金曜はほとんどの席が自由席、ぜひ自席以外で観戦してみましょう!
全6回連載企画の2023年版、第4回は雨天でオススメの観戦ルートです!
2023年F1第17戦日本GP、いよいよ開幕が迫ってきました!
金曜フリー走行60分間で、しっかり観戦しながら現実的に歩ける範囲。
それを「フリー走行の歩き方」として、全6回の連載記事で公開しています!
観戦席ガイドのポータルページに、昨年版も公開しています。
鈴鹿開幕までに、全6回に渡って2023年版に更新してお届けします。
昨年から大きく変わったところや、昨年の移動時間実績もご紹介しますので。
ぜひ今年のフリー走行観戦プランの参考にしてください!
ではさっそく、第4回「雨天編(ヘアピン~130R)」を見ていきましょう!
フリー走行の歩き方④「雨天編(ヘアピン~130R)」概要
全体ルートは、2022年版と変更ありません!
ただし、今年この道中には「H仮設席」が新設されています。
そして、130Rが自由席から「G指定席」へと変更になっています。
スタート地点は、ヘアピンの「I席」から。
そこからサーキットの進行方向とは逆向きに観戦していき、ゴールは130Rの「G席」まで。
4つのエリア(I席・H席・G席立体交差側・G席130R側)を、60分で歩いて観戦するプランです。
回るエリアが少ないのは、雨天観戦専用プランだからです!
今回連載でご紹介する6つのプランのうち、歩く距離は2番目に短いです。
このプランの敵は距離や時間よりも、雨で心が折れること(笑)
なので、「難易度B」クラスですかね。
ちなみに、なぜサーキットの進行方向と逆走ルートかというと?
誰でも簡単にカッコいい写真が撮れるヘアピン指定席「I席」は、フリー走行では超人気席となるためです。
雨天であっても、フリー走行時はそれなりに混んでいます。
セッション途中からでは視界の良い席が空いていない可能性も高いので、「I席」をスタート地点としています。
なお管理人は、雨天セッションだった2017年金曜フリー走行2回目をこのプランで計画しました。
でもあまりの荒天に、ほとんどマシンが走らず心が折れてずっとスタート地点のヘアピンに居てしまいました(笑)
ではさっそく、歩くルートと詳細情報を見て行きましょう。
なお所用時間については、分かりやすくするために金曜フリー走行1回目の予定時刻で表現しています。
「雨天編(ヘアピン~130R)」60分間の歩き方とスケジュール
【I席】11:30-12:00
観戦スタートは、ヘアピンのI席からです。
I席の詳細レビューはこちらです。
2023年のI席はさらにI-②席が増設され、常設席と2つの仮設席で構成されることとなりました。
仮設スタンドI-①席側の方がヘアピンカーブにより近いので。
至近距離でヘアピンを観たい場合は、I-①スタンド側に陣取りましょう。
このI席で、まずは最初の30分間を座って観戦しましょう!
これまでの歩き方シリーズ、ほとんどの席を5分とか10分で移動していくプランばかり。
同じ席での30分の観戦時間は、極めて異例です(笑)
理由は、雨天の場合はなかなかマシンがコースインしてこない可能性が高いためです。
そのため、余裕をもって30分座って観戦することにします。
大雨か小雨か、翌日以降も雨天セッションが予想されるかの状況にもよりますが。
ちなみに2017年は、確か最初の50分くらいは誰も走ってこない中で、ずっと待ってて手が悴んでました(笑)
小雨程度や、翌日以降も雨のセッションが予想される場合はガンガン走ってくると思います。
その際には、ぜひ「雨のライン取りの違い」を楽しみましょう!
近年は、ヘアピンイン側のクリッピングポイントには付かずに。
こちら昨年2022年の写真ですが、かなり大回りに「アウト→アウト→アウト」で抜けていくドライバーが多かったです。
でも、立ち上がり速度を重視して。
こんな感じで、「アウト→アウト→イン」で抜けていくドライバーも居たりします。
ドライバーによる走行ラインの違いが、如実に現れるのがウェットコンディションで。
ずっと意識して観ていると、とても興味深いです!
そのあたりを楽しんでいたら、30分なんてすぐに経ってしまうので。
適度に切り上げて、次は「H席」方面へ移動していきましょう。
【H席】12:05-12:10
I-②席からでも、H席までは5分もあれば到着します。
H席の詳細レビューはこちらです。
ここでは、ヘアピンに向けてフルブレーキングするF1マシンの迫力を楽しめます。
雨の場合はブレーキングがさらにスリリングになるはずで、より楽しめると思います!
今年新設のH席です。
どんな眺めになるのかも未知数なので、そのあたりも含めて5分ほどここで楽しみましょう!
【G席・立体交差側】12:07-12:15
H席から、G席・立体交差側まではすぐお隣なので1~2分程度です。
G席の詳細レビューはこちらです。
G席・立体交差側からは、上側と下側を走行するマシンを1周で二度楽しめます。
雨の場合は、走行するマシンが少ないことも多いので。
1周で二度観れるのもココを雨観戦でオススメする理由の一つです(笑)
ドライコンディションの場合、上側も下側もマシンがアッという間に駆け抜けていきます。
良い言い方をすると「F1の最高速や、加速の凄さが楽しめる」、悪い言い方をすると「一瞬で真っすぐ走っていくだけ」という感じです。
でもウェットコンディションとなると、一気に見どころが増えます!
まず上段側の130Rへの進入。
ドライだとほぼ直線で減速無しで駆け抜けていきますが、ウェットの場合それなりにしっかり減速します。
各ドライバーがどのあたりでアクセルを抜いたり、ブレーキを踏むか踏まないかなど。
ウェット路面ならではの楽しみ方ができます!
さらに、下段側のデグナー立ち上がりが見どころになってきます。
なので、できるだけデグナーコーナー側で観戦することにしましょう。
ここは、ドライでも難所として知られますが。
ウェットだと、テールスライドさせながらとか、コースをはみ出しながらとか、さらにスリリングな挙動で立ち上がっていきます!
でも多くはクラッシュせずに、ちゃんと駆け抜けていくはずなので。
さすがF1ドライバーという超人技を10分弱ほど満喫したら、130R側に向けて歩いていくことにしましょう。
【G席・130R側】12:15-12:30
立体交差側から130R側は、オアシスを挟みほぼ地続きなので移動は1~2分程度です。
2003年の改修以降、130Rはドライだとほぼ直線となってしまいました。
なので、あっという間に目の前をF1マシンが駆け抜けていくわけですが。
これがまた、ウェットだとスリリングなコーナーに変化するんですよ!
コンディションによっては、コースをはみ出したり、思いっきりカウンターステアをあてたりしながら加速していくF1マシンの姿が観れるはずです。
クラッシュしないかとヒヤヒヤして、心臓に悪いこともたまにありますが。
でもそこはF1ドライバー、多くは見事に立て直しながらアクセルオンして加速していくという超人技を見せてくれるはずです。
そんな離れ業を15分ほど観戦したら、セッションが終了している頃です。
130Rオアシスがすぐ真裏にあるので、美味しいものや温かいものを食べて雨天観戦の疲れをすぐに癒すことができるのもポイントです(笑)
なお9月20日(水)現在、2023年F1日本GPの週末から雨予報が消えました!
このまま好天になることを祈ってますが、もし急遽雨のフリー走行となった場合には。
ぜひこの雨天編を採用してみてはいかがでしょうか!
以上、フリー走行の歩き方④:雨天編(ヘアピン~130R)でした。
第5回「ヘアピン~スプーン編」も、ぜひまたチェックしてみてください!