金曜はほとんどの席が自由席、ぜひ自席以外で観戦してみましょう!
全6回連載企画の2023年版、第3回はNIPPO(旧ダンロップ)からS字編です!
2023年F1第17戦日本GP、いよいよ開幕が迫ってきました!
金曜フリー走行60分間で、しっかり観戦しながら現実的に歩ける範囲。
それを「フリー走行の歩き方」として、全6回の連載記事で公開しています!
観戦席ガイドのポータルページに、昨年版も公開しています。
鈴鹿開幕までに、全6回に渡って2023年版に更新してお届けします。
昨年から大きく変わったところや、昨年の移動時間実績もご紹介しますので。
ぜひ今年のフリー走行観戦プランの参考にしてください!
ではさっそく、第3回「NIPPO(旧ダンロップ)~S字編」を見ていきましょう!
フリー走行の歩き方③「NIPPO~S字編」概要
全体ルートは、2022年版と変更ありません!
ただし、今年この道中には「E仮設席」「D仮設席」が新設されています。
この新しい席の眺め、特に「E仮設席」の方はぜひともチェックしておきたいところです!
ほか変更点では、コーナー名称が「ダンロップ」から「NIPPO」に変更となっています。
マップや看板の案内等で、間違えないようにしてくださいね!
スタート地点は、そのNIPPOコーナーの「E-1席」です。
そこからサーキットの進行方向と逆向きに観戦していき、ゴールはS字入口の「D-5席」まで。
E席・D席2つの観戦席(7つのエリア)を60分で歩くプランです。
鈴鹿の特長である「S字」「逆バンク」「NIPPO」をじっくり観戦するプランです。
ちなみに、なぜサーキットの進行方向と逆走ルートかというと?
セッティングを詰めて本気のアタック走行が観れるセッション終盤をS字D-5席で観戦するためです。
詳しくはのちほど(笑)
今回連載でご紹介している6プランのうち、歩く距離はもっとも短いです。
「難易度C」クラスです、60分間で余裕で完走できる、はず(笑)
でも、F1トモダチ交流会に参加した方からよく指摘されるのですが。
『あんな短時間で移動できるのなんて、管理人さんだけです』
うーん確かに、鈴鹿の管理人はアドレナリン沸きまくりで凄まじく早足なので(笑)
気力と体力に自信のない方は時間に余裕を見たり、アレンジして距離の短いプランにした方がいいかもしれません
管理人はこのプランは土曜に採用することが多く、2009年以降このあたりが指定席になってからはこのプランはあまり採用していないです。
2006年は当時最後の鈴鹿となる予定だったので、土曜フリー走行1回目はこのプラン通り観戦して最後のS字を泣きながら堪能してました(笑)
ではさっそく、歩くルートと詳細情報を見て行きましょう。
なお所用時間については、分かりやすくするために金曜フリー走行1回目の予定時刻で表現しています。
「NIPPO~S字編」60分間の歩き方とスケジュール
【E-1席】11:30-11:35
観戦スタートは、ダンロップのE-1席からです。
E席の詳細レビューはこちらです。
E席は、性格の異なる3つのエリアで構成されています。
逆バンクや東コース全域がよく見える「E-2」席と、ほぼ目の前のNIPPOしか見れない「E-1」席です。
そして2023年からは、「E-2」上方の丘に「E 仮設席」が新設されています。
E-1席は、至近距離をF1マシンが走行する迫力を楽しめます。
E-2席は、丘から見下ろす形でマシンをじっくり観察できます。
E仮設席は、さらにその丘の上から東コース全域を見渡せる、今年もっとも注目の新指定席です!
まずはE-1席、超至近距離でF1マシンのサウンドや匂いまで体感できます(笑)
60分間の今年のフリー走行では、各マシンともそれなりにすぐ連続周回に入ってくれるはずなので。
写真も撮るなら上段席に、極限の至近距離を楽しみたいなら下段席に陣取って。
最初の5分間程度で、まずは鈴鹿随一の迫力を楽しんでみましょう。
【E仮設席】11:35-11:50
E-1席とE-2席は柵などの敷居が無く地続きです、そのままE-2席に移動して観戦できます。
その場合、オススメは「J・K・Lブロック 最上段」、この写真の人が居るあたりです。
でも今年はやっぱり、「E仮設席」でぜひ観てみましょう!
縁石もタイヤバリアもペンキ塗りたて、芝刈りも終わって綺麗な逆バン。#F1の準備 #f1jp pic.twitter.com/FnqJNCk9Ke
— NOBU (@n_mode_log) September 16, 2023
鈴鹿サーキットのレポートをマメにしてくださっている方のツイートを見ると、写真を撮ったあたりが仮設スタンド最上段位置となりそうです。
目の前の逆バンク、F1マシンの挙動が丘の上からとてもよく見えるだけでなく。
最終コーナーから、さらに遥か彼方には1~2コーナーも見えて、その先には鈴鹿市街地と伊勢湾まで見渡せる鈴鹿屈指の絶景ポイントの一つになるはずです!
