンでレースを独走します。
しかし残り2周でマシントラブルにより失速。
ファイナルラップで、ヴィルヌーブに抜かれて無念の2位フィニッシュとなるシーンです。
観ていて悔しい想いを感じる反面、前年チャンピオンが素晴らしい走りを魅せてくれた喜び。
なんだか複雑な心境になったことがとても印象深いレースでした。
1989年)N.マンセル vs A.セナ
この年にコースが改修されて、シケインが一つ削減されました。
それでも抜きにくいことに変わりは無く、予選12番手のマンセルに優勝のチャンスなんて無い・・・はずでした。
しかし、怒涛の追い上げで順位を上げていくマンセル。
そして最後は先頭を走るセナを、周回遅れのマシンごと、まとめて2台をオーバーテイク!
まさに『ぶち抜く!』っていう感じの、マンセルらしいオーバーテイク。
30年以上経っても忘れられません!
1988年)A.セナ vs A.プロスト
まだセナとプロストのバトルが、クリーンだった時代のバトルですね(笑)
珍しく周回遅れに詰まってしまったセナを、プロストが見事にオーバーテイク!
と思ったら、すかさずセナが抜き返すミラクル!
まだF1を見始めて間もない頃だったのですが。
どえらい二人が、どえらいレースをしていることだけは分かりました(笑)
セナ・プロ初期時代の名バトルとして、このレースも忘れることはできません。
1986年)N.ピケ vs A.セナ
管理人がF1を見始めたのは1987年なので、このレースだけはリアルタイムで観ていません。
でもこのオーバーテイクは、これまでのF1の歴史でもベスト5に入るほど素晴らしいオーバーテイクだと思います!
あのセナを、アウトから豪快にドリフトしながら抜いていく!
ネルソン・ピケがカッコ良すぎです!
伏線として、その前にインから抜いてセナに抜き返されています。
ぜひそこから、とにかく見とれるほどカッコいいので、ぜひ見てみてください!
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ということで、ハンガリーGPの印象深いオーバーテイクを見てきました。
いかがだったでしょうか、皆さんの記憶に残っているオーバーテイクはありましたでしょうか?
こうやって振り返ってみると、決してオーバーテイクが難しいわけではないのではと思えるくらい。
素晴らしいバトルばかりでしたよね!
今年は一体、どんなバトルが生まれるんでしょうか?
ハミルトンとフェルスタッペンのアツいバトルに期待したいですが。
前戦イギリスGPのような、危険なクラッシュはもう見たくありません。
ぜひ今回は、振り返ってきたようなクリーンでアツいバトルに期待しながら!
今週末のハンガリーGPを楽しむこととしましょう!
以上、ハンガリーGP記憶に残るオーバーテイク10選でした!