まもなく開幕のイギリスGP、金曜からいきなり予選実施です!
金曜予選ってかなり久しぶり、一体いつ以来なのか調べてみました!
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いよいよ本日から、2021年F1第10戦イギリスGPの開幕です!
ついに新しいスプリント予選が開催される週末となります。
そのため、いつもとは異なるフォーマットで週末のスケジュールが進んでいきます。
通常は土曜に行われる『予選』が、今回は金曜に行われるので注意が必要です!
管理人のようなオールドファンにとって。
『金曜の予選』と聞くと、なんだかとても懐かしい響きに感じます(笑)
大昔は、金曜日にも予選が行われていて。
それが、いつからか土曜日一本になったわけですが・・・それっていつからでしたっけ?
うーん、ぼんやり覚えているけど思い出せない(笑)
これは気になってきたので、最後に『金曜の予選』が実施されたのはいつなのか。
予選フォーマットの変遷の歴史と共に振り返ってみることにしましょう!
F1予選フォーマットの変遷(1987年以降)
年度 | 実施曜日 | グリッド決定方法 |
---|---|---|
1987~95年 | 金・土 | 2日間のうちのベストタイム |
1989~92年 | 金 | 参加台数増により、予選出走のための予備予選 |
1996~2002年 | 土 | 12周以内のベストタイム |
2003年 | 金・土 | 1台づつのアタックを2日間実施 |
2004年 | 土 | 1台づつのアタックを2回実施 |
2005年 Rd.1~7 | 土・日 | 1台づつのアタックを2日間実施しタイム合算 |
2005年 Rd.8~19 | 土 | 1台づつのアタックを実施 |
2006年~現在 | 土 | Q1~Q3のノックアウト方式 |
2021年 Rd.10 | 金・土 | 金曜予選順に、土曜にスプリント予選レースを実施 |
(調査条件)
- 1987年以降のシーズンを対象に調査
- 『予選(QUALIFYING)』の文字が銘打たれているセッションに限ります
- 詳細ルール変更は含まず、開催フォーマット変更についてのみ
管理人がF1を見始めた、1987年以降の予選フォーマット変遷を表にしてみました。
開催日に影響を与えるフォーマット変更のみを記載しています。
なので例えば、詳細なタイヤルール変更や、2016年に実施された黒歴史の『時限式ノックアウト』などは表現していません(笑)
ということで、結果はどうだったかと言うと。
『金曜予選が実施されるのは、2003年以来18年ぶり!』
ということがわかりました!
オールドファンの皆さん、なんと18年ぶりですよ。
そりゃあ、なんだか懐かしい気持ちになりますよね(笑)
2003年最終戦日本GP以来です!
2003年と言えば、最終戦は日本GPだったので。
こちらは当時現地で撮った写真ですが、この日本GP以来の金曜予選ということになります。
このレースは、リザーブだった佐藤琢磨選手が急遽参戦が決定して。
そして若いファンの方は知らないと思いますが、当時は1台づつピットアウトしアタックしていく予選形式でした。
なので佐藤琢磨選手のアタック時には、鈴鹿サーキット中が盛り上がっていたのを覚えています。
また冒頭の写真、タイトルを争うミハエル・シューマッハ。
雨の影響でアタックに失敗して予選14位に。
この時も、サーキット中に悲鳴やどよめきが起こったのを覚えています。
もう一度、変遷表を見てみると、1台づつ順にアタックしていく予選形式は2003~2005年まで。
この予選方式、いろいろ問題もありましたが。
サーキット中の一体感という意味では、この予選方式も悪くなかったのかもしれませんね。
ただし2005年シーズン前半の『2日間のタイム合算方式』だけは・・・これもF1の黒歴史だと思っています(笑)
金曜日セッションの重要性が高まったかも?
今回のイギリスGP、F1初の『スプリント予選』に注目が集まっています。
このセッション自体がどうなるか、見当もつかないので楽しみではあります。
でも金曜のフリー走行や予選でコケてしまうと、挽回が効かずに週末全体が悪い結果となるはずです。
そういう意味ではこれまでよりも、金曜日のセッションの重要性が高まるはずです。
初期セットアップの確実性や、週末のセッション全体を通じての流れがとても重要になります。
なので、金曜日のセッションを見る楽しみがとても増えましたね(笑)
いつもは金曜のセッションは見ないというファンの方!
日本時間ではなかなか厳しい放送時間帯ではありますが、今回調べたように18年ぶりに金曜予選も行われることですし!
ぜひ本日金曜日のフリー走行1回目から、イギリスGPの週末全体を楽しんでみてはいかがでしょうか!
以上、『金曜予選』の実施に関する調査でした!