2014年以降、メルセデス以外のチームがコンストラクターズランキング首位に立ったシーズンは?

調べてみた
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今回のレッドブル以外にも、意外なチームも首位に立ってます!

瞬間的にであれば、メルセデス以外が首位に立ったシーズンは多いかも?

 

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先日のモナコGP、レッドブル・ホンダの見事な勝利でした。

その結果、ついにレッドブルがコンストラクターズランキングで首位に躍り出ましたよね!

 

これはレッドブルにとっては2013年以来8年ぶりとなります。

つまり、2014年のパワーユニット時代以降、初めてのランキングトップとなります!

 

でも、『レッドブルにとって』というよりは。

2014年のパワーユニット導入以降は、メルセデス一強時代です。

なので、他のチームもほとんど首位に立っていないはずですよね?

おそらく、一時的にフェラーリが好調の瞬間があったくらいのはず!?

 

これは気になってきました。

ということで、2014年以降のコンストラクターズ選手権において。

メルセデス以外が首位に立ったケースを調べてみることにします!

 

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2021年:レッドブル×1回

© みんなでF1

まずは、今年2021年第5戦モナコGP終了時点です。

最終ランキングトップ3までの、各チームのポイント推移をグラフにしています。

 

現在第5戦を終えて。

『レッドブル:149pt』VS『メルセデス:148pt

と、開幕以来先行していたメルセデスについに追いつき、僅か1ポイント差ではありますがついに追い越しました!

しかし僅か1ポイントなので、今後ますます激しい戦いが続いていくでしょう!

 

こんな形で、2014年まで年ごとに振り返っていって。

該当チームがあるか探してみることにします!

 

2020年:該当なし

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コロナ禍で17戦で行われた、昨年2020年のポイント推移です。

ご覧の通り、メルセデスがレースごとにどんどん差を開き圧勝であることがわかりますね。

レッドブルは昨年まではスロースタートであったこと、フェラーリがトップ3から陥落したこともよくわかりますね。

 

ということで、この年は該当なしです。

 

2019年:該当なし

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年間21戦で行われた2019年シーズン。

この年も同じように、メルセデスが右肩上がりで圧勝であることがわかります。

たった2シーズン前ですが、フェラーリはきっちり2位だったんですよね・・・。

もうすっかり昔のような気がします(笑)

 

ということで、この年も該当なしです。

 

2018年:フェラーリ×3回

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ついに、該当シーズンが出ました!

なんとこの年、フェラーリが以下3回の期間で首位に躍り出ています!

  • 開幕戦オーストラリアGP ~ 第2戦バーレーンGP
  • 第4戦アゼルバイジャンGP
  • 第9戦オーストリアGP ~ 第10戦イギリスGP

 

このグラフの通り、両チームが抜きつ抜かれつ、シーズンの半ばまでは素晴らしい戦い。

第10戦イギリスGP終了時のポイント差は、

『フェラーリ:287pt』VS『メルセデス:267pt

シーズン半ばで、20ポイントもの差をつけてフェラーリが首位だったはずなのに・・・。

 

しかし第11戦ドイツGPにて、ベッテルが悪夢の単独クラッシュ。

ここから負のスパイラルが始まってしまい、悪い流れを断ち切れず、メルセデスとどんどん差が開いていってしまいました。

 

2017年:フェラーリ×3回

© みんなでF1

続いて2017年、なんとこの年も!

フェラーリが以下3回のレース終了後に首位に躍り出ています!

  • 開幕戦オーストラリアGP
  • 第3戦バーレーンGP
  • 第6戦モナコGP

 

第6戦モナコGP終了時のポイント差は、

『フェラーリ:196pt』VS『メルセデス:179pt

と、またも17ポイントの差をつけてフェラーリが首位でしたが・・・。

 

その後追いつかれ、ジリジリと差が開き、夏休み以降の連続リタイアなどで終わってみれば、

『メルセデス:668pt』VS『フェラーリ:522pt

と、まさかの大差のシーズンとなったのでした・・・。

 

2016年:該当なし

© みんなでF1

続いて、年間21戦で行われた2016年シーズン。

この年はロズベルグとハミルトンの、メルセデス勢2人の激しいタイトル争い。

それを象徴するかのように、開幕直後からメルセデスが圧倒的な強さであることがわかりますね。

 

