フェルスタッペンの次戦タイトル決定条件、今年該当するレースはあった?

調べてみた
© Red Bull Content Pool
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マックスが2位以上、ハミルトンが下位に沈むと、次戦サウジアラビアGPでタイトル決定。

そんな厳しい条件に合致するレースが今年あったのか、調べてみました!

 

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歴史に残る激しいタイトル争いが続く、2021年F1シーズンもいよいよ残すところあと2戦です。

あと2戦ということは、次戦でタイトル決定する可能性があるということですよね!

 

現ポイントリーダーのフェルスタッペンにだけ、そのチャンスがあります。

ただし、次戦でタイトル決定となる条件はかなり厳しいです。

 

1ptもらえるファステストラップポイントのせいで、少々複雑なのですが。

ざっというと、フェルスタッペンが2位以上で、ハミルトンが下位に沈むとタイトル決定となります。

 

厳しいタイトル決定条件なので、最終戦までもつれる可能性が大だと思いますが。

でも、この厳しい条件に該当するレースって、今年これまで無かったんでしたっけ?

 

ちょっと気になってきたので。

次戦サウジアラビアGPでのタイトル決定条件、合致するレースが今年あったのかを調べてみます!

 

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タイトル決定条件のおさらい

© Formula1 Twitter

まず、次戦サウジアラビアGPでのタイトル決定条件を整理しておきましょう。

F1公式サイトが、このようにキレイにまとめてくれてます。

 

日本語で、表にして見るとこんな感じですね。

フェルスタッペン ハミルトン
優勝+ファステストラップ 6位以下
優勝 7位以下
2位+ファステストラップ 10位以下
2位 ノーポイント

10位までのポイントに加えて、ファステストラップにも1ポイント付与されるので条件が少し複雑です。

 

フェルスタッペン視点では、2位以上になればタイトル確定の可能性が出てきて。

ハミルトン視点では、とにかく5位以上なら次戦ではタイトルが決まらないということですね。

 

なので、今年のこれまでのレースで。

フェルスタッペン2位以上のレースを洗い出し、ハミルトンの順位が条件に合致するレースがあったのかを調べてみることにします。

 

フェルスタッペン2位以上の、ハミルトン戦績一覧

Rd. GP フェルスタッペン ハミルトン
1 バーレーンGP 2位 優勝
2 エミリア・ロマーニャGP 優勝 2位
3 ポルトガルGP 2位 優勝
4 スペインGP 2位+FL 優勝
5 モナコGP 優勝 7位
7 フランスGP 優勝+FL 2位
8 シュタイアーマルクGP 優勝 2位
9 オーストリアGP 優勝+FL 4位
12 ベルギーGP 優勝 3位
13 オランダGP 優勝 2位
15 ロシアGP 2位 優勝
16 トルコGP 2位 5位
17 アメリカGP 優勝 2位
18 メキシコGP 優勝 2位
19 サンパウロGP 2位 優勝
20 カタールGP 2位+FL 優勝

 

調べた結果がこちらの表です。

おぉ、まさかの該当レースがありましたよ!

『モナコGPと同じ結果なら、次戦サウジアラビアGPでタイトル決定』

ということですね!

 

でも逆に言うと。

ここまで20戦して該当はこのモナコGPたったの1戦だけ、確率にしてたった5%です。

 

このデータだけ見ると。

これは95%の確率で、最終戦にタイトル持越しってことですね(笑)

 

ハミルトン、モナコGPはなぜ下位に沈んだ?

© mercedesamgf1.com

一応、なんでモナコGPであのハミルトンが7位に沈んだのかを振り返っておきましょう。

 

まず予選について。

セッティングが決まらず、かつ最終アタックで赤旗中断などの影響もあり7位に沈んでしまいます。

抜けないモナコでこれは辛い!

 

そして決勝。

ハミルトンより前方のルクレールとボッタスがリタイアしたので、順位キープさえできれば本来は5位になれていたはずでした。

 

しかし抜けないモナコでさらに上位を目指し、前方のガスリーを抜こうとタイヤ交換戦略で早めのアンダーカットを仕掛けたのが裏目に。

逆に、タイヤ交換を遅らせたベッテルとペレスにオーバーカットで逆転される形となり、決勝も7位に沈む形となりました。

 

 

うーん、これはとどのつまり。

絶対に抜けないモナコGPだったから、ハミルトンは7位に沈んだということですね(笑)

 

サウジアラビアGPは、モナコほど抜けないサーキットでは無さそうですし。

やっぱりタイトル争いは、最終戦に持ち越される可能性大ですね!

 

怖いのはマシントラブルのみ?

© autosport.com

こちら2016年マレーシアGP、覚えていますでしょうか?

タイトルを争うハミルトンがまさかのエンジントラブル。

 

そこから残り5戦で4勝してシーズン10勝をあげるも、タイトルに届かなかったシーズンです。

このエンジントラブルが、タイトルの行方を決定づけたと言ってもいい事件でした。

 

 

一方こちらは、2006年日本GP。

残り2戦、アロンソとタイトルを争うミハエル・シューマッハ。

首位を走っていて優勝目前のレース終盤、エンジンから大量の煙でリタイア。

このトラブルにより、タイトル争いに実質決着がついてしまいました。

 

 

次戦サウジアラビアGPは、天候による波乱の心配もないと思いますし。

次戦でタイトルが決まるとすれば、このようなマシントラブル以外ありえないのではないでしょうか。

 

フェルスタッペンとハミルトン。

この両雄の歴史に残る素晴らしい2021年シーズンのタイトル争い、もうどちらがチャンピオンになっても盛大な拍手を送りたいです。

でも、マシントラブルによってタイトル争いが決着するのだけは見たくないですよね。

 

以前に比べて、近年ではマシントラブルの機会は極めて少なくなっているので大丈夫だとは思うのですが。

 

次戦サウジアラビアGPでは、とにかくハミルトンにマシントラブルだけは起きないことを祈りたいですね。

そして両雄の激しくクリーンなバトルの末に、最終戦のコース上で決着することを期待することにしましょう!

 

以上、次戦サウジアラビアGPでのタイトル決定条件に合致するレースの調査でした!

 


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