この写真で、確かにウィング角度が7度ズレているように見えます。
先日のトルコGP、マックス・フェルスタッペンのレースは、何度もスピンを喫してはタイヤを壊し、久しぶりにグダグダな展開のレースとなってしまいました。
その後の報道で、原因はレースの大半をフロントウイングの調整ミスのまま走っていたことが明らかになっています。
こういう見た目で解るトラブル・原因の場合、証拠画像を探したくなってしまいます(笑)
すると確かに、本当にフロントウィングの角度がズレていることが解る画像がありました。
黄色い線と、アルボンとの違いを見てください!
こちらがその画像です。
上がフェルスタッペン、下がアルボン、そしてフロントウィングに黄色い線が引かれています。
これを見ると確かに、フェルスタッペンの左フロントウィングが、異常に寝ている状態なのが解ります。
この状態だったので、コーナーではグリップを得ることが出来ず、よってタイヤを消耗するという悪循環に陥り、ズルズルと順位を下げていった要因となったようです。
ピット作業でのネジ逆回しが原因
ウィング角度の調整をミスした原因について。
どうやらレース開始以降はきちんと調整されていたようですが、スピンしてピットインした際の作業で調整ミスしたようです。
今回のフロントウィングは新型で、これまでとは逆回りのネジ山になっていたとか。
ピットでそのウィング角度を調整しようとした際に、片側のウィングだけ調整を逆回しにしてしまったためこのような状況になったようです。
最先端技術を駆使するF1でも、最後は人間の力によって決まるということがよく解かる事例ですよね(笑)
マシンなりに速く走れる能力の証明?
フロントウィングの角度がおかしいことが判明したのはレース後だそうです。
普通こんなマシンの状態で、しかも路面が濡れて不安定な状態であれば、すぐに気づきそうなものですが・・・?
これまでも、ガスリーやアルボンなどのチームメイトがどんなに手を焼くマシンでも、フェルスタッペンだけは一段速いタイムを記録してきています。
これはどのようなマシン状況においても、フェルスタッペンがそれなりに速く走らせることが出来る能力の裏返しのような気がします(笑)
原因不明の失速ではなく一安心!
今回のトルコGPでは、最後の最後にポールポジションを逃したところから、レースまで歯車が狂ってしまいました。
失速の原因が解らないと厄介ですが、予選ではタイヤコンディション、決勝ではフロントウィングの調整ミスと、すでに原因が明確になりました。
フェルスタッペンとレッドブル・ホンダ。
期待された今シーズン、残念ながらこれまでわずか1勝、ポールポジションはありません。
残りは3レース、やはりこの組み合わせが速いと、F1はもっともっと面白い!
ルイス・ハミルトンは、チャンピオンを決めた後は少し気の抜けた走りをすることも多いです(笑)
そんなハミルトンを本気にさせるくらい、レッドブル・ホンダ・フェルスタッペンの意地・逆襲を、残り3レースで見せてもらい、来年に繋がる走りを期待することにしましょう!
以上、フェルスタッペンのトルコGP凡走理由についてでした!