ひたすら右肩上がりで、圧勝であることがわかります。

『メルセデス:765pt』VS『レッドブル:468pt

という大差の結果となりました。

 

ということで、この年は該当なしです。

 

2015年:該当なし

© みんなでF1

続いて、年間19戦で行われた2015年シーズン。

この年もハミルトンとロズベルグによる、メルセデス勢2人のタイトル争い。

こちらも、開幕直後からメルセデスの圧倒的な強さが目立つシーズンでしたね。

 

ちなみにこのシーズンのコンストラクターズ3位は。

なんと現在では最下位に甘んじているウィリアムズです。

たった6年前、ウィリアムズはちゃんとこのあたりの位置で戦えていたんですよね。

オールドファンとしては、早くウィリアムズにこのあたりの位置に戻ってきて欲しいものです。

 

ということで、この年も該当なしです。

 

2014年:マクラーレン×1回

© みんなでF1

最後に、年間19戦で行われた2014年シーズン。

このシーズンだけ、トップ5までグラフ表示しています。

 

なんと!!

この年、マクラーレンが一度、首位に躍り出ています!

よーく、グラフの開幕戦のところを見てみてください(笑)

 

開幕戦オーストラリアGP、優勝はメルセデスのロズベルグ。

そして2位にはレッドブルのリカルドが入線したものの、燃料規定違反で失格。

繰上りで、マクラーレンのマグヌッセンがデビュー戦で2位、バトンが3位となりました。

 

その結果、開幕戦終了時のコンストラクターズランキングは、

『マクラーレン:33pt』VS『メルセデス:25pt

この通り、マクラーレンが首位だったんですよ!!

 

しかし、この確変は開幕戦単発で終わってしまい(笑)

終わってみれば、コンストラクターズ5位となり、以降の凋落が始まるきっかけとなったシーズンとなったのでした。

 

該当シーズンは、2021年で4シーズン目!

年度 チーム 首位期間
2021 レッドブル 第5戦モナコGP
2018 フェラーリ 開幕戦オーストラリアGP ~ 第2戦バーレーンGP
第4戦アゼルバイジャンGP
第9戦オーストリアGP ~ 第10戦イギリスGP
2017 フェラーリ 開幕戦オーストラリアGP
第3戦バーレーンGP
第6戦モナコGP
2014 マクラーレン 開幕戦オーストラリアGP
4シーズン 3チーム 143レース中、10レース期間

 

見てきたデータを、表で整理してみました。

今年のモナコGPでコンストラクターズ首位に躍り出たレッドブル。

2014年のパワーユニット時代以降、メルセデス以外のチームとしては。

  • 2018年以来、3年ぶり
  • 2014/17/18年に次ぎ、4シーズン目
  • マクラーレン・フェラーリに次ぎ、3チーム目

ということがわかりましたね!

 

2014年以降の8シーズン中、4シーズンはメルセデス以外のチームが首位に立っていることになります。

半分ですから、意外に多い結果のような気もしますよね!?

 

でも2014年から2021年モナコGPまで、合計レース数は143レースです。

そのうち、メルセデスがコンストラクターズ首位を明け渡した期間は、たった10レース期間しかありません。

 

つまりシーズン数で見ると半分ですが、トップを明け渡したレース数としてはたった7%です。

瞬間的にはトップを明け渡しても、すぐに奪い返すということですね。

あらためて、メルセデスって本当に凄いチームであることがよくわかります。

 

そんな最強メルセデスを、今年はレッドブル・ホンダが焦らせているんです!

こんなに楽しみなシーズンは無いですよね!

 

この8年でもっともメルセデスに対抗出来たのが、2018年の第10戦まで。

今年はこの記録以上に、シーズン終盤までレッドブル VS メルセデスのチャンピオン争いが続いてほしい。

そしてもちろん、ドライバーズタイトルもハミルトン VS フェルスタッペンの頂上争いが、最終戦まで続くことを期待して。

 

引き続き、白熱の今年のF1を楽しむこととしましょう!

 

以上、でした!

 


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