今週のF1スペインGPが待ち遠しいところですが。
F1ファンにとって気になるレースがアメリカで開幕しています。
そうです、インディ500ですね、昨日からフリー走行が開始されています。
佐藤琢磨選手も出場しているので、ご覧になっている方も多いと思います。
一方で、インディ500って意外と知らない方や見たことがないという方も多いです。
なので、今回は今年のインディ500の見どころを紹介していきたいと思います。
世界3大レースのひとつ
インディ500は、F1モナコGPとルマン24時間とあわせて、世界3大レースと言われています。
ご覧のように毎年観客はびっしり、なんと40万人の観客を集めて行わるビッグイベントです。
F1日本GP決勝でも最多観客動員は2006年の16万人ですから、比べてみてもその規模の大きさがわかるかと思います。
レースの特長としては、アメリカらしく、誰もが勝利するチャンスを与えられているところではないでしょうか。
500マイルですから800㎞近くの距離を3~4時間程度のレースとなります。
その間に、何度もフルコースコーション(F1でのセーフティーカー状態)になったり、頻繁に順位が入れ替わったりします。
なので、最下位近くまで順位を落としても逆転、などもあり得るようなレースになります。
いつも最後まで誰が勝つかわからないようなレースですね。
見たこと無い方からは、よく「同じところをグルグル回っているだけ?」と聞くことがあります。
決してそんなことはありません(笑)
終盤に向けての駆け引きやオーバーテイクなど。
F1が好きな方なら、絶対に楽しめるレースだと思います。
アロンソは3冠制覇ラストチャンス?
その世界3大レース、これまで3つをすべて制覇した人は1人しかいません。
グラハム・ヒルです。
1996年F1チャンピオンのデイモン・ヒルの父ですね。
この記録に挑戦することを公言していたアロンソ。
でも、来年2021年にはルノーからF1復帰するため、少なくとも今後2年間は挑戦できないだろうとコメントしていました。
年齢的にもどんどん厳しくなるので、本人はラストチャンスくらいの意気込みで今年は挑戦してくるのではないでしょうか。
アロンソはこれまで2回挑戦しています。
1度目は2017年、トップ走行したり快走するもエンジントラブルでリタイア。
2度目は昨年2019年、まさかの予選落ちの屈辱を味わっています。
今年はどんな走りをしてくれるのか楽しみですね。
ちなみにこの3大レース、すべて出走するだけでも凄いと思います。
日本人で3つすべてに出走経験があるのが、DAZNでF1解説もしている中野信治さんのみです。
佐藤琢磨は2度目の勝利を狙う!
佐藤琢磨選手です、2017年に見事にこのレースを制したことはご存知の方も多いでしょう。
こちらは、その優勝したマシンでデモランも行われたホンダのイベントの写真です。
スタンド中から、拍手喝采とおめでとうの嵐でした。
2012年にもチャンスがありました。
この時は2位を快走中にラストラップの1コーナーで仕掛けて残念ながらクラッシュ。
しかしノーアタック・ノーチャンスを実践する見事な走りでした。
そしてこの2017年、ついにこのレースを勝利します。
管理人は両レースとも生中継を見ていました。
『うぉあぁぉおぁぁああーー、うぉあ!!』と。
2012年は悪い絶叫、2017年は良い絶叫をして、朝方にすごい近所迷惑だったかもしれません(笑)
とにかくF1で馴染みの深い佐藤琢磨選手を応援しながら見れるのも、インディ500の良いところではないでしょうか。
今年の開催日程
インディ500は、メモリアルウィークに行われるので例年は5月末に行われます。
ここ数年は、F1モナコGPと同日の開催が続いていました。
しかし新型コロナウイルスの影響で、今年については決勝レースが8月23日に行われます。
例年はモナコGPを見た後で、すぐにインディ500を徹夜で見る。
なんていう忙しいスケジュールだったのですが、今年についてはF1開催が無い週末なのでゆっくり見られます(笑)
ただしご覧の通り、フリー走行、予選、決勝と2週間近くの長期間で行われるのがインディ500の特長です。
今週末は、F1スペインGPとインディ500予選が重なっているので、やっぱり眠い夜は続きますね(笑)
視聴方法は、スカパーのGAORA SPORTSで見ることができます。
未加入の方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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さっそく昨日から始まったフリー走行では、
- アロンソ選手は5番手
- 佐藤琢磨選手も13番手
と上々のスタートを切っています。
特にアロンソは、見た目も少し引き締まって良い顔をしているように見えます。
ラストチャンスへの気合が感じられますね。
F1復帰への手土産に、どんな走りをするのか。
今週から来週にかけては、皆さんもインディ500を注目してみてはいかがでしょうか。
以上、今年のインディ500見どころ紹介でした。