F1ドライバーの平均年齢推移

調べてみた
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42歳のライコネンが引退することで、2022年シーズンは久しぶりにF1ドライバーの平均年齢が下がります。

若年化が進む近年のF1ドライバー、1987年以降の平均年齢の推移を調べてみました!

 

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年が明けてから、2022年F1シーズンへのいろんな想いを馳せています。

昨日は、あらためて今年のF1ドライバーの一覧を眺めていたのですが。

 

42歳のライコネンが引退し、22歳の周冠宇が新たにデビューすることで。

F1ドライバーは20人だし、『ちょうど1歳分、平均年齢が下がるのか』とか。

 

さらに28歳のジョビナッツィがF1を去り25歳のアルボンがF1に戻ることで。

『さらに平均年齢が下がるな』なんて思っていたら。

 

また、とある疑問が頭に沸いてきました(笑)

『2022年のF1ドライバー、若年化が進んだイメージだけど本当にそうなの?』

 

角田選手をはじめノリスやラッセルなど、確かに20台前半のドライバーも多いですが。

でも、40歳になったアロンソや、37歳のハミルトンをはじめとする30代ドライバーもまだまだ元気いっぱいだし。

 

過去シーズンに比べて、2022年シーズンのF1ドライバー平均年齢ってどれくらい若いでしょう?

気になったので、さっそく調べてみることにしました!

 

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F1ドライバーの平均年齢推移

年度 平均年齢
2022年 27.1 歳
2021年 27.3 歳
2020年 27.0 歳
2019年 26.7 歳
2018年 26.7 歳
2017年 26.7 歳
2016年 26.7 歳
2015年 26.0 歳
2014年 26.4 歳
2013年 26.6 歳
2012年 28.5 歳
2011年 28.5 歳
2010年 27.7 歳
2009年 27.5 歳
2008年 27.5 歳
2007年 27.7 歳
2006年 28.4 歳
2005年 28.0 歳
2004年 27.2 歳
2003年 28.0 歳
2002年 28.1 歳
2001年 27.4 歳
2000年 28.0 歳
1999年 28.5 歳
1998年 27.5 歳
1997年 28.2 歳
1996年 28.2 歳
1995年 28.6 歳
1994年 28.3 歳
1993年 29.8 歳
1992年 29.0 歳
1991年 29.6 歳
1990年 29.3 歳
1989年 29.7 歳
1988年 29.8 歳
1987年 29.2 歳

(調査条件)

  • 1987年以降のシーズンを調査
  • 各シーズン開幕戦の決勝レース日時点の年齢で算出
  • 2022年シーズンはまだ開幕前なので予定です

 

管理人がF1を見始めた1987年以降、2022年までの36シーズンのF1ドライバー平均年齢を調査してみました。

 

まず2022年のF1ドライバー平均年齢は、開幕戦の時点で27.1歳であることが分かりました。

数えてみたら、この36シーズンで9番目に若いシーズンとなりました。

 

うーん、なんとも中途半端な順位というか。

そこまで突出して若いドライバーばかりのシーズンじゃない、という結果でした(笑)

 

 

ずっと遡って見てみると。

1980~90年代初頭なんて、きっと平均30歳を超えるんじゃないか?

と思ったら結果は、平均年齢はすべて20代ということも分かりました。

これはちょっと意外でした。

 

平均年齢がもっとも高かったシーズンは、1993年の29.85歳

もっとも低かったシーズンは、2015年の26.0歳です。

 

この約4歳分の年齢に、小数点単位レベルで各シーズンの平均年齢が密集しています。

表では分かりにくいので、推移をグラフで見てみることにしましょう。

 

 

F1ドライバー平均年齢推移グラフ

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小数点単位で、グラフ化してみました。

細かく上下してはいますが、総論では右肩下がりのグラフとなっています。

 

もし翌年もまったく同じドライバーだったら、1歳ずつ右肩上がりのグラフになるわけで。

そんな中でキレイに右肩下がりなので、この36シーズンでF1ドライバーの若年化が進んでいるとはっきり分かりますね!

 

 

そんな中で、1歳分以上大きく若返ったのがこの2シーズンです。

  • 1994年:1.5歳分
  • 2013年:1.9歳分

 

1994年は、4度のチャンピオンであるアラン・プロストが38歳で引退した翌年です。

そして2013年は、7度のチャンピオンであるミハエル・シューマッハが43歳で引退した翌年です。

 

複数回チャンピオンが引退し、新時代が幕を明けるシーズンに。

もしかしたら、大きく若年化が進むということなのかもしれませんね!

 

 

2015年をピークに近年は上昇傾向

© Formula1

 

もっとも平均年齢が若かったのが、2015年の26.0歳です。

あのマックス・フェルスタッペンが17歳でトロ・ロッソからデビューしたシーズンです。

さらにチームメイトで、同じくこの年デビューのサインツも20歳

 

加えて親チームのレッドブルですら、25歳のリカルドと、20歳のクビアトのコンビ。

このレッドブル軍団4人だけで、平均年齢わずか20.5歳でした。

 

レッドブルによるジュニアの青田買い、そして早期F1デビューがこのシーズンが頂点で。

若年化傾向を加速させたのかもしれませんね。

 

 

この2015年以降は、スーパーライセンスポイントの制度が確立されたこともあり。

下位カテゴリをスキップしての飛び級F1デビューが、システム上難しくなったので。

 

以降、昨年の2021年までは大幅に上昇傾向となっていることがグラフから分かります。

 

そんな中で今年2022年は、2015年以来7年ぶりに。

「F1ドライバーの平均年齢が下がった」シーズンであることが分かりました!

 

===

ということで、F1ドライバーの平均年齢推移を見てきました。

 

なんだか、これまでの珍記録調査と一味違って。

ちゃんとF1の歴史をなぞるような結果が、グラフから見て取れたのではないでしょうか(笑)

 

若年化幅は、1994年や2013年ほどではないですが。

でも2022年は、近年の上昇傾向から一転し若年化するということで。

もしかしたら、大きな時代の変わり目となるシーズンとなるのかもしれませんね!

 

その主役となる、20代前半のドライバーって?

昨年に引き続きフェルスタッペンなのか、それともメルセデスに移籍したラッセルなのか?

はたまたマクラーレンのノリスフェラーリのルクレールとサインツ、そして我らが角田裕毅選手なのか!?

 

でもやっぱり。

ハミルトン、アロンソ、ベッテルなど、ベテランチャンピオン達が若手ドライバーを返り討ちにするのか?

 

あぁ、もう2022年シーズンがますます楽しみになってきました!

 

ぜひ皆さんも、こんな時代の変わり目、世代対決にも注目しながら。

2022年シーズン、思いっきり楽しむこととしましょう!

 

以上、F1ドライバーの平均年齢推移の調査でした!

 


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