そんな広範囲の視界を楽しみつつも、ここではぜひ逆バンクのライン取りをチェックしておきましょう。
アウト側を通ったり、イン側を通ったり、縁石に乗せたり、乗せなかったり。
次のNIPPOコーナーへの進入重視のライン取りを取るドライバーもいたり。
上方からの角度で観戦出来るので、走行ラインの違いがとてもよく分かりやすいです。
ここで素晴らしい視界と、逆バンクのライン取りの違いなどをじっくり15分程度楽しんでから。
次はD席方面へ急いで移動しましょう。
【D 仮設席】11:52-12:00
E席のすぐ隣がD席になります、E仮設席からだと丘を下る形になるので移動はかなり早足で2分程度かかるはずです。
D席の詳細レビューはこちらです。
D席はS字や逆バンクに沿って、曲線的にとても広範囲に渡る観戦席であることが特長です。
逆バンク側の「D-1」から、S字コーナー側の「D-5」まで5つの常設観戦席。
そして2023年からは、「D-1」席の通路を挟んで「D 仮設席」が新設されています。
残り40分弱で、コースを逆走する形で「D-1席」から「D-5席」まで駆け抜けましょう。
まずは「D 仮設席」について。
もう仮設席ができてるのな。(写真はD席)
できてるなら、今週も解放してくれたらいいのに。 #F1jp #SUPERGT pic.twitter.com/xPidAkUK4i— K.Nakajima (@KFC0220SOARER) August 26, 2023
SNSで最新写真を見ると、高い位置なのでD-1席よりも金網被りの無い視界が期待できそうです。
なので今年は、このD仮設席で観戦することにしてみましょう!
丘の上からの視界だったE 仮設席とな異なり、目線より少し高いくらいの視界で逆バンクを観戦する形になるはずです。
高倍率のズームカメラを使えば。
奥に伊勢湾まで見渡せる、こんな絶景や写真が撮影できるはずです!
E席でチェックしたドライバーによる逆バンクのライン取りの違いも、ここでもあらためてじっくり観察してみるのも良いと思います!
たっぷりチェックして楽しんだら、D-2席方面へ歩き出しましょう。
【D-2席 移動観戦】12:02-12:05
D仮設席からD-2席はやや離れてます、でも早足で1~2分で到着できる距離です。
目の前を通るマシンは、金網被りの視界になる席が多いです。
逆バンクのライン取りの違いも、マシンを横から観る視界なので少々わかりづらいです、
ただしNIPPOコーナーへ進入するライン取りの違いは、ここが一番チェックしやすいです。
なのでそのあたりをチェックしつつ、D-3席方向へ歩いて移動しながら観戦していきましょう。
【D-3席】12:05-12:15
D-2席の終わりから、D-3席にかけて。
この絶景ポイントあたりで座りながら10分程度じっくり観戦することにしましょう。
ちょっとディープな観戦方法になるのですが。
このD-3席で、これまでの各ドライバーの走行ラインチェックの総決算となります(笑)
5コーナーの目の前に位置するこのD-3席。
その後の逆バンクとダンロップ、3つのコーナーを各ドライバーがどう一本のラインとして繋げて走行しているのか?
その全体像がハッキリ見て取れるのが、このD-3席なんです(笑)
なのでここは座ってじっくりと10分間ほど、各ドライバ―のライントレースの違いを楽しむことにしてみましょう。
でもそんなディープな見方をしなくても、鈴鹿らしい観覧車をバックにした視界や写真も楽しめたりするので!
それらを十分楽しんだ後は、席を立って地続きのD-4方向に移動していきましょう。
【D-4席 移動観戦】12:15-12:20
D-3席までで、5コーナー以降の3つのコーナーのライン取りを楽しんだ後は。
残り15分で、3~4コーナーのS字入口観戦の楽しみに切り替えます。
この時間帯になると多くのマシンが連続走行をしたり、タイムアタックの練習走行も行われますので。
F1マシンがもっともF1マシンらしく走る、S字入口を観るのに最適な時間帯になっているはずです!
この時間にココに来るために、敢えてコースを逆走してきたようなもんです(笑)
このD-4席まで来ると、これまで見えなかった1~2コーナーなど。
東コース前半部分が肉眼でかなりハッキリ見えるようになってきます。
このまま絶景を楽しみたいところですが、S字入口の3~4コーナーにできるだけ近づいて観たいので。
D-4席は足早に歩きながら移動観戦することにして、いよいよラストのD-5席へ向かうことにしましょう。
【D-5席】12:22-12:30
D-4席からD-5席は、柵など敷居があって少しだけ離れていますが。
1~2分程度で移動できる距離です。
D-5席の中でも、できるだけ1コーナー側。
【F1日本GP鈴鹿 観戦席情報】
D-5席、オススメは『 F~Gブロック上段席』。ストレートから1~2コーナーまでも見渡せて。
S字を高速で切り返すF1マシンらしい挙動を、ほぼ正面の位置から見れます!#f1 #F1jp #鈴鹿サーキット pic.twitter.com/7dzr54e7Ay— みんなでF1 (@minna_de_F1) June 17, 2022
この『F~Gブロック上段席』あたりまで移動しましょう。
管理人は、この場所が好きで好きでたまらないのです(笑)
理由の一つ目が、見晴らしが良い絶景であること。
ストレートから1~2コーナーまで見渡せる、鈴鹿の絶景ポイントの一つです。
そして理由の二つ目。
「高速でクイッ」と向きを変える、F1マシンらしい挙動を正面視界で堪能できるからなんです!
って、うまく文字では表現できなくてすみません(笑)
写真で示すと、だいたいこんな感じ。
この赤丸地点で、超高速で「クイッ」と切り返していくんです!
「これぞF1マシン、これぞ高速コーナリング」という、F1観戦の醍醐味あふれる挙動です!
この素晴らしい挙動を、真正面の位置から観れるのがこのオススメ地点なんです!
なのでここではしっかり座って、セッション終了まで15分ほど、F1マシンらしい挙動をぜひ楽しみましょう!
って、最後はかなりマニアックすぎて伝わらないですよね(笑)
でも実際に現地で観て頂ければ、管理人が何を言っているか必ず分かると思いますので。
ぜひ今年2023年、フリー走行ではこの歩き方プラン③を採用してみてはいかがでしょうか!
以上、フリー走行の歩き方③:NIPPO~S字編でした。
第4回「ヘアピン~130R 雨観戦編」も、ぜひまたチェックしてみてください!