ベッテルに移籍の噂のニュースが出ていますね。
来年から、レーシングポイント改め、新生アストンマーチンへの移籍の噂です。
こういうニュースが出てくると、とりあえずいろいろ深読みしたくなってきます。
これもF1の文化の一つですからね。
関係者の事情・思惑・裏側の推測など含めて、さっそくこの噂の背景を深読みしていきたいと思います。
レーシングポイントのチーム事情
(引用元:Racing Point 公式Twitter)
それまでフォース・インディアという名前でF1に参戦していました。
が、財政危機のため2018年に破産手続きを開始したとのニュースが当時流れました。
それを救ったのが、現ドライバーのセルジオ・ペレスと、ストロールの父であるローレンス・ストロール。
ペレスは、チームが解散させられないように、敢えて自分の給料未払の訴訟を行い、チーム資産を管財人の管理下に置くことに成功。
そしてストロール父が買い手となり、結果、チームの従業員の雇用は守られ、フォース・インディアはベルギーGPからレーシング・ポイントと名前を変えて、シーズン後半戦も参戦することができるようになりました。
アストンマーチンの事情
アストンマーチンはイギリスの高級自動車メーカーです。
(引用元:アストンマーチン公式HP)
2018年からはッドブルと連携をしていて、チーム名の冠に入っていることでご存知の方も多いと思います。
このアストンマーチンも、なんとまたもローレンス・ストロールパパが購入してしまいました。
そして、2021年からはレッドブルとの連携をやめて、レーシング・ポイント改め、アストンマーチンとしてF1に出場する予定になっています。
なんというお金持ち、なんという親バカ(笑)
メルセデスの事情
(引用元:Mercedes 公式Twitter)
そのアストンマーチンと2013年から連携しているのが、メルセデスと親会社ダイムラーです。
メルセデスF1のトト・ウォルフ代表が、アストンマーチンの株式を5%ほど購入したのも春先に話題になっていました。
ベッテルがフェラーリを離れることが決まった時に、メルセデスや親会社ダイムラーとしては、ドイツ人でチャンピオンのベッテルはすごく魅力的な選択肢だったのでしょう。
ベッテル獲得も考慮に入れて2021年のドライバーを選択するとアピールしていましたね。
でも今回のベッテル アストンマーチン移籍ニュースが出る同じタイミングで、ボッタスのメルセデス残留のニュースも聞こえてきています。
すべての事情が繋がった!?
なんか全部が繋がってきませんか?
- ダイムラーはベッテル欲しいが、ボッタスと契約しない理由もない
- なのでベッテルには、関係の深いアストンマーチンに乗ってもらう
- マーケティング的にも息子の教育としても、ストロール父も大満足
- すべての動きは、メルセデスの将来も見据えてトト・ウォルフが裏で糸引いてる
- 2022年以降はどうなるかわからないので、ボッタスの契約は1年で
- 今年以上のメルセデスとの関係強化でベッテルも満足の戦闘力UP
ちょっと妄想が過ぎるかもしれませんが、このような政治的な駆け引きを深読みするのもF1の一つの楽しみ方かもしれませんね。
本当はドライバー・ファーストが希望です
でも管理人としては、このような政治的な駆け引きは、深読みはしちゃいますが、実はあまり好きではありません。
チームを破綻から救った功労者のペレスはどうなるんですかね。
違約金と、もしかしたらハースのシートが紹介されたりするんでしょうか。
そうなったらグロージャンかマグヌッセンはどうなるのか。
なにより、4度の偉大なワールドチャンピオンのベッテルが、こんなシート争いに巻き込まれていると思いたくないです。ベッテルの意志で今後どうするか決めてほしいですね。
誰かが決まれば、だれかが出ていかなければいけない厳しいF1の世界です。
本当はドライバーの実力だけでいろいろ決まってほしいと思うのは、綺麗ごと過ぎるんでしょうか。
まぁ、まだあくまで噂や妄想なので、明日ベッテルの会見があるようですし、まずはそちらで事実を確認することにしましょう!