【5分で解説】セナ・プロスト時代以降のF1

調べてみた
photo by formula1
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セナ・プロ時代以来、久しぶりにF1に興味を持った方!

その後「チャンピオン」「日本人ドライバー」「HONDA」「テレビ視聴方法」がどう変遷してきたのか、シンプルにご紹介します!

 


明日、管理人は久しぶりに高校の同級生に会います。

その友人から、こんなことを聞かれました。

 

『今のF1って、あの頃からどう変わったの? 会った時に簡単に教えて!』

 

「あの頃」とは、管理人が高校生だった頃のセナ・プロスト時代のことで。

「簡単に」とは、5分くらいでとのこと。

 

当時この友人とは一緒に鈴鹿に行ったりしてたのですが、1994年にセナが亡くなった後はF1を見なくなっちゃったんですよね。

でもどうやら、最近のホンダや角田裕毅選手の活躍をどこかで目にしてまた少し興味を持ったらしく。

 

でもあれから28年も経っているのに、たった5分で解説しろだなんて(笑)

 

でもまぁ、久しぶりにF1に興味を持ってくれたのは事実なわけで。

なんとか、5分で説明するシナリオを考えたので共有します(笑)

 

 

「セナ・プロ時代はF1見てたけど、今はぜんぜん見てない!」

もし同じような状況の方が居れば、そんな方にはぜひこの記事を共有してもらって。

 

久しぶりに、F1の世界に興味をもってもらってください(笑)

 

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その後の「チャンピオン」

ミハエル・シューマッハ

© F1 in the 2000s Twitter

  • F1参戦:1991~2006年2010~12年

 

まずは、1994年のアイルトン・セナ亡き後。

ドイツのミハエル・シューマッハが、7度もタイトルを獲得して一時代を築きました。

 

1994~95年にベネトンで2年連続チャンプの後、弱体化していたフェラーリに移籍。

移籍当初はミカ・ハッキネンが2度タイトル獲得するなど苦戦しますが、その後2000~2004年までフェラーリでタイトル5連覇を達成します。

 

 

 

フェルナンド・アロンソ

© formula1

  • F1参戦:2001~2018年2021~現役

 

そのシューマッハに引導を渡したのが、スペインの英雄フェルナンド・アロンソ。

2005~06年に2年連続でタイトルを獲得し、皇帝ミハエル・シューマッハ時代を終わらせます。

 

ここから長いアロンソ時代到来かと思われたのですが、その後はチームに恵まれずタイトル獲得はならず。

でも現在40歳を超えてもなお、現役で凄い走りを見せてくれています!

 

 

 

セバスチャン・ベッテル

© formula1

  • F1参戦:2007~2022年

 

アロンソに次いでF1で一時代を築いたのが、ドイツのセバスチャン・ベッテル。

 

新人時代に、トロ・ロッソという弱小チーム(当時のミナルディの後継チーム)で、まさかのポールトゥウィンを挙げるなど大活躍。

その後、姉妹チームのレッドブルに移籍して2010~2013年までタイトルを4連覇。

 

ちなみにマシン設計は、あの当時の最強ウィリアムズ・ルノーを作ったエイドリアン・ニューウェイ。

チームと共にF1の頂点に君臨し続け、ベッテル一強時代を到来させたのでした。

 

 

 

ルイス・ハミルトン

© formula1

  • F1参戦:2007年~現役

 

そのベッテルとレッドブルの時代を終わらせ、次に一時代を築いたのがイギリスのルイス・ハミルトン。

 

2007年マクラーレンからデビューし、新人ながらチームメイトのアロンソと互角の戦いでいきなりタイトル争いを演じ、2年目の2008年には早くも初のタイトル獲得。

 

その後メルセデスに移籍し、2014年から2020年までの7年間で6回のタイトルを獲得し、絶対王者としてF1界に君臨します。

 

ちなみにハミルトンはシューマッハと並ぶ7度のタイトルを獲得し、通算勝利数は100勝を超えています。

プロスト(タイトル4回・51勝)、セナ(タイトル3回・41勝)と比べると、いかに凄い数字かが分かりますよね!

