アルボン、ベッテル、小林可夢偉・・・その後の流れが大きく変わってしまった『負のスパイラルが始まったレース』

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あのレースで、こうなってさえいれば・・・。

いろんな『たら・れば』を考えたくなる転機のレースがあります。

 

セルジオ・ペレスの2021年からレッドブル・ホンダへの加入が正式発表されました。

中堅チームで長年好走してきたペレスが、トップチームでフェルスタッペンのチームメイトとして、どんな走りを見せてくれるか、とてもワクワクしますね。

 

しかし同時に、アクレサンダー・アルボンがシートを喪失したことを意味します。

厳しい、結果がすべての世界のF1です。

去るドライバーが出てくることは仕方ないと理解しつつも、でもシート喪失のニュースには、毎年やはり淋しさを感じてしまいます。

 

アルボンもそうですが、あるレースが大きな分岐点となり、その後の流れが大きく負の方向へ変わるレースがいくつか思い起こされます。

『これはこの先、負のスパイラルが始まる予感がする・・・』

と胸騒ぎしたレースってありませんか?

管理人個人的にそんな転機となったと感じるレース・ドライバーを、3つほど振り返ってみることにします。

 

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2020年 オーストリアGP:アルボン

https://twitter.com/F1/status/1279803221389819904

アルボンの大きく流れが変わったレース。

こちら今年の開幕戦オーストリアGPではないでしょうか。

 

2019年のブラジルGPでも接触したハミルトンと、再びこのオーストリアGPでも接触してしまいます。

これで2度、表彰台のチャンスを棒に振ったことになり、出せる結果をモノにできなかったことに悪い予感がしてしまいました。

 

悪い予感は的中し、その後アルボンの初表彰台はシーズン中盤以降の第9戦トスカーナGPまで待たなければいけませんでした。

最終戦では、ようやくチームに貢献できる走りも出来ましたが、時すでに遅しでセルジオ・ペレスにシートを奪われる形となりました。

 

この開幕戦、あと20cmほど外側を走っていれば、アルボンが優勝していた可能性は高かったはず。

そしてF1ウィナーになっていれば、その後もう少しチームもアルボンの声に耳を傾けたはず。

結果フェルスタッペンと、ここまで大きな差とはなっていなかったかもしれません。

 

『たら・れば』なので結果は誰にも解りませんが、アルボンにとってはシート喪失への分岐点となったレースだったと思っています。

 

2012年 マレーシアGP:小林可夢偉

ちょうどそのアルボンとシート争いしていたペレス絡みでは、こちらの2012年 マレーシアGPも忘れられません。

このレースはペレスではなく、チームメイトの小林可夢偉の運命の歯車が狂いだしたレースでした。

 

前年2011年からザウバーのチームメイト同士となったこの二人。

2011年は小林可夢偉がペレスを上回る成績を上げ、ナンバー1ドライバー待遇といっても良い状況で、明けて2012年開幕戦も可夢偉が幸先よく入賞。

 

ところがこの第2戦マレーシアGPで、ペレスがそれまでのチーム最上位となる2位表彰台を獲得します。

この時、可夢偉に『今後の負のスパイラルの予感』がしたのは、管理人だけじゃなかったはずです。

 

その後ペレスは、得意のタイヤ戦略なども相まってさらに2度の表彰台を獲得。

一方の可夢偉は、ファステストラップやフロントローを獲得するなど速さを見せるも、レースでは不運が連発し目立った結果に結びつかず、シーズン後半の日本GPでようやく初表彰台を獲得するも、時すでに遅し。

結果、翌年のシートを失うことになりました。

 

この2012年は、ペレスが可夢偉に圧勝したような印象がありますが、実はポイント差はたった6ポイントしかありません。

もしシーズン序盤、ペレスより先に可夢偉が表彰台に乗っていれば。

そして中盤の、可夢偉への負の連鎖さえ無ければ。

これも『たら・れば』なので誰にも解りませんが、今頃レッドブルに乗っていたのはペレスではなく、もしかしたら可夢偉だったかもしれません。

そんな大きな分岐点となったレースではないでしょうか。

 

2018年ドイツGP:ベッテル

そして現役ドライバーの中では、この2018年ドイツGPのベッテルのクラッシュです。

ベッテルのドライバー人生だけではなく、この年のタイトル争いや、その後のF1の歴史の流れも変わったレースだと思っています。

 

ここまでタイトル争いをリードし、迎えた地元ドイツGPでもポールポジションを獲得したベッテル。

このレースも首位走行し、万事順調に思えた矢先、このクラッシュによりレースを失います。

ポイント争いでハミルトンに大差をつけるはずが、逆に追い抜かれ、シーズンその後も自身やチームのミスにより自滅、結局チャンピオンを失うことになります。

 

もしこのクラッシュさえなければ、この年のタイトルはベッテルが取っていてもおかしくない状況でした。

もしそうなっていれば、2019年にルクレールが来たとしてもベッテルにチーム力を結集したはずで、その後ベッテルがルクレールに大差をつけられるような悲しい状況にはならなかったでしょう。

そしてハミルトンの最多勝記録や最多チャンピオン記録も、もっとベッテルと争っての熾烈な結果になっていたかもしれません。

 

これもあくまで『たら・れば』ですが、そんなF1の大きな歴史が変わるような一戦だったと思います。

 

=====

ご紹介した3レースは、あくまで管理人個人的に考えるターニングポイントとなったレースです。

きっとそれぞれのファンの皆様ごとに、そのように感じるレースがあるのではないでしょうか。

 

今日ご紹介したのは負のスパイラルへ続くターニングポイントのレースですが、

逆に、その後の飛躍に繋がる転換となるレースも多くあります。

 

目の前の順位を争うレースを見るのも楽しいですが、このような視点でレースを見るのもまたF1の楽しみ方の一つではないかと思います。

2021年もきっと歴史に残るレースが繰り広げられるはずですので、シーズン開幕を楽しみに待つことにしましょう!

 

以上、歴史の転換点となるレースについてでした!

 


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