アロンソ、ウェバー、ハイドフェルド、エリクソンなど。
意外に多い、過去のF1ドライバーの自転車事故を調べてみました。
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今朝、驚きのニュースが飛び込んで来ました。
今年からF1復帰するフェルナンド・アロンソが、スイスでトレーニング中に自転車事故に遭ったとのことです。
情報が錯綜していましたが、日本時間12日20時時点での情報では、上顎の骨折手術が終了し2日間の経過観察期間に入るとのこと。
とにかくシーズン前のテストや開幕戦に影響がないように、我々ファンとしては今は早期の回復を祈るしかないですね。
このニュースを見て、思ったのですが。
『F1ドライバーの自転車事故って、昔から良く聞くよなぁ・・・?』
同じように思った方も多いのでは?
確かにいくつか思い浮かぶ事故もありますので、あらためて何例か調べてみることにしました。
マーク・ウェバー:2度も事故に遭遇
まず有名なところで、こちらのマーク・ウェバーです。
なんと2度も事故に遭っています。
1度目は2008年末。
シーズンオフに入ってすぐのチャリティイベントにて。
自転車で走行していたウェバーと4駆自動車がなんと正面衝突。
幸い足の骨折だけで済み、2009年開幕戦にも間に合いましたが、一歩間違えば生命の危険もあったかもしれません。
そして2度目は2010年シーズン、日本GP前の出来事。
今度は友人と乗っていたマウンテンバイクで転倒し肩を骨折。
この骨折した日本GP以降のレースでは良いところがなく、結局チャンピオンを逃してしまいました。
なのでこの事故の影響が少なからずあったのかもしれません、事故さえなければ、もしかしたかもしれないと悔やまれます。
ニック・ハイドフェルド:トレーニング中の事故
続いてこちらのニック・ハイドフェルド。
2005年シーズン中に、自転車に乗っている時にオートバイと接触、
肩甲骨のにヒビが入る怪我を負ってしまいます。
結果、終盤3戦を欠場することとなり、キャリアに影響を与えます。
奇しくも2度も事故に遭ったウェバーとチームメイトだった2005年です。
そしてまた偶然でしょうが、アロンソと同じようにスイスでトレーニング中の事故でした。
アレックス・ザナルディ:ハンドサイクルでトラックと衝突
こちらはつい最近なので、記憶に新しい方も多いと思います、アレックス・ザナルディです。
レース中の事故で両足を切断しながらも、ハンドサイクルの世界に転向。
2012年ロンドン、2016年リオ・デジャネイロのパラリンピックで見事に連続で金メダルを取った鉄人です。
そんな鉄人ザナルディが、昨年6月にハンドサイクルのトレーニング中にトラックと衝突事故に遭います。
頭部を損傷し、現在も入院・手術が続いています。
年末年始には良い兆候を示す報道もありましたし、これまで幾多の困難を乗り越えてきた鉄人ザナルディです。
引き続き回復を祈ることとしましょう。
マーカス・エリクソン:ニワトリと激突(笑)
Hitting a (big) chicken doing 45km/h is not to recommend 🙈 but I’m all patched up and ready for the weekend 👍🏻😎 #ME9 pic.twitter.com/npZmatpOo6
— Marcus Ericsson (@Ericsson_Marcus) September 28, 2016
最後は、マーカス。エリクソンです。
2016年のシンガポールGP後に訪れた、タイで事故に遭遇。
またもアロンソと同じように、トレーニング目的で自転車を走らせている際の事故でした。
しかし、衝突したのは車やバイクではなく、なんと『ニワトリ』との衝突でした。
事故なので笑ってはいけないですが、いや、すみません、幸い深刻なケガも無かったのでやっぱり笑ってしまいます(笑)
なんでも時速45km/hでニワトリにぶつかったそうです。
そして驚くべきことにこのニワトリ、ぶつかった後もそのまま元気に逃げ去っていったそうです。
もしかしたらこのニワトリ、
『I think Ericsson hit us!』(エリクソンのせい!)
って言いながら去っていったのかもしれませんね(笑:過去記事参照)
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過去のF1ドライバーの自転車事故の例を見てきました。
もしかしたらまだ他にもあるかもしれませんが、F1ドライバーはトレーニングで自転車に乗る機会が多いことが解りましたね。
でもドライバー以外のF1関係者でも、トト・ウォルフやチェザーレ・フィオリオなどのチーム首脳が事故に遭ったこともあります。
F1レース中の事故も絶対見たくないですが、一般道での悲しい事故のニュースはもっと聞きたくありません。
とにかくドライバーも関係者も安全第一を心掛けて欲しいです。
そして今は、開幕までにアロンソが無事に回復することを信じ、ファンとしては見守っていくこととしましょう。
以上、F1ドライバーの自転車事故についてでした!