 

 

 

マックス・フェルスタッペン

© formula1

  • F1参戦:2015年~現役

 

そして現在、時代を築きつつあるのがオランダのマックス・フェルスタッペン。

ちなみに、シューマッハとチームメイトだったヨス・フェルスタッペンが父です。

 

2015年のデビューから輝く走りを見せ、翌年トップチームのレッドブルに移籍したレースでいきなり初優勝。

その後も毎年優勝を続け、そして迎えた2021年。

 

最終戦の最終ラップでのオーバーテイクという、マンガみたいな展開でついに初王座に!

そして今年2022年は、22戦15勝の記録的圧勝で2年連続2度目のタイトルを獲得。

 

 

このまま、長いフェルスタッペン時代が到来するのか?

そうはさせまいと、絶対王者ハミルトンの逆襲や、期待の若手ドライバーが台頭するのか?

 

2023年はそんな面白いシーズンが期待できます!

 

 

 

その後の「日本人ドライバー」

片山右京

© formula1

  • F1参戦:1992~97年

 

中嶋悟、鈴木亜久里の後を受け継いだ日本人ドライバー。

当時の日本人の予選最高位5位を記録したり、一時2位を走ったりするレースもありました。

 

でも残念ながら、表彰台には手が届かずに1997年にF1引退してしまいます。

 

 

 

佐藤琢磨

© formula1

  • F1参戦:2002~08年

 

日本人の予選最高位2位を獲得したり、一時リードラップを奪うなど多くの夢を見させてくれたドライバー。

2004年アメリカGPで初の表彰台を獲得し、その先の景色も期待させてくれましたが残念ながら2008年にF1から去ってしまいます。

 

でもその後アメリカに渡り、2017年と2020年にインディ500を2度制覇する偉業を成し遂げてくれました!

 

 

 

中嶋一貴

© formula1

  • F1参戦:2007~09年

 

あの中嶋悟さんの息子も、F1デビューしたんです!

父とは別の道を歩み、ホンダのライバルのトヨタエンジンでのF1参戦。

 

参戦した約2年で予選最高位6位、決勝最高位5位の活躍を見せてくれるも。

トヨタがリーマンショックの影響で撤退したのとあわせて、2009年でF1から去ってしまいます。

 

 

 

小林可夢偉

© formula1

  • F1参戦:2009~14年

 

トヨタ育成ドライバーだったものの、トヨタ撤退後もザウバーにその実力を買われ腕一本でシートを確保したドライバー。

佐藤琢磨と同じく、日本人予選最高位タイの2位フロントローを獲得したり多くの夢を見させてくれました。

 

2012年日本GP、鈴木亜久里以来22年ぶりに鈴鹿での表彰台を獲得するものの。

資金不足なども相まって、2014年をもってF1を去ることになってしまいます。

 

 

 

角田裕毅

© Scuderia AlphaTauri

  • F1参戦:2020~現役

 

そして現在、日本のファンの期待を一身に背負って戦うのが角田裕毅(ゆうき)選手。

F4・F3・F2をそれぞれたった1年で昇進し、日本人最速の弱冠20歳でF1デビュー。

 

これまでF1フル参戦2年で、予選最高位7位、決勝最高位4位と進化途上の角田選手。

佐藤琢磨と小林可夢偉を超える、さらなる高みへ期待は高まるばかり!

 

2023年、勝負の3年目を迎えます!

F1で君が代を聴かせてくれるのは、きっとこの角田選手だと信じてみんなが応援しています!

 

 

 

その後の「HONDA」

第3期F1参戦

© Sky Sport

  • F1参戦:2000~08年

 

最強ホンダエンジンでF1界を席巻した、F1第2期活動を1992年に終了した後。

2000年に第3期としてF1復帰、当初はエンジンのみ提供だったものの2006年からはチーム「HONDA」としても参戦。

 

そして、この2006年ハンガリーGPで第3期初優勝をついに成し遂げます。

表彰台ではドライバーとチームの国歌が流れるので、君が代が演奏されたシーンに日本の多くのファンが感動で泣きました。

 

しかし、2008年にリーマンショックの影響から無念のF1撤退をしてもっと泣くことになります(涙)

 

 

 

第4期F1参戦

© honda.co.jp

 

2015年、マクラーレン・ホンダが復活!

