『フランス人ドライバー、通算1勝止まりが多すぎる説』を検証!

調べてみた
photo by formula1
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2023年のアルピーヌ、ガスリーとオコンのオールフレンチ体制がとても楽しみですが。

通算1勝止まりのフランス人ドライバーが多いのが気になりませんか?

 


今週はF1開催も無いので、来年2023年のF1に関する情報を整理してました。

 

例えばF1日本GP鈴鹿の開催期間中に発表された、ガスリーのアルピーヌ移籍について。

 

このところアルピーヌは調子もいいし、来年チームメイトとなるオコンとは昔に一悶着あったとは言え。

二人ともF1ウィナーだしこのフランス人コンビは楽しみ過ぎるなぁ、なんて思っていたのですが。

 

また、こんな疑問が頭に沸いてきました。

『フランス人って、通算1勝止まりのドライバーが多くないか?』

 

そもそも1勝で終わってしまうドライバーって、そんなに居ないような?

そんな中でアレジとかパニスとか、なんだかフランス人が多い気がしませんか?

 

うーん、これは気になってきましたので。

さっそく調べてみることにしました!

 

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国別 通算1勝ドライバー数(1987年以降)

人数 優勝年度 ドライバー
フランス 4 名 2021 E.オコン
2020 P.ガスリー
1996 O.パニス
1995 J.アレジ
イタリア 2 名 2004 J.トゥルーリ
1989 A.ナニーニ
スペイン 1 名 2022 C.サインツ
ベネズエラ 1 名 2012 P.マルドナド
ポーランド 1 名 2008 R.クビサ
フィンランド 1 名 2008 H.コバライネン

太字:現役ドライバー

(調査条件)

  • 1987年以降に優勝を達成し、通算1勝止まりのドライバー
  • 2022年F1第20戦メキシコGP終了時点

 

 

管理人がF1を見始めた1987年から、今年2022年までの36シーズン。

F1での通算勝利数が「1勝」のドライバーを調べて、その出身国でサマリーしてみました。

 

対象となるドライバーは10名居ました。

最多出身国はやっぱりフランスで4名、なんと40%もの割合を占めています(汗)

 

ただしこの10名のうち、オコン・ガスリー・サインツの3名は現役ドライバーなので。

今後2勝目を挙げる可能性があります!

 

 

引退したドライバーだけに絞ると、対象は7名となり。

フランスはイタリアと並び2名なので、首位タイではありますが突出した数字ではありませんでした。

 

 

1987年以降では、同じフランス人のアラン・プロストが2度もタイトルを獲得して勝ちまくっていますし。

 

 

むむむ、、、これはもしかして。

 

管理人個人的に、F1七不思議の一つだと思っている

『ジャン・アレジが通算1勝止まり』

このイメージが強すぎただけなのかもしれませんね(笑)

 

 

国別 通算1勝ドライバー数(1950年以降全期間)

人数
アメリカ 10 名
イタリア 9 名
フランス 6 名
イギリス 2 名
スウェーデン
スペイン 1 名
ドイツ
ポーランド
フィンランド
ベネズエラ
ブラジル

太字:現役ドライバーを含む国

(調査条件)

  • 現役ドライバー(オコン・ガスリー・サインツ)を含む
  • 2022年F1第20戦メキシコGP終了時点

 

 

F1の歴史が始まった1950年以降、今年2022年までの全73シーズンも念のため調べてみました。

 

対象ドライバーは35名に増えました。

最多出身国1位がアメリカ、2位がイタリアフランスは6名で3位でした。

 

 

アメリカの1勝ドライバーが多い理由は、古すぎる時代なので推測となるのですが。

もしかして、インディ500がF1のシリーズとして開催されていた時代があった影響ですかね?

 

 

いずれにしてもイタリアの方が、フランスを上回っていますし。

フランスは6名中、2名が現役ドライバーなので。

 

「決してフランスが突出して多すぎる結果では無い」ことがわかりますよね!

 

 

ということで、この『フランス人ドライバー、通算1勝止まりが多すぎる説』については。

 

1950年以降のF1の歴史を振り返っても、決してそんなことは無いとデータが示しています。

1987年以降は確かに多いものの、ガスリーとオコンの2人は現役で今後勝利を達成する可能性も大いにあるので。

 

この説は現時点では間違っている、と言って良いのではないかと思います!

どちらかというと、「アレジの通算1勝、印象強すぎる説」なのではないでしょうか(笑)

 

 

ガスリーとオコン、安心して応援しましょう!

© BWT Alpine F1 Team

 

ということで、こんな悪い説のイメージを吹き飛ばして欲しいので。

来年のオコンとガスリーには、それぞれぜひ2勝目を挙げて欲しいところですよね!

 

 

ガスリーとオコンの関係は、これまでいろいろあったようです。

幼少期から一緒にカートを始めたものの、奨学金をどちらが得るかで家族も巻き込んで一悶着あったそうで。

 

以来ドライバー同士も、家族同士も口を聞くこともなくなったそうです。

 

 

それが何の因果か来年からフランスのチームで、この二人がチームメイトになるわけです!

© BWT Alpine F1 Team

契約時のプロモーション写真でしょうか、SNSにはこの2人の笑顔の写真も公開されています。

 

 

過去に一悶着あったのは事実でしょうが、そこから成熟した大人になったオコンとガスリー。

プロモーション用の撮影とはいえ、笑顔での2ショットにはちょっと感激しちゃいました。

 

 

今回の調査で、フランス人が1勝止まりとなるジンクスなんて無いに等しいことも分かりましたので(笑)

 

来年はこのコンビがどんな協力体制で、どんな戦いを見せてくれるのか?

2023年、このアルピーヌのコンビに注目して応援することにしましょう!

 

以上、『フランス人ドライバー、通算1勝止まりが多すぎる説』の検証でした!

 

 


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