エンジンサプライヤーとして、第4期F1活動を開始します。

 

しかし内燃エンジンからパワーユニット(簡単に言うとハイブリッドエンジン)への技術進化に大苦戦し、表彰台獲得すら一度も無く低迷。

2017年にたった3年でこのコンビは解消、ホンダのかつての栄光は地に落ちます。

 

 

このまま、屈辱の撤退もウワサされる中で。

2018年からは、中堅チームであるトロ・ロッソと組んで徐々に成果を上げ始めます。

 

 

そして、いよいよ2019年から。

トロ・ロッソの姉妹チームで、トップチームの一角であるレッドブルと組むことに。

そしてこの年のオーストリアGPでついに第4期初勝利を記録しこの年は合計3勝を挙げます。

 

 

しかしその後、ホンダ第4期のF1撤退が発表されてしまいます。

 

そのラストシーズンとなった2021年。

© redbull.com

最終戦の最終ラップで、奇跡の逆転オーバーテイク!

ついに悲願のドライバーズタイトル獲得となりました!

 

 

これで有終の美で撤退するかと思いきや、紆余曲折あり。

© honda.co.jp

2022年からは、下請け・外注先としてパワーユニットを引き続き開発し続けることになります。

 

子会社のHRCとしてF1参戦活動を続け、マシンにはHONDAロゴも描かれているという、ずっとF1を観てきた人にとってもよく分からない状況に(笑)

 

 

そんな状況の中、2022年はコンストラクターズも含めたダブルタイトルを獲得。

 

2023年も正式にはHONDAでは無いですが、実質的にHONDAのパワーユニットを搭載したマシンがチャンピオンとして参戦する状況です!

 

 

 

その後の「テレビ視聴方法」

フジテレビNEXT

Twitter @cx_motorsports

 

セナ・プロスト時代と同じく、現在もフジテレビが中継を続けてくれています。

中継のテーマ曲も、当時の「Truth」のままで懐かしいはず!

 

ただし地上波中継は2011年に終了して、現在は有料のスカパー・フジテレビNEXTによるCS放送となります。

 

当時丁寧に解説してくださった、今宮純さんは2020年に他界されました。

でも森脇さん・川井ちゃんなど当時の解説陣は今も健在です。

 

中継の特長は、やや中級者以上向け。

初心者には少々マニアックで分かりづらいところもありますが、タイヤ交換戦略の解説など随時的確に行ってくれるのは流石です!

 

 

 

DAZN

Twitter @DAZN_JPN

 

セナ・プロスト時代と違って、今はフジテレビ以外にもう一つ視聴方法の選択肢があります。

「DAZN」でのネット配信サービスです。

 

DAZNが、F1のネット配信サービスを始めたのが2016年。

初心者にもとてもわかりやすい実況・解説で、サッカーや野球など他のスポーツ配信も充実してます。

ちなみに、F1の下位カテゴリであるF2やF3まで見れたりします。

 

 

それぞれ良し悪しがあるので、どちらが良いとは一概には言えないですが。

「懐かしさ」と「情報量の多さ」ならフジテレビNEXT、「わかりやすさ」と「他スポーツも見る」ならDAZNといったところです!

 

 


ということで、セナ・プロスト時代以降のF1をざっくり振り返ってきました。

うーん、ちょっと5分じゃ説明時間足りないかもしれませんね(笑)

 

 

あの時代以降、ずっとF1を見続けていた方にとっては例えば。

  • 「キミ・ライコネンが紹介されていない!」
  • 「スーパーアグリも紹介した方がいい!」
  • 「ブリヂストンのことも紹介した方がいい!」

などなど、きっと物足りないと思うところがあるかもしれません。

 

 

でもこういうのは、詰め込みすぎると「なんだか難しそう」となるのが世の常なので(笑)

まず大枠の流れをしってもらうためには、これくらいの情報量でちょうどいいかと思っています。

 

大枠の流れさえつかめて、今のF1に少しでも興味を持ってもらえれば。

あとは気になるドライバーやキーワードがあれば、きっとグーグル先生が教えてくれます(笑)

 

 

とりあえず管理人は明日、このページを見ながら友人に説明してみますので。

久しぶりにF1の情報に触れた友人の反応を見ながら、また情報アップデートしていきたいと思います!

 

 

以上、セナ・プロスト時代以降のF1を5分で解説、でした!